2017年3月5日日曜日

NTDSのアイコン

 気分転換に、海軍戦術情報システム(NTDS: Naval Tactical Data System)のアイコンをC#で描いてみた。
 



 一応wikipediaの画像を参考にしているが、機械的に書いてるので変なアイコンがあるかも。例えばwikipediaの画像では地上目標は移動方向・速度の線は無いし、中立の魚雷やらミサイルとはなんぞや、という話になる。でも最近だとPAC-3なりTHAADなりIron Domeなり、防衛手段としてのミサイルはあるから、中立でもミサイルは使うかも?

海軍が艦上で使うために作ったアイコンなので、基本的に水面上の物体は上下に線があり、海面より上は上側だけ、海面より下は下側だけ線が書いてある。
 水上目標(SeaSurface)は上下に線があるが、Aircraft(航空機)やMissile(ミサイル)、Helicopter(ヘリコプター)は上側にしか線がない。一方、Submarine(潜水艦)は下側にしか線がない。Torpedo(魚雷)とLandSurface(地上目標)はちょっと特殊だが、魚雷は対水上目標なら水面付近を移動するし、対潜水目標なら比較的水深の深いところを移動するから、水面か水中かをアイコンで判断するな、ということだと思う。地上目標はまぁ海軍の管轄からは違うしてきとーに書いたんじゃないだろうか。もっともらしい理由を考えるなら、どうせアイコンは地図と一緒に見るんだから、地上と水上は区別して考えるはずで、明らかに他のアイコンと見間違えるものでなければ良い、ということだと思う。

 斜め上に伸びてる線は移動方向と移動速度を示している。もしかしたら本来はn分後の予想位置とかかもしれないが、そこまでは調べてない。潜水艦とか低速な相手の動きがわかるようにするには、10km/hとか20km/hでもちゃんと線の方向がわかるくらいの長さが必用だが、逆に超音速戦闘機だと1300km/hとかになるし、超音速対艦ミサイルだと4000km/h前後となる可能性がある。ということは速度によって長さが500倍くらい変わるので、例えば10km/hを20ピクセル分の線で書くと、超音速対艦ミサイルでは1万ピクセルくらいになる。海軍がRetinaディスプレイを採用、みたいな流れもあるのかねぇ。少なくとも民間人が使ってる安物のFHD液晶とかよりは高解像度なんであろう。

 ちなみに、こんごう型のCICでもコレに似たアイコンが使われていたので、最近の艦はだいたいこんなアコンを使ってるんだと思う。
 米軍はほとんどの戦闘艦がイージスシステムを使っているが、最近では沿海域戦闘艦とかもあるし、日本ではイージス艦は少数派なので、「イージス艦に配置換えになったらイチからアイコンの種類を勉強し直し」というのも都合がわるいので、たぶん他の艦の表示でもNTDSアイコンが使われてると思う。


 ハイスクールフリートとか、バトルシップとか、ああいう感じで真面目に操艦指揮をするゲームがやりたい。TCGとかお呼びじゃないんじゃよ。

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