2016年6月9日木曜日

MS FSXのAcceleration

MS FSXのAccというと日本では「栄光の翼」という名前の拡張パッケージがあるが、そっちではなく。

やっとFSXのAccが理解できた気がするのでちょっとまとめ。



赤がX、緑がY、青がZとなっている。上下は1m/s / divくらいのはず。横軸は書いてないですが、1秒で10ピクセルくらいです。
飛行内容としては、滑走路の端にウルトラライトを出して、滑走路上でちょっと浮かぶだけ。そのためX軸(横方向)にはほとんど加速度が発生していません。
青は機体前後軸で、加速時に下向き、減速時に上向きに表示されています。グラフの左側、滑走開始時は下向きの山があり、グラフの右側、ブレーキを掛けた時は急激に加速度が大きくなり、減速に伴い加速度も減っていきます。そして完全に停止すると前後方向は0になります。
緑は機体上下軸で、おそらく下方向が下に引っ張られる向きです。離陸直後に若干加速度が有り、慌てて気体を水平に戻して上向きの加速度が発生しているんだと思います。ただそう考えると着陸時に下向きの強烈な加速度が発生しているのが腑に落ちませんが。
さて、上のグラフの右側、着陸後の加速度を見てみると、すべての軸でほぼ0m/sです。僕らが一般的に計測器で計測した加速度は静止時でほぼ9.8m/sですから、何らかのオフセットが有るんだと思います。と思い込んでいてハマりました。FSXから出力される加速度は、「実際の」加速度を表していて、重力加速度は含んでいないようです。もしかしたら重力加速度を含んだ値を取れるのかもしれませんが、3種類のAccでは獲得できませんでした。

本当にこのグラフが正しいのかは不明ですが、飛行時の動きと考えるとそんなに大きく外しているわけではないようです。

あとはHexapodを作れば、ちゃんと動くフライトシミュが作れます。youtubeだと結構な人数がHexapodに載せてるけど、国内だとどうなんだろう。国内勢は本物のコックピットを再現することで頭がいっぱいな印象ですが、誰かやってたりするのかな。

Hexapodだと高周波の振動は作れますが、低周波の動きは不得手です。ドライビングシミュレータだと3本のアクチュエータで水平のXYと上下軸の回転を作っているものも有るようです。そのテーブルの上にHexapodを載せて、低周波と高周波を振り分けて車の動きを再現しているようです。
ディスカバリーだったかナショジオだったかで、確かスペースシャトルのフライトシミュを紹介していた時に、巨大な縦横のステージを作り、そこで上下左右に動かしているのを見たことが有ります。航空機の場合は前後はあまり重要ではなく、コックピットを前後に傾けて上下に動かせば擬似的に前後の加速度も再現できるので、そういう形になったんだと思います。
でもまぁ個人で作ろうと思えばHexapod単体使用あたりが良いと重いますが。と言っても人間が乗れるHexapodって相当な規模だろうなぁ。。

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