「テレビの懐かしい思い出? そうですねぇ、やはりブラウン管に「イ」が映った瞬間の感動は忘れることができません」
動画コンテンツってキネトスコープまで遡ってもたかだか150年にも満たない歴史なんよな。
Q. 無声映画が早送りなのはなぜですか?
A. 上映時間が短いほうが稼げるよね
映画の撮影は、35mmフィルムの3/4"ピッチを16コマ/秒で使用した場合、1秒あたり16*3/4 = 12"/s = 1'/s = 60'/mと、キリのいい値になる。撮影する際はシャッタースピードやコストの関係で低いフレームレートで撮影したい一方で、再生する場合はフレームレートが低いと視覚への影響(目がチカチカする)が大きいから等倍速での再生は行われておらず、ある程度の早送りでの上映が状態化していた(早送りすれば上映時間が短くなり、客の回転率が上がるから利益も大きくなる利点がある)。
当初は無声映画だったので早送りの再生には問題はなかった(視覚は再生速度に対する許容範囲が広い)。やがて音声がつくようになると、聴覚は再生速度に対する感度が高い(音声の再生速度を自然に変えるには特殊な信号処理が必要になる)ため、再生速度の規格化が行われた。この際にいくつかの再生速度を調べて、平均して24コマ/秒が多いため、映画の再生速度は24コマ/秒に統一された。24*3/4 = 18"/s = 1.5'/s = 90'/m、という速度。
その後、白黒テレビ放送が始まった際には、アメリカでは商用電源の60Hzに合わせてテレビは60コマ/秒で規格化された(ヨーロッパでは現地の50Hzに合わせてPLAは50コマ/秒)。
24コマ/秒の映画をテレビで放送する場合、24*5/2 = 60となり、例えば奇数フレームを3コマ、偶数フレームを2コマで放送すれば、24コマ/秒の映画を60コマ/秒のテレビシステムへ容易にフレームレート変換できる。
後の時代になるとテレビがカラー化され、白黒放送と互換性を維持するためにフレームレートが59.94コマ/秒(29.97コマ/秒)へ変更された。これに合わせて映画用の映像システムにも23.97fpsが追加されている。
黎明期の映像コンテンツであるキネトスコープはトーマス・エジソンが普及させたものだが、エジソンは白熱電球の販売も行い、それに合わせて直流の商用電源サービスを提供している。一方で直流送電は長距離の送電に向かないため、ニコラ・テスラは交流による商用電源サービスを提供した。テレビ放送の60Hzはテスラの交流送電に合わせたもの。一方でエジソンはアメリカで商用電源のシェアを取れなかったため、ヨーロッパで交流による商用電源サービスを行い、これがPLAシステムの50Hzの由来になった。
エジソンは動画コンテンツを普及させた一方で、電子機器や映像システムの50/60Hzの混在といった混乱も残している。家電エンジニアや映像コンテンツの製作者は人類文明が続く限り未来永劫エジソンの亡霊に悩まされ続けるのだ。エジソンゆるすまじ!! 直流送電が復権すれば家電業界はエジソンの亡霊から脱却できるかと思いきや、結局直流送電にはエジソンの影がつきまとう。。。
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NASAのバニースーツ(※おじさん)
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マインクラフターが最初に1x1の高い塔を建設するのは、日本では古くから巨大建造物において心柱と呼ばれる1本の柱が使用されており、これはスカイツリーや巨大な電波望遠鏡などにも受け継がれている構造物であって、マイクラ世界でも「ここに巨大構造物を建築するぞ!」という決意表明であり云々
スカイツリーは「心柱という名前ではあるけど伝統建築の心柱とは違うよ」みたいなスタンスのはず。電波望遠鏡のマスターコリメータは、日本では野辺山45mが最初だと思うけど、元々はパークス天文台(豪)で使われていた方式のはず。もっとも、パークスと野辺山では方式が違うはずだけど(パークスは望遠鏡にスレーブして中央の赤道儀が動いて赤道座標をリードアウト、野辺山は中央の赤道儀に赤道座標を指示して外側の経緯台をスレーブさせる)。
未整地の水辺に塔を立てると拡張性がなぁ。水際に柱を立てれば降りるのが楽でいいのだが。
開発中の拠点の周辺
スティッチに古いフリーソフトを使っているのできれいに並べられない。ゲームの映像や画像はLOD等があるので汎用のスティッチソフトとは相性が悪そう。
初期スポーンが群島の端で、川の反対側にはピリジャーの前哨基地がある。マイクラ初プレイでこの環境は厳しすぎませんかねぇ。。。かつてのNVIDIA Anselでは全球でのキャプチャ機能とかもあって、Anselの対応ゲームリストにはMinecraftも入っているのだけど、少なくとも最新版のJEとfor Windowsでは、Alt-F2では未対応のゲームであるというメッセージが出る。
個人的にはAnselは面白い機能だと思うんだけどなぁ。とはいえ、普通にゲームを遊んでいる人からすれば、面白いシーンで過去30秒とかの動画を保存したり、見たままの視野・解像度で静止画をキャプチャできればそれで十分で、さらに踏み込んだ機能のスクリーンショットはあんまり必要ないんだろうな。だからAnselもすでにNVIDIAのサポートが終わっているのだろうし、Minecraftでも機能しないんだろうし。むしろまだGeForce Experienceに残っているのが不思議。Anselはエンジンの描画周りのかなり深い場所まで手を入れる必要がありそうだから、そのあたりの実装コストの高さも合わせて伸び悩んだのかも。
実世界だと考えられないけど、土で橋脚なしの巨大な橋を作れるので、遠くの山や敵OP近くまで橋を建造したり。
周囲を壁で囲ったり、敵拠点近くに出られる地下通路を掘ったり。直線の塹壕は無意味という当たり前の教訓を得る。実際に攻撃を受けるとよく分かる。
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* 雑記
「数学のルートとか何の役に立つの?」
歴戦のマインクラフターには言われたくないな(´・ω・`)
例えば7スタック448個のブロックでどれくらいの面積を埋めれるかを計算するにはルートを使う。√448は21以上なので、7スタックで21x21の面積を埋めることができる。面積を計算するには平方根を使うが、体積を計算するには立方根を使う。例えば448^(1/3)は7より大きいから、448個のブロックで7x7x7の空間を埋められる。
2つの長さの積が面の広さで面積。面積にもう1回長さをかけると立体になって体積。
三菱電機 ニュースリリース 気象庁から「次期静止気象衛星(ひまわり10号)」を受注
センサが増えて光学ベンチが大型化。打上げ質量で+2.6t(+74%)、ドライで+1.1t(+85%)と非常に重くなっている。衛星構体が長くなって、SAPも2枚1翼→3枚1翼へ大面積化。ベンチ大型化に合わせてKaアンテナも少し南にオフセットしてるのかな? サウンダ裏側の3本の円筒状がKaフィーダだと思うけど、だいぶオフセットして取り付けられているような印象。冒頭の地球を背景にしたイメージ画像だとKaアンテナは中央についている印象なので、どっちが正しいのかはわからないけど、オフセットされたほうが実際の仕様だと思う。/* DS2000商用機ではオフセットアンテナは一般的に使用されている */
3本の円筒がダウンリンク用のホーンだとすると、大阪あたりに地上局を増設するんだろうか?
STTが2基積んであるのはひまわり8/9と同様だけど、QZS-1のようにXY平面から少しZ+側へ傾いた取り付けへ変更されている(DS2000ではQZS-1からSTTが搭載されているけど、ひまわり8/9以降はXY平面に光軸が向けられていた)。STTのフードもかなり小さくなった印象。
DMSP衛星(800km、100度、複数軌道面)、'97年の極地研の資料によると、南極域でのオーロラ観測にも使われているらしい(NOAA衛星からも受信)。DMSP衛星は南緯60度以上では画像の暗号化が解除されているそうだ(軍事衛星なので、通常は暗号化して運用されている)。DMSPの可視センサは解像度が0.55kmだが、夜間は2.75km(1/5)まで解像度が落とされる代わりに感度を高くして運用している。複数の衛星が運用されているので、極域上空には1-2時間毎に極域上空の観測が行える。昭和基地に地上局(直径1.2m)を設置して、軌道要素を電子メールで受信して計画立案、追尾からQL処理まで、毎日10-15パスをほぼ全自動で処理できるらしい。データはテープ(DAT)に保存されて持ち帰る?
DMSPは極域では平文で放送され現地で(リアルタイムに)受信できるが、それ以外の地域ではノンリアルタイムにデータが公開されることもあるらしい。例えばNOAAを経由して夜間の画像を入手して、漁船の集魚灯を解析するような使い方もある。
M-Vロケットの誘導、MC68040で処理。33MHzで、4.8MFLOPS、17.8MIPS。クロックは4号機で33MHzへ変更され、それ以前は25MHz。日本の昔の宇宙機、わりと民生CPU使いがちなのが驚きである。SHとかx86がいくつかの宇宙機で使われていたけど、衛星ごとにOBCを開発しているわけじゃないだろうから、当時の他の宇宙機でもいくつか使われていたはずで、とすると結構な数が飛んでいたはず。
前にアイソグリッドの関連で、スキンを抜いたアイソグリッド構造もあるらしいけどTITANs以外で見たことない、という話を書いたと思うけど、そういえばイプシロンロケットの最上部(電装系周辺?)がスキンを抜いたアイソグリッドっぽい見た目をしている(例えば https://jda.jaxa.jp/result.php?lang=j&id=08f05166c5cb77181e771caaa9194545 とか)。もっとも、スキンを一部抜いたというレベルでなく、完全にリブしか残っていないので、アイソグリッド構造というよりは、トラスとかラティスみたいな感じだけど。
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