2020年4月2日木曜日

ファミコンの表示色

 ファミコンとか遊んだことないのに何故かファミコンで表示できる色を調べてる。ナ、ナンデダロウナー……

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 このあたりにまとめて書いてある。
 ファミコンの画面について

 色々な所に色の情報が書いてあるけど、おおよそ「RGBを直接指定するものではない」といったところは一貫している(要するに、それ以外は一貫性がなく、いろいろな情報が出てくる)。

 とりあえず試しにYUV色空間で色を作って並べてみた。



 上が前述のページから拾ってきた色。下が自動生成した色。かなり近いので、パラメータの構成方法は間違っていなさそう。
 左の1列と右の3列は特殊(とりあえず左側だけ外挿、右側は透明で放置)。
 色のついている部分は、一番左(白の列)を-57度(-I方向)として、そこから1列ごとに30度インクリメント。上下は最上段が20IRE、最下段が80IRE、という感じ。ただ、色は80IREppなので、かなり過変調。
 彩度の調整は任意値なので合わせるのが難しいけど、色相と輝度は離散値なのである程度は近づけられそう。とりあえず「任意に色を選んできた」わけではなく、ちゃんと機械的に(ステップ状に)設定された色というのは確定っぽい。

 左1列と右3列が結構謎い。輝度に一貫性がない。右側は、ほとんどの情報源で黒に塗りつぶされているので推測もできない。カラーサイクルだけでも出てれば暗いとはいえ色はつくから、黒塗りつぶしならフラットなペデスタルが出てるんだろうけど。謎い。
 このあたりの話は、実機をベクトルスコープにつないで見れば一発でわかるんだけど、これだけエミュレータとか色々な話題が出ている割に、あんまり確実な話が出てこないんだよなぁ。不思議。


 右側のエリアは、例えばカラーサイクル用の0IRE/40IREpp@180degを出す部分とか、動作試験用にSMPTEカラーバーをみたいなのを出すモード用にI/Q用の部分とかを割り当てている、という可能性もある。

 ファミコンの回路図を書いてる人もいるんだけど、RF周りは1モジュールでブラックボックスとして扱ってる。RFモジュールと接続されているのがRP2C02というICで、pixiv百科にもエントリがあるくらい一般的なモノのようだ。RPの仕様として解像度やら色やらの仕様が書いてあるから、コイツがNTSCコンポジット信号を作って、RFモジュールはIF→RF変換をやってるんだろう。RFモジュールの前から信号出してレベル変換噛ませばコンポジット信号を作れるらしいし。
 んで、回路図によると、PR以降は、特に調整箇所はなさそうだ。ということは、調整用の信号を出すモード、というのは必要無いんだろうか?

 iFixitがファミコンを分解しているけど、構造部分をばらした程度。RFモジュールはシールドされててよくわからない。ただ、基板にNintendo Co Ltdと書いてあるということは、内製してるんだな。DC付近のコンポジット信号をRFに上げるモジュールっていろいろなモノで使えそうだし、汎用品がありそうなものだけど。まぁ、数が出るなら自前で作っちまったほうがいいか。
 シールドに穴が空いていて、インダクタの調整ができるような感じか? RF周波数調整するだけだろうからコンポジット信号入れる必要はないし、テスト信号が必要な調整ではないな。

 とすると、PRの右端の用途がいよいよわからなくなってきた。「将来の拡張用」とか?  こんだけキッチリ離散値で並べておいて後から増やすなんてこと考えてるわけないだろうし。1周16分割だとグレーを表現できないから12で割る、みたいな話だろうか?
 PRのクロックが6fscなのも、12と関係ありそうな、なさそうな。


 あんまり調べてるとどんどん泥沼にはまっていきそうなので、とりあえず情報収集はこのあたりで切り上げよう。。。


 色々書きたいネタあるんだけど、例のごとく割愛

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