結論から言うと、今のところ完全に実用な状態にはなっていない。
とりあえず最低限必用なのはいくつかのマクロとかを定義してやる必要がある。
__STATIC_INLINE, __IO, __Iが必要になる。__Oは使われていないがとりあえず定義しておいた。
それとuint8_tとかはstdint.hで読み込む必要がある。ただし32bitについてはVisual Studioに付属しているstdint.hには定義されていないので自前で定義する必要がある。ただこのあたりが非常に面倒で、エラーチェックではuint32_tが定義されていないが、includeで読み込まれるstdint.hにはuint32_tが定義されている。ということで多重定義とか面倒なので、#defineで定義しておくことにする。
そして__STATIC_INLINEだが、これはstatic inlineと定義されているが、Visual Studio的にこの修飾子は嫌がられるらしい。Visual Studioではビルドはせず、単純に構文が正しいかのみをチェックするので、とりあえず空のdefine定義を追加するのみとしている。
あとはメイクファイルプロジェクトでインクルードパスを設定してやればエラー類は出ず、コード補完もちゃんと使うことができるし、構造体のメンバの型をマウスオーバーで表示することもできる。
ということで一応Visual Studioで書いたりはできるようになったわけだが、Visual Studioでビルドすることはできていない。またmakefileで定義しているマクロも読み込んでいないから、例えばMPUを指定していないというエラーが出たりしている。
Win10のAniv UpdateでBoUoW10が追加され、Bashでmakeコマンドとかが一通り揃ったことから、Win10でARMの開発環境を構築するのはかなり簡単になった(apt-getでgcc-arm-none-eabiをインストールするだけで終わり)。Visual Studio CodeではBashを使えるようになったらしいし、こっちを使えばいいのかも。
あとAniv Updateつながりでもう1つメモ。Bash on Ubuntu on Windows 10ではdfu-utilは使用できない。インストール自体は問題なくできるが、libusbが使えないため。ということでJTAGデバッガを使うか、Windowsのdfuwを使用することになる。なぜかウチのWin10のコマンドプロンプトはほとんどのexeを起動できないため、dfuwのGUIラッパーを作ったりしているわけだが、それはさておき。
やりたいことはあれやこれやと色々有るのだが、なかなかそっちまで手が回らない。
#include <stdint.h> #ifndef int32_t #define int32_t __int32; #endif #ifndef uint32_t #define uint32_t unsigned __int32 #endif #ifndef __STATIC_INLINE #define __STATIC_INLINE #endif #ifndef __IO #define __IO volatile #endif #ifndef __O #define __O volatile #endif #ifndef __I #define __I volatile const #endif
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