2015年3月8日日曜日

PDS5022Sの画像を保存する

僕が使用しているオシロはPDS5022Sという、2ch100Msps(25MHz)のオシロです
このオシロはUSBでPCと接続することにより波形を保存することが可能です
が、背面にあるUSB端子はタイプAメスが使用されています これは一般的にPCなどのUSBホストに使用される端子です(おそらく当初はUSBメモリに波形を保存しようと思っていたのでしょう もしくはファームウェアをハイグレードにした物はプリンタとかが使えるのかもしれません)
タイプAオス-タイプAオスのUSBケーブルは一般的に市販されていないため、自分で作る必要があります
が、USBケーブルをばらすのも面倒なので、アダプタを作ってみました

作ったと言っても、見てわかるとおりにブレッドボード用のUSBコネクタを接続しただけですが

これでオシロと接続することが出来ます またブレッドボードでUSBを扱いたくなった時にも使用できます
コネクタの向きは画像の通り、裏表を逆にする必要があります さもないとUSBの+とデバイスのGND デバイスの+とUSBのGNDが短絡します


さて、波形の保存方法ですが、OWONのソフトウェアを使用します

歯車が2個並んでるアイコンの横 円筒?と右向きの矢印のアイコンが波形取り込みボタンです
画像内ではCanselと表示されているボタンですが、波形取り込み前はStartと表示されているので、そのボタンを押せば波形の取り込みが始まります

オシロの操作パネル左上にあるMENUSのDISPLAYボタンを押すとこのようなメニューになります
この中のCarryがBitmapになっていればオシロの画面がそのまま転送され、Vectorsになっていれば波形データが転送されます 上記画像ではBitmapになっています(Vectorsでは波形データの転送で、画面をキャプチャして転送することは出来ません)


波形を読み込むとこのようになります オシロ上では波形は太い線で書かれますが、こちらでは1pxで表示されるため、細かい変化が見やすくなっています
電圧カーソルや時間カーソルなどを表示したり、演算機能も使用できます

ファイルメニューのSave Imageをクリックすると画像を保存することが出来ます
スケールは表示されないので、何らかの方法で記録しておく必要があります またソフトウェアで表示した画像そのままの保存となるので、解像度が常に一定とは限りません

読み込んだ波形/画像はデフォルトでは実行EXE以下のフォルダに保存されます
読み込んだデータはCドライブ直下がデフォルトのようです ファイルを読み込む前のダイアログで保存先を選択でき、またファイルを読み込んだ後はソフトウェアの左下にファイルパスがあるので、そのあたりを探してください

波形データは*.binで保存され、フォーマットは OWON製デジタルオシロスコープ PDS5022を買ってみた。#オシロのバイナリデータの解析 に表があります
ただこの表ではCH1とCH2が両方共有効な(CHn SETUPメニューでChannel ONになっている)時しか適用されません
CH1しかONになっていない場合はCH1のデータのみしか無いし、CH2しかONになっていない場合はCH2のデータしかありません

バイナリデータは上記リンクのCH1の表の0x00-0x09までがヘッダー CH2の表のフォーマットが1個または2個含まれる という感じです
バイナリデータの解析を行う場合はその点に注意する必要があります


とりあえず、今日はここまで…