2017年9月3日日曜日

アンドロメダ銀河






 運良く晴れてたので、アンドロメダ銀河を撮ってみました。
 上から動画からキャプチャ、動画変換後、変換後のヒストグラムを操作、撮影中、静止画で撮影、という感じです。
 動画はISO20万、シャッター1/4で5分ほど撮影しました。静止画はISO10万、シャッター4秒です。
 さすがにISO20万だとノイズは相当なもんですが、平均後はかなりノイズが減っています。とはいえあんまり綺麗に写ってないですね。SNRが改善してNFが下がったことによって暗い部分も浮き上がってきてはいますが、なんともイマイチな感じ。
 ISO10万で4秒だと、ノイズは多少改善しますが、星はかなり流れています。銀河は全体的に明るいのであんまり流れてるのはわからないかな。あと動画と静止画では撮影後の処理が違うので、静止画はさらに綺麗になってる感じ。動画で撮影するより、1/5sec, ISO40万くらいで2万枚くらいインターバル撮影したほうが良さそう。天体ならサイレント撮影でも充分だからシャッター機構の寿命も気にしなくていいし。問題はインターバル撮影ができないことだけど。


 動画処理後であんまり明るくならないのは、8bitにスケーリングする際に他の星が明るすぎるためというのが大きいと思いますが、もともとの輝度が低いというのも影響しそうです。ISO20万でここまでノイズ減らせるなら、ISO40万でも良いかも。
 あと雲が出てきたので5分ほどで撮影を終了しましたが、コンディションが良ければ20分位撮影したかった。
 全部で7500フレームくらいですが、合成は1時間程度で終了していたようです。8時間位かかるかなと思って寝てる間に回してたんだけど。。これは望遠鏡で拡大したことにより恒星が疎になり、ラベリングやマッチングの負荷が軽くなったのが要因かもしれません。20分の動画でも同じような密度なら4倍ですから、4時間で済みます。感度を上げて恒星が増えれば処理時間も増えるでしょうが、それでも8時間もあれば終わるはずです。

 あとはパターンノイズがかなり気になります。左側上下や、フレーム上下左のピンク色は熱雑音によるものだと思います。ランダムな位置にあるピクセル単位のパターンノイズは合成中に除去されますが、面積の大きいパターンノイズは除去しきれないので、これは何らかの対策が必用そうです。


 とはいえ、5万円の入門用天体望遠鏡(8cm手動経緯台)でここまで撮れるのは面白いです。1分位の間隔でだいたいの位置に合わせれば良いので、完全手動追尾みたいな苦労もないし、ライブビューでも銀河が見えるので位置を合わせるのはとても楽だし。
 でももうちょっと改善の余地がありそうなので、なんとかしたいところ。
 ま、市場にあるソフトウェアを使えば簡単にもっと綺麗にできるんでしょうが、目的は天体写真撮影じゃなくてソフトウェア作成なので、こんな調子で。

0 件のコメント:

コメントを投稿