2,3日先だと思っていた冷蔵食品が数分前に消費期限を迎えていて驚いたり、4ヶ月位先だと思っていたクッキーの賞味期限が7月とか書いてあってびっくりしたり、よく見たら来年の7月で改めてびっくりしたり、そんな夏の深夜。冷蔵食品の消費期限が10分/binなのすげーな。そんなの保管環境によるだろ…… 密封というほどではないにしろシュリンクでキッチリ包んであるからある程度寒ければ環境依存はあまり大きくないのかな?
今年はここ数年で経験していないような暑さ。熱くて部屋にいられないとか体感10年ぶりくらい。かと思えば窓を開けると肌寒いような深夜もあり。熱環境厳しぃ。。。地球さん熱容量もう少し大きくあれ。大気中に水分を大量に供給すれば熱容量は増えそうだけど、温室効果も凄まじそうだなー。
ということで、今週は体感的にはほとんど何もやってない一週間。
  
米空軍の士官学校はさすがやでぇ……
EDMの電源キット
  
市販の3Dプリンタにエクストルーダーのかわりに取り付ける。
別の動画によると、電源モジュールに外部から24Vを突っ込むと放電を行うらしい(EDMの電源はコンセントから)。この24Vは「専用の電源を用意してね」とのこと。3Dプリンタの電源とかを流用すると誤動作するぞ、と。まぁ、EDMは電源ノイズやばそうだもんねぇ。おそらく当初はエクストルーダーのヒータ電源とかを使ってGコードから制御することを考えていたんだろうな。
北朝鮮「軍事偵察衛星打ち上げ失敗」 内外のミサイル専門家の見方(高橋浩祐) - エキスパート - Yahoo!ニュース
すべての落下物(3グループ)が事前に設定した範囲の外側に落下。
防衛省の図が正しいと仮定して、ざっくりした感覚だと、落下範囲の設定がかなり狭いような印象。JAXAがH-IIAを打つときに事前に公表している落下予想範囲はこの図よりかなり広い。JAXAは安全目に振っているから広くなりがち、としても。
撃てば落下地点が公開されるのはわかってるだろうし、「ちゃんと警戒区域に落としましたよ」と言い訳できる程度に広めに設定しても良さそうなのに、なんでこんなに狭いんだろう? 事前に設定した範囲に落とせないならなんのための警戒区域の設定なんだって話になるし。打上の事前の通知の手続きを行ったというという言い訳のために適当な範囲を設定して出しているのであれば、落下地点が範囲内か否かを見分けて成功か失敗かを判断するのは無意味になってしまう。
車載ヘッドライト向けマルチピクセルLED:ams OSRAM EVIYOS 2.0 - EDN Japan
見方を変えれば解像度320x80pxの超高輝度白色プロジェクタ。
YouTubeでバットマンのスポットライトを作ったりしているYouTuberがちらほらいるけど、このチップが工作界隈に流れてくると色々遊び方出てきそう。
現代の感覚からすれば320pxってかなり解像度低いけど、ファミコンの2割増しと考えればだいぶ表現力は高い。単色とか、縦解像度は3分の1とか、いろいろ厳しいけど。あとは、LCDのバックライトとして使ったら超高輝度なローカルディミングディスプレイとか作れそう。LCDが耐えられない可能性が。。。
Amazon music、試聴できないのマジで謎なんだよなー。「このアーティストの曲は試聴無しで絶対に買う!」以外の、「少し気になる」程度の曲を購入する導線がない。
YouTube premiumに入っているので、最近は音楽は全部こっちで聞いていて、amazonは全く使っていない。YouTube MusicはYouTubeに置いてある動画とかも検索に引っかかるので検索性はあまり良くないけど、Amazon musicの方は試聴ができない時点で検索性以前の問題なのでなぁ。
工具研削機能が載った5軸マシンとかってないのかな。例えばテーブルの片隅に研削ホイールのモーターを載せたりする感じで。工具マガジンには市販の工具に追加してHSSの丸棒を入れた焼き嵌めホルダを積んでおいて、加工に必要な特殊形状の工具をその場で作成する。ダイヤモンドを入れた工具も積んでおけば、ホイールも都度必要な形にドレッシングできる。理想的には、エンドミルとかをマシンに搭載した状態で研削するから、工具の振れは最小限になりそうだけど。
工具がHSSだと硬い材料には刃が立たないとか、マシニングセンタの稼働率が悪くなるとか、いろいろデメリットあるんだろうな。少量しか使わないなら外で工具研削すればいいし、大量に使うなら工具もロボットで交換できるだろうから、それなら外部での研削も自動化できるし。
将来の低圧宇宙環境(e.g.月面)で使用するための宇宙用缶コーヒーという空想。
缶が2部屋に分かれていて、片方にコーヒー粉、もう片方に水が入っている。缶を加熱すると水が沸騰し圧力が高まることで、部屋を分離しているラプチャーディスクが破裂し、水(熱湯)がコーヒー粉と触れる。コーヒー粉は真空やGN2雰囲気等で保管できるから、新鮮な粉を使用できる。缶(圧力容器)の中で調理するから、低圧環境でも高い水温でコーヒーを淹れることができる。
ただ、缶を温めると水と粉が常に接するから、煮出す時間を管理できないのが欠点。メッシュで区切って圧力で粉側に流入、気液分離デバイスで管理、みたいな方法もありそうだけど、難しそう(粉やメッシュの表面張力が勝ちそう)。一定時間が経ったら水側を外側にして腕で振って遠心力で分離させる、みたいなところが落としどころかな。今度は熱々の缶をどうやって手で持つんだ、という問題が出てくるけど。
あと、原理的に、というか、要求として沸点より高い温度で調理するから、開封時に一気に沸騰して噴出する問題もある。一定時間が経ったら缶を水で冷やして冷却してから気液分離して飲用パウチに移す、みたいな感じになるのかな、結構面倒くさい。加熱・冷却・気液分離を自動で行うような専用の機械を作るみたいな感じになるのかな。月面ホテル用の缶コーヒーの自動販売機か……
結局、コーヒーマシンを作ってパウチに出すような機械を作る方が楽になりそう。
暗闇のAnkerMake M5
上が可視光、下が可視+IRで撮影。IRのLEDがかなり明るい。
Crew-7打上げの翌日、27日早朝2時半頃にISSのパスがあったので、試しに撮影。準備時点ではギリギリ晴れてたけど、通過頃にはかなり雲が出てきて、結局雲の切れ間から一瞬うっすらとISSが撮影できた程度だった。とはいえ、収穫も色々。
去年の姿勢決定ソフトの作りかけのやつを久しぶりに使ったけど、肉眼で見えないほど暗いパスでも待ち受けてモニタを見て追尾できる。一度逃すと二度と捕捉できないけど。まぁ、ISSは晴れていれば肉眼でもガッツリ見えるしね。雷の閃光が見えるような曇天で衛星を撮影しようなんて考えが悪いだけで。
あと、試しにf910mm+APS-Cとf250m+35mm(ミラーレス)を同軸に載せてみた
さすがに重い。ありあわせのブラケット等を組み合わせているから、一部は力を加えると多少歪む。
APS-CはSDカードにしか保存できないけど、35mmの方はUSBで転送したりHDMIからUVCでPCに取り込んだりもできるから、ミラーレスの方をSTTに使って、APS-Cの方を撮影に使ったりもできそう。
ミラーレスの方はもちろんライブビューで見れるし、肉眼よりもはるかに明るく見えるから、これで大まかに衛星を狙ってAPS-C側を撮影する、みたいなことができる。f=250mmの視野でも数秒から数十秒に1個のペースで衛星が見えるし、f910mm/F11でも多少暗いとはいえちゃんと写る。さすがにAPS-Cにf910mmは視野が狭いので、ピッタリ視野に入れるのはかなり難しいけど。あと、手動で動かすのでどうしても振動が減衰しない。f910mmでは明らかに直線運動と円運動を重ねた形で写る。
ただ、視野に入れるのが難しいというのはLEOの比較的高速な目標を、気休め程度のブレ対策にセルフタイマー2秒で、シャッタースピードの半分を加えておよそ5秒後の位置を予想しなきゃいけないのが大変なのであって、移動の遅い物体、例えば静止衛星とかであれば、時間的に余裕がある分楽そうな気がする。もっとも、GEOの場合は今度は広角の方でもライブビューでは見えないはずだから、また別の苦労がありそうだけど。
あと、f250mmとf910mmを同軸で使うメリットとして、2台のカメラの時計を十分な精度(2秒程度、後処理で時刻差をオフセットするなら任意の量)で同期しておけば、f250mmの画像で慣性空間での姿勢を決定し、その姿勢を初期値としてf910mmの姿勢を決定できるようになる。画角が狭くなると姿勢決定の処理が重くなる(実際にはLUTが巨大になりすぎる?)が、先にf250mmで大まかに姿勢決定して、その姿勢とf250mm/f910mm間の姿勢を加算してから最終的に誤差を追い込む、みたいにすれば、かなり軽量かつ高精度に姿勢決定が行えるはず。
例えばAPS-Cにf910mmをつけると画角は横1.4度くらいで、解像度が4500px程度とすると、角分解能は5urad位になる。慣性空間に対する静止衛星の方向を数十urad程度で決定できるようになる。まぁ、それでも4万km先で400mくらいの誤差になるわけだが。もう少し良い望遠鏡を使ってf2000mmで仮定しても200m程度にしかならない。SLRのレンジ方向に比べて4,5桁くらい精度が悪い。
試しに撮影した画像
f910mmF11 + APS-C、5s、ISO12800。若干曇っていた。焦点距離が長いので5秒程度でも恒星が流れる。
2つの衛星はどちらも左側から通過していて、セルフタイマー2秒で撮影していたが、露光時間の前の方で写っていた右下の衛星は揺れているのに対して後半で写った左上はかなり直線上になっている。つまり手を離してから5秒程度で振動が十分に減衰するらしい。10秒近く先を予想して向きを微調整しなきゃいけないのは大変そうだ。経緯台の弾性もあるから狙ったところにピッタリ止まってくれないし。
ライブビューのレチクルに放射状の表示ができれば、直線運動する物体をその線に乗せるだけで中心点を通る向きに向けられるんだけど、そういうモードは無い。SDカードに保存したPNGを画面にオーバーレイ表示する、みたいな機能があれば便利そうだけどなぁ。
9月9日0時(JST)頃にETS-8が東経143度付近を通過するから、試しに狙ってみようかな? 傾斜軌道の南端付近、仰角が30度台前半なのでちょっと低いけど。21時頃なら月が上がってくる前だから、天気さえ良ければ。
22nd International Workshop on Laser Ranging - YouTube
Omni-SLR、2021年頃までしか情報出てこないからどうなってるんだと思ってたら、'22年11月にいくつか動画が投稿されてた。/* なんで360p…… */
システムコスト600-700万円くらいを目標に、自転軸を垂直に立てたVixen AXJに送受2本の鏡筒を積んで、Ajisaiを30秒の観測で2mmの精度を想定。「うまく動いたらオープンにするよ」とのこと。当面はクローズドで作業するのかな。まぁ、日本でSLRシステムをオープンにしたところでね……
AXJはISSの追尾もできるみたいだから、LEOのSLRターゲットも追尾できるのかな? JAXAがMt.FUJI等の低コストSLRターゲットを開発しているから、それらと合わせて使えたら便利そう。400kmくらいのLEO向けなら距離が短い分で感度を稼いで光学系を小型化できそうだけど、そういうところだとmini-Mt.FUJIみたいに小型化されて地上側のゲインは一定みたいな設計になってそうだな。
軽めに収まればUHFの8エレくらいは乗りそうだし、小型衛星のSLR観測に加えて簡単なHKのダウンリンクとかにも使えそうだけど、光学システムの精度だからRFに使うにはシステムコストが高いのが難点。小型衛星に光ターミナルが乗るようになれば日本各地のOmni-SLRにも光通信機能をレトロフィットしてサイトダイバーシチで運用するみたいな流れになるのかもしれないけど。
PXI 製品により、ロケットからのRF 信号の長時間記録と再生に成功 - NI
2013年頃の話。テレメロックオフの原因解析。スペアナの画面を録画したりとかいろいろやったけど原因が分からず、RF信号に近い情報を解析したいという要求。ベクトル信号アナライザでRF信号をIQで取り出して、6TBのRAIDストレージに15分間のデータを保存し、ベクトル信号発生器で再生する。ストレージを増やせば記録時間も伸びる。
6TB/15min=6.66GB/sくらいだから、8bitIQとして3.33Gspsくらい。ほんとにそんなに取れるんだろうか。RAIDの書き込み速度が750MB/s、バス帯域が250MB/sらしくて、全然足りないじゃねーかというのが気になるけど。テレメだけ受信するなら数十Msps程度もあれば十分なはずなのに、なんでそんなに広いんだろう。6TBというのはあくまでもストレージのrawキャパシティで、実際の打上げで使うのはその中の狭い領域、ということなのかな。試験時とかのIQデータも保存しておいて、後で必要なときのデータを呼び出せるように、みたいな。
原因の結論は書かれていないけど、感触としては噴煙によるマルチパスが原因ではないか、とのこと。
宇宙機ってほとんどマルチパスフリーな伝搬環境で、そのおかげで衛星放送でもPSKみたいな変調速度の早い方式を使っているし、MIMOみたいなマルチパス伝搬に依存した通信方式が苦手なわけだが、打上げ時(特に噴煙とRF伝搬経路が接近している点火直後)はマルチパスが多い環境らしい。かといってOFDMみたいなマルチパス耐性の高い方式を使おうにも、高加速度環境ではサンプル同期が厳しそうではあるが。
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