2025年7月23日水曜日

小ネタ



 Mode-3/A/C応答受信機おいておきましょうよ~

 ラジオのノイズってのも気になるな。AMかFMか、北海道ならAMっぽい気もするけど、じゃあAMラジオの帯域まで漏れる電波って何だよ、って話だし。リンク11とか22みたいなHF帯のデータリンクならAMラジオに漏れ出るor抑圧される可能性もあるのかな?


 こういうイベントを記録するロガーってどういう構成がいいんだろうなー。SDRドングルでMode-3/A/C/Sを記録するのに、RTL2832Uなら2本、AirSpy Miniなら1本。USBカメラで映像を記録するならカメラが1-5台。ストレージはHDD1本あれば足りるはず。SSDはコストと書き込み回数の制限があるのでHDDのほうがいい気がするけど、冬の北海道みたいな場所を想定すると回転機構は避けてSSDのほうがいいかもしれない。データのハンドリングは帯域が足りるならRasPiで行うとして、DIY的にやるなら電源を別とすれば5万円くらいあれば作れそう。とはいえ、数を置こうとするとこれを製品化する必要があって、そうすると数十万円とか下手すると数百万くらい行きそう。



 宇宙の謎を追うSFミステリー『ステラーコード』8月15日発売へ。天才義妹と共に「とんでもない謎」に挑む、『イハナシの魔女』開発チーム新作 - AUTOMATON



『ゴースト・オブ・ヨウテイ』のマップの広さは『ゴースト・オブ・ツシマ』と同程度に抑えた、“密度”が重要だから。開発者にいろいろ訊いた - AUTOMATON

 対馬の面積を700km²として、北海道でその面積の円を書いてみると、結構狭いのよな。北海道の面積が8.3万km²くらいだから、100分の1未満でしかない。この範囲をゲーム内で移動できると考えるとかなり広いマップではあるけど、じゃあ北海道を舞台にしてその範囲しか移動できないとすると……

 他のオープンワールドだと、例えばデスストはアメリカ大陸を横断するけど実際の移動距離はめちゃくちゃ短い気がするし、ACSも実際のスケールの10分の1くらいだし、実在のマップを実スケールで扱う必要はないとしても。それにしたって前作の100倍以上の土地を前作と同じくらいにシュリンクさせるということは、いくらスカスカな北海道とはいえ、ちょっと密度高すぎじゃねって気もしないでもない。


「風景を楽しむための望遠鏡・双眼鏡アイテムも新たに登場します」

 ふーん……


 その点、アサクリシリーズって結構自由度高いよな。劇中劇というか、近未来(もう過去だけど)でフルダイブVRを遊ぶプレイヤーを操作する、みたいな世界観だから、イーグルアイで索敵したり、マウス右長押しで拡大するのも「そういうスキル(ゲームシステム)です」みたいに言い張れる。まあ、記憶云々とかはどうなってんねん、という気はするけど。



 Amazon.co.jp: 工作艦明石の孤独1 (ハヤカワ文庫JA) 電子書籍: 林 譲治: Kindleストア

 ハードSFだいぶ久しぶりに読んだ気がする。

 著者の名前見たことあるなーと思ってたけど、『知能侵略』『知能侵蝕』の人か。明石は'22年、知能は'24年で、明石はまだAI一辺倒という頃ではなかった時代背景かな。それでもかなりのものだけど。

 作中のロジックは結構反論できそうな気がする。たぶん著者がサイエンスというよりエコノミーとかエコシステムとか、あるいは社会情勢というか、より"人間的"な方向に強いんだと思う。その方向は(自分が無知な分野ということもあって)特に気になる点は無い。いや、おまえサイエンスに詳しいんかって言われたらそんなことないんだけど。

 著者は太平洋戦争での兵站に関する本も書いているそうで、やはりそういう方面が得意な人なんだろうな。



 List of chronometers on HMS Beagle - Wikipedia

Voyage of the Beagle-en

 イギリス海軍のHMSビーグル号が1831-1836年の地球一周の航海で使用したクロノメーターの一覧(他の航海で使用したときのリストもある)。図は航海の経路。

 22個のクロノメーターを持ち込んで、5年後に11個が生き残り、その時の誤差は33秒だったそうだ。機械式時計のくせして、アンサンブルとはいえ0.2ppmである。この航海によって経度の基準点が地球を一周したらしい。

 また、この航海にはチャールズ・ダーウィン(当時22歳)も同乗したらしい。食費として現在の価値で6万ポンド近くを請求されたそうだ。5年間の食費が1千万円かぁ…… 1800日で割れば5000円/日くらいだから、そんなに高くはないか。なんせ世界一周船の旅だしな。当時の長期航海で出るメシがどれくらい食えたものかはわからんけど。



https://www.jstage.jst.go.jp/article/pesj/43/3/43_KJ00005908150/_pdf

 1995年。ガリレオの宗教裁判とかの話。

 最後のまとめで「前述のようにホイヘンスを持って科学はじょじょに神からの訣別をはたす。しかし現在においても科学的に神が否定されたわけではない。生死の問題や宇宙のなぞが完全解明されないかぎり、神はあくまで神として多くの人々の胸中に生きる」みたいに書いてあって、うーん、って感じ。この一文を持ってして著者は宗教側の人間っぽさが透けて見える。

 科学的に神を否定することって、可能なんだろうか? 定義からして悪魔の証明だと思うんだけど。あるいは「神の証明」と言ってもいいけど。科学が宇宙の謎を解き明かして、大統一理論とか色々完成させて、「これで宇宙の始まりから現在に至るまで完全に解明できた!」と言ったところで、宗教は「計算的にはそうかも知れないけど、実際に見てきたわけじゃないよね? あなたの計算ミスで偶然結果が合ってるように見えるだけじゃない?」とか言いそうな気がするけど。宗教がすんなり観測事実を受け入れるなら世界はこんなに混沌としていないだろ、と思うのだが。



 ボーイングの民間機は開発段階でフォーメーションフライトを行う試験手順があるらしい。おそらく同型機ではなく、適当な随伴機に対してだと思うけど。パイロットにストレスを与えて、制御ループの安定性を見るのが目的だそうだ(不適切な制御則だとPIOが起きる)。緊急事態とかでパイロットに強いストレスがかかった条件を再現したいらしい。



 簡単に設置できる対空SSRって無いんだろうか。法人とか市町村レベルで設置できるMode-3/A/Cレーダ。有人安全を期待できる信頼性/精度は必要ないけど、0.1-1km程度の位置精度はほしいところ。時間分解能はそれほど必要はないけど、開口次第なところもある。回転アンテナだと機械可動部の信頼性の問題があるし、ビームフォーミングだと計算機コストの問題があるし。ただ、一瞬で通り過ぎる機体をスポット的に受信するのであればファンビームを回すのはちょっと厳しい気もする。

 マリンレーダはそれこそ個人(たぶん漁船とかプレジャーボートって個人所有もあると思うんだけど)で使っている人もいるはずだけど、対空レーダ(特にSSR)って航空管制や自衛隊以外で使ってる例はほとんどない気がする。JAXAが種子島のSLR局付近に対空レーダをおいてたりするけど、それにしたってPSRだろうし。

 個人所有の航空機に乗っているTCAS用のインテロゲータは個人所有なわけだから、SSRの設備(航空機用に保護された帯域を使用する通信機器)を個人所有すること自体は日本の法律的にも可能だろうけど、かといってそれを地上設置するのはまた別の枠組みだろうし。

 民間が運営する空港は、そこに設置している各種設備も民間が運用しているんだから、ATC SSR等も民間企業が設置できないわけではないはず。ただ、空港と一体で運用するのが原則であって個別に設置するのはまた話が違う、みたいな可能性もありえる。

 日本でも定期的に軍用機の低空飛行とかが問題になってるんだし、軍用機でも実任務でなければMode-Cリプライは返してるだろうから、それを監視するようなシステムが商品化されても良さそうなのにな。どっかのSDR開発の受注みたいなのやってる会社で作ってくれないかな。あるいは三菱電機や東芝、NECあたりでもいいけど、大手が作ると価格も大きくなりそう。



 ACS、諜報を使って指名手配(お尋ね者)を停止できるんだから、同様に指名手配に追加する機能があってもいいのにな。アクセサリーで手配地域の数に応じて攻撃力が増える物があって、全地域で手配されると防御をある程度貫通して攻撃できるから強い。全地域で手配されるには結構手間がかかって、テンポよく手配されに行かないと途中で季節が変わってリセットされるし、全地域で手配されてもファストトラベルを使うと季節が変わってリセットされるから、実質ファストトラベル禁止縛りもつく。強さの代償がかなりデカい。


 Ubiのサポートは翌週(営業日で4-6日?)に回答があった。その後は比較的レスポンスよく返事をくれたけど、PCのいろいろな情報(ハード情報とか、走ってるプロセスの一覧とか)を要求されたので、面倒になって放置してる。そこまでして遊びたいわけでもないし。

 提案された簡単な対策を試していたらゴーストリコンフューチャーソルジャーは起動できるようになった。UbiストアのPC版は日本語化されていない。昔Xbox360版で遊んでたからどうにかなるやろ、と思って最初のミッションだけやってみたけど、さすがにどうにもならなかった。ゲームシステムはある程度覚えてると思うから読めなくても遊べはするだろうけど、それでシナリオやって楽しいかって言うと、そうじゃないだろうしな。

 アサクリの初代もPC版は日本語化されていないし、Ubiのゲームは最近のゲーム以外は日本語化されてないっぽいな。まあ、最近のStop Killing Gamesに対するスタンスとか考えても、古いゲーム(日本でPC版がそれほど売れていなかった時代)のゲームをあとになって日本語化パッチ作ったりとかはやらない企業だろうなぁ。むしろまだ売ってるだけありがたいと考えなきゃいけないレベルの方針だし。


***


 久しぶりにシンプルなレンダリングエンジンを作って遊んでる。System.NumericsのVector3で座標を持っておいて、Matrix4x4で座標変換して、奥の方から順番にGraphicsのDrawLineとかFillEllipseとかに投げるだけの、簡単なやつ。


 約1分間で取得したGPSの座標(ECEF)から、平均値を求めて、そこを原点として各座標のENUを求めて、画像化。おそらく左上が北、右上が東のENU座標。グリッド(水平面)の間隔は1mのはず。視差を設定して2回レンダリングして輝度をRed/Cyanで加算しているので、赤青メガネを使えば立体的に見える。ただ、あんまり見やすくはないかな。

 とはいえ、アナグリフは人間可読性が最低限確保された深度情報を持てる画像フォーマットとして有用な気がする。赤青メガネを使わなくても、裸眼で見ても奥行きをある程度推定できる。少なくとも、複数点を比較してどちらが手前かはそこそこ判断できる。



 サイドバイサイドで書き出して、ffmpegでメタデータをつけて、YouTubeに投げてみた


 昔のYouTubeは単に左右に(or上下に)並べただけの動画を投げて、編集画面でその旨を申告すれば3D動画として扱ってくれたはずなんだけど、最近はmp4かWebMでメタデータをつけてやらないとだめらしい。

 ffmpegで-aspect "1:1" -vcodec libx264 -x264opts "frame-packing=3"みたいなオプションを追加する。YouTubeは投げられた動画のアス比で出力するっぽいので、単純に左右に並べた動画を投げる場合は-aspectで上書きしておく必要がある(今回は元画像が正方形なので1:1を指定)。もしかしたらアス比はパッキングモードで設定すればいいのかもしれない(1がSBS、2がTAB、3がSBSハーフ、4がTABハーフ、とか?)。ただ、ググってもそのあたりの情報が見当たらない。試行錯誤するのも面倒なので、今回は場当たり的に対応した次第。

 YouTubeに投げる場合はサイドバイサイドで出力しなきゃいけないけど、デバッグとかで使うときはアナグリフに焼き込んでAPNGで出力している。数フレーム程度なら妥当な処理時間で出せるけど、さすがに360フレームとかだとそれなりに時間がかかる。


 動画にすればだいぶ立体感が得やすいけど、とはいえ描画コストがなー。動画化するならちゃんとしたエンジンを探すほうが良さそう。


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 7個の衛星から、2重差基準用の1個と、独立な3個2組から、2種類の格子点を画像化

 緑丸の場所で格子が接近しているけど、ただの偶然のような気もする。

 サンプルを取ったときに2個のアンテナの位置関係を計測したわけじゃないから正解値がわからないけど、それでももっと高低差は少なかったはず。格子点が3組作れればもっとはっきりするんだけど、それには双方で共通の10個の衛星が見える必要がある。どうしても足りないなら別の組で衛星を共有することもできるけど、そうすると共通な平面ができるから、接近しているか否かの判定が難しい(1軸の自由度が減る)。


 こういう図にしても、マーカーが多すぎて結局わけわからん。

 映画『アイアンマン』(2008)でトニー・スタークがCADで不要な部品をまとめてジェスチャーで囲って捨てたりするシーンがあるけど、まさにあんな感じのやつがほしい。まあ、あらかじめ点群をリストに持っておいて、別グループとの距離が一定以上離れているマーカーは描画しない、みたいなロジックを組めばいいんだろうけど。


 一部のパラメータを変えたら予想と違う挙動をするし、そもそも根本的に考え方を間違えている気がする。

 あと、今思い出したけど、PLLでキャリアロックしたときにBPSKの曖昧さを除いていない(NAVはビット反転を意識せずにデコードできるし、SBASもFECはビット反転を意識する必要はない)から、そのあたりも対応する必要がある。

 まずはPLLの作り直し(フレーム同期で180度の曖昧さの除去)かな。その後で、位置関係をある程度把握した状態でアンテナを配置して受信し直して。


 北海道はしばらく暑い予定なので自室(直射日光が入る&PCの排熱がヤバい)でプログラムの改修とか、あるいは野外でのサンプリングは、やりたくないなぁ。


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