2017年2月28日火曜日

超音波風速計 べくとるえんざん

グラフだけ見せられても何が何やら、という感じですが、超音波風速計にENUの軸を割り当て、それぞれの方向から風を当てるとちゃんとそのように出力されました。若干クロストークがありますが、風の軸が正確にわかっていない(シロッコファンを未整流で使ってるので軸が乱れてる)こと、そもそもの形状が乱流を出しやすそう、といった理由によると思われます。
 今のところ、軸ごとに双方向の平均で音速・差で風速を計測しており、音速から気温を換算しています。風速はそれぞれの3軸ベクトルとしてセンサの向きに回転させ、3軸分を加算してENU(East North Up)としています。

 一般的なお椀型の風速計は回転数と風速の換算値を何らかの形であらかじめ計測しておく必要がありますが、超音波風速計の場合は風速と時間が簡単な計算で換算できるため、未校正でもそれなりの数値になっています。とはいえどれくらい正確なのかはわかりませんが。

 現在はほぼすべての計算をPC上で行っているので、あまり実行速度は考慮していません。とはいえ、3軸ベクトルを1軸あたり2回ずつ回しているので、1回分の計算はかなり高負荷だと思われます。このままマイコンに移植するのはやめたほうが良いと思いますが、かといってどう処理すればいいのやら。やっぱり浮動小数点演算ができるF4を使うべきなんじゃないかなぁ(今更。


 でも、やっとENUの3軸で出せるようになったので、最低限「風向風速計」と言えるようになりました。少なくとも、「風速計」や「風向計」よりはマシだと思います。ちゃんと校正しないとだめですけどね。それはこれからの課題ということで。

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