2018年5月12日土曜日

ペパクラAIM-9/AIM-120

 AIM-9のペーパークラフトを作ってみた。
 Luaスクリプトで図形を書いて印刷できるソフトウェアを作っているので、AIM-120はスクリプトで書いた。AIM-9も似た形なので、スクリプトを流用できる。


 下が前に作った1/5スケールのAIM-120C/D live ammo、上が今回試作した1/5スケールのAIM-9M。今回は試作なのでフィンは2組4枚しか作っていない。
 AIM-9Mの動翼(前側)は、実際にはくびれた形状だが、スクリプトの関係で今回はくびれのないデルタ翼になっている。
 フィン(後ろ側)はクリップドデルタなので、簡単につくれる。が、ローレロンとかは作れていない。そのあたりは追々。

 AIM-9Mの図面は、なぜかロシア語サイトに詳しい寸法が入った図があった。ロシア語に翻訳されているから、寸法もミリメートルになってる。注釈は全く読めないけど。


 実際のAIM-9とAIM-120の写真を見てみると、確かにこれくらいのスケール感なのがわかる。長さはAIM-120が12ft、AIM-9は9.3ftなので、1.3倍くらいしか違わない。
 直径では、AIM-120が7in、AIM-9が5inで、こちらも1.4倍程度。ただし、円の直径での1.4倍は面積で2倍の差になる。
 実際には、AIM-120C/Dは356lb、AIM-9Mは188lbで、約1.9倍の差になる。直径で2倍、かつ長さが短いので、AIM-9はもっと軽いはずだが、若干密度が高い。

 こうしてみると、AIM-9のフィンが異様に大きい。AIM-120C/Dのウイングスパンは19in、AIM-9は25inなので、120C/Dに比べて9のほうが幅が広い。
 AIM-120C/Dのデルタ翼を切り落としたのはF-22のウェポンベイに入るように、という事だが、逆に言えばAIM-120C/Dより幅が広いと、ウェポンベイに6本入れることができない。つまり、F-22のウェポンベイにAIM-9Mを6本入れることはできない。まぁ、ドロップランチャーでAIM-9Mを撃てるのか(撃つ意味があるか)という問題があるが。
 F-22のウェポンベイに9Xを入れたら、空対地ミサイルとして使用できる、という利点はあるかもしれない。地上車両や小型ボートを攻撃できるから、SDBと似たような使い方ができ、かつ、GBU-39 SDBと違って、外部からの支援の必要なく移動目標に対して攻撃することができる。そして、9Xは元々がAAMだから、自衛用にも転用できる。ま、それこそ「意味があるか」という話になるが。ただでさえ高コストなF-22を空対地攻撃専用に割り振るには、ねぇ。

***

 5分の1スケールのAIM-120はそれなりに大きくて、愛でていても楽しいのだが、大きさがいまいちわからない。ということで、試しに7分の1スケールのAIM-120を作ってみた。


 同じスケールの人間(身長約170cm)と比べてみると、かなりデカい。
 長さが人間の2倍くらいある。アニメキャラは身長は忠実だけど、太さ方向はあんまり実際の人間に忠実ではないので、そのあたりは参考の程度に。


 1/5のAIM-120はA4用紙4枚が必要になるが、1/7のAIM-120はA4用紙2枚に収まる。切り出すのも大きな定規が必要ないので、かなり作りやすい。
 直径的には、モデルロケットのモーターより1cm近く太いので、モデルロケットとしても良さそう。
 ちなみに、1/5 AIM-9MはA4用紙4枚の見込み。フィンが大きいので、AIM-120より小さいのを相殺してしまう。

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