2012年9月18日火曜日

熱電対でホームベーカリーの温度プロファイル

熱電対を入手したので
ホームベーカリーの温度プロファイルを採ってみました

使用した熱電対はこれ
スイッチサイエンスの黄色い熱電対です
これは-200℃~+1350℃まで測れるというもの
ただ 僕が試した限りではノイズなどが多く 数十℃の誤差を覚悟するべきものでした
(たぶん電源周りの問題ですが)

また熱電対の他に低温向けの温度センサも使用しました
-40℃~+125℃までをアナログで出力するものです
ただし今回は配線長の長さ等によりノイズが大量に入ってしまいました

これらのセンサはmbedを使用し
mbed内のメモリにTXTとしてカンマ区切りで書き込んだ後
PCでCSVに拡張子を変更してからエクセルでグラフ化しました

得られたグラフは↓

外部温度 が9700を筺体壁面に貼りつけた温度
絶対熱  は熱電対と補正値を足した温度
相対熱  は熱電対単体
補正熱  が熱電対IC内の温度計から得られた温度
補正後  が絶対熱+20 です

熱電対は-20℃程度ドリフトしていたように感じたので
+20としました

ただ 20℃はちょっと大きかったかな と思ってます
赤と水色の間程度がちょうどいいかもしれません

熱電対は ケースに↓のようにカプトンテープで貼り付けました

熱電対先端は左下側にあります


この図を見る限りでは
前半に撹拌/発酵
中盤で焼いて
後半は冷めているだけ という感じのようです
中盤で温度がギザギザになっているのは
20℃程度のヒステリシスのあるサーモスタットを使用した結果と思われます

中盤の温度が2段階になっているのは
まず外側を焼きあげてから
中をじっくりと焼きあげる と予想されます

また外部温度は
最大で50℃を超えていますが
それ以降も内部温度は上昇しているため
ある程度の温度で安定していると予想されます


ノイズ等は多いですが
最初の動作確認という意味では成功だと思います

ストリナで売ってる熱電対(ICは同じ)も買ってみたので
次はこれも併用してみたいと思います

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