2018年11月18日日曜日

インボリュート歯車

 インボリュート歯車を書くプログラムを作りたかったんだけど、いまいちわかりやすい説明が見当たらなかった。このあたりは基礎知識ってことなのかな。


 内側の緑が歯底円、外側の白が基礎円、次の緑が基準円、一番外の緑が歯先円。
 インボリュート曲線は基礎円の直径で計算する。基礎演から歯底円までは任意の形状でいいらしい。任意と言っても、相手の歯が入り込める形状にする必要はあるが。
 とりあえず幅を基礎円の幅で落としているが、このピニオンギヤとか見ると見るからに根本が細いので、中心点に向かったほうがいいのかもしれない。

 数値の計算は以下のページがわかりやすい
 小原歯車工業(株):歯車技術資料 平歯車、ラックの寸法計算

 ただ、上の画像をドローソフトを使って、基準円で並べてみると、歯が噛み合わないんだよなぁ。

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 ある人曰く、レーザーで歯車を切りたいなら、歯車屋からCADをダウンロードしてきて使えばいい、とのこと。データを自作するのにこだわりがないならそれが早そうだ。

 「歯車 製図」とかでググると、簡略化したモデルしか出てこない。確かに、機械を作るなら歯先直径と基準円直径だけあれば干渉とか位置決めはできるだろうし、いちいち全部の歯なんて書いてられないだろうし、「ここは歯数n、モジュールmのギヤを使ってね」という指示さえあれば歯の形は指定できるし。それにしてもなんだかなぁ。

 レーザーで歯車を切り出してなにか物を作るにしても、歯車をCADデータから切るなら、あとは軸受のプレートだけ自分でデータを作ればいいだけだし、そうするとそれこそ基準円と歯先円だけあれば十分だし、そっちの方で攻めるべきかなーとも思い始めてる。

 どっちが目的か、という問題。「ギヤのデータを作るのが目的で、ギヤで動くメカメカしいモノはギヤの動作確認の手段でしかない」なのか、「ギヤを使う機械を作ることが目的で、ギヤのデータを作るのは手段でしかない」なのか。
 うーん。どっちだろう。。。
 手元にレーザーカッターがあれば機械を作るのが目的足り得るけど、それができない以上、歯車のデータを作るのが目的になる。とか言い訳してみる。

1 件のコメント:

  1. 初めて投稿させていただきます。
    私はFusion360内の歯車作成機能を使う事があるのですが、どうやって計算しているのか気になりつつ、それ以上追及してませんでした。
    でもこの辺りを追及されるのがこちらのブログらしくて良いんじゃないでしょうか。

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