2023年4月26日水曜日

小ネタ





 パーティードレスのデザインも考えなくちゃ。



 個人的にキャラクターグッズに思うところはあるのでちょっとアレなんだけど、とはいえTACHYMETER付きはクスッとしてしまった。「この腕時計、タキメーターが付いてるんですよ。便利じゃないですか?」「たきなだけに? プププッ」



 40秒あたりと1分あたりのところで見慣れない形のアンテナ。垂直偏波で折りたたみ式のログペリっぽい。銘板とかテプラを貼ったりしてあるのを見るにUSMCではなく陸自の装備品かな。

 大きさ的にはせいぜいVHFの上の方からUHFの上の方くらいまでの範囲だと思うんだけど。軸方向はリジッドで、エレメントが柔軟構造、先端と後端のが折りたたみ式で、その間にワイヤを貼ってエレメントを伸ばしている。

 ぐぐってみると、自衛隊はログペリを結構使っているらしい? 陸自でももう少し大型のやつ(リジッドなタイプ)を車載で使っていたり、海自でもよく護衛艦に載っているらしい。どちらも水平偏波で使っていることが多いようだけど。


 筑波宇宙センター開所50周年企画 追跡ネットワーク技術センター特別対談 - YouTube


 「きぼう」日本実験棟を利用したCM撮影案件の募集 | 「きぼう」利用のご案内 | JAXA 有人宇宙技術部門

 せっかくだし邦楽のMVもJEMで撮ろうぜ。『天体観測』とか。JEMを含むISS内で著作権の切れていない音楽のMVを撮った実績はあるから、邦楽も同様に撮れるはず。せっかく日本で有人宇宙施設を持ってるんだから、日本のコンテンツで使わなきゃもったいない。

 宇宙で弾き語りしてる30秒くらいのテザーMVとか撮ったら面白そうだけど、JEMは窓が小さいからちょっと工夫が必要かな。でもうまく活かせれば面白い映像になりそう。個人的にはGARNiDELiAの宇宙モチーフな歌が好きなので期待したいところ。


 https://www.amazon.co.jp/dp/4798068640/ 図解入門 よくわかる 最新 ジェットエンジンの基本と仕組み (How-nual visual guide book) | 青木謙知 |本 | 通販 | Amazon

「端的に言って知識はあるが説明がうまくないという感じである。また、誤字が多くて説明不足と合わせて編集部の機能の低下を感じる。」https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R8CO48Q6HY4V0/

 あぁ……


 https://www.jaxa.jp/press/2008/02/20080220_sac_f14.pdf

 H-IIAロケット14号機(WINDS搭載、’08年打上げ)で発生した事象についての報告。第2段RCSタンク内のダイヤフラムが不適切に取り付けられ、気密試験等の検査で見逃され、打上げ前日のヒドラジン充填作業で漏洩が検出された。イプシロン第2段RCSタンクとは製品も構造も異なるが、状況はかなり似ている。

 ’08年はM-Vロケット最終号機の’06年からイプシロンロケット初号機の’13年のまでの間の微妙な時期だから、H-IIAからM-V/イプシロンへ水平展開する機会が失われてしまった。ロケットから宇宙機へ展開されていればイプシロンにも反映されていたかもしれないけど、ロケットと衛星はちょっと遠そう。H-IIAの場合は大きな事故ではなく、あくまでも製造上の品質管理とかの範囲で処理されていそうだし。ISAS系のタンクとは「構造が違うので影響無し」として、試験で見逃す可能性等の反映はされていなかったのかもしれない。

 おそらくH-IIA第2段ガスジェットもイプシロン第2段ガスジェットもタンクは同じメーカーのはずだから、H-IIA#14の事象の時に他の製品にも反映させる機会はあったはずだけど、とは言え実績重視の宇宙品だと、何回か使っていて正常に動作したのであればわざわざ設計思想まで戻った検討はよほどのことがないとやらなさそうだな。設計時には想定していなかった事象(故障モードや検査漏れ要因)が新たに確認されたわけだから、本来は設計にまで遡って他の製品にも波及させておくべきだとは思うのだけど。

 イプシロンSでH-IIAの推進系を活用する検討もしているらしいけど、H-IIAのタンクだって昭和に設計されたもので、実際にトラブルが出ているわけだから、ISAS系の衛星でも実績があるらしいイプシロン採用品と比べてH-IIA用が明らかに信頼性が高いかどうかは微妙な気がする。ロケットと衛星では運用期間も10倍以上違うから、個別に設計したほうが最適化しやすそう。ただ、ロケット間で部品を共通化させると調達や開発は楽になるけど、どれか1機が事故ると他のロケットも巻き込んで飛行停止になる諸刃の剣でもある(イプシロン#6でもH3はパイロ弁の交換とか対応に追われていた)。


 JAXA内部に窓際部署みたいなのを作って、通年で古い報告書とかを読むだけの人材を育成してもいいんじゃね、とかちょっと思ったり。イプシロンロケットの開発時点でH-IIA#14の事象を知っている人がいれば、「前にこういうトラブルあったけど対策したっけ?」と、イプシロンにも反映できたかもしれない。ググるだけでもいくつかの資料は出てくるけど、衛星に比べてロケットはほとんど情報が出てこない。内部にいる人が資料漁りに専念すればそれだけでもいろいろ新しい発見(忘れられた知見)が見つかりそう。もっとも、そういう人材が活きてくるのは何年も知識をため込んだあとだから、ほとんど価値のない仕事に人間をアサインして長期間維持するのは様々な面で無理があるだろうなぁ。もう少し時代が進めばAIで過去の事例を漁って怪しい場所をリストアップするとかもできるようになるのかもしれないけど。人間が知識を溜め込むのとAIが発展するのと、どっちが早いか。


 ISAS系の衛星で初めてヒドラジンを使った姿勢制御系はMS-T5(’85年1月)/PLANET-A(’85年8月)だそうだ。意外と遅いし、いきなり惑星間。長期間の運用のために2直列の推薬弁を採用したそう(ISAS系ロケットではM-V#3(’98年7月)までは直1の推薬弁を使用)。

 MS-T5は冬期に輸送したが、PLANET-Aは夏季に輸送された。時期が異なるのでトラックのタイヤ圧が異なり、輸送中の振動環境も異なる。これに起因されると思われる不具合が発生したようだ(打上げ前に検出し部品交換)。1g振動が2g振動になったら振動は2倍だけど、それでも打上げ時の振動に比べたら相当小さいだろうに、というような気もする。

 人工衛星とかロケットの姿勢制御に使われるエンジンって結構大きそうなイメージだけど、20Nのスラスタ(H-IIA第2段の制御にも使われている)でも流量は9g/s程度だから、さほど大きくないシリンジ1本を1秒でゆっくり押し出すくらいの速度でしかない。実際のチューブ(キャピラリ)はもっと細いだろうし、MS-T5/PLANET-Aでは6Nだから更に細くていい。で、その先には焼き物の粒が大量に入っているわけだから、そりゃ長時間揺すられたら向きによっちゃ破片が細いチューブ(断熱のためにかなり長い)に入り込むし詰まるよな、というような気はする。打上げ時にキャピラリが燃焼室の下に来ないような姿勢に設置していても、輸送時は長軸を水平にして運んだりするだろうし、そうなると輸送時に上に来る面のスラスタは姿勢が怖そう。特に当時のスラスタは触媒も脆いだろうしなぁ。


 イプシロン初号機で打上げられたSPRINT-Aは9月で10年に入るのか。当初のコンセプトでは機能を減らして低コスト化し短いスパンで複数の衛星を打上げるみたいな話だったはずなのに。設計寿命1年で作って10年近く経ってもまだ壊れないってのは相当過剰な設計をしているんだろうなぁ。工学的には過剰な設計は高コストを招くので本来は不適切だけど、太陽観測という理学目的からは運用期間が15年位に達すると2つの太陽活動周期が見えてくるので嬉しそうではある。そんな長期間の運用予算確保してないよ、みたいな恨み節はありそうだけど。SPRINT-Aはサイクル24の後半に打上げられて、現在はサイクル25の立ち上がりあたり、もう少しでサイクル25のピークあたりか。

 SPRINT-A/EXCEEDって「惑星分光観測衛星/極端紫外線望遠鏡」の意味なんだ(AはAtmosphereの意味)。SPRINTバスの初号機だからSPRINT-Aだと思ってた。SPRINT-AのSPRINTとSPRINTバスのSPRINTって別の意味なんだな。ERGが元々はSPRINT-Bと呼ばれていたみたいだけど、こっちは惑星分光とは無関係のはずだから、別の由来があるんだろうな。もしかしたら先に惑星分光の名前があって、シリーズ化するにあたって小型衛星の方の意味に変えたのかもしれないけど。SPRINTバスとNEXTARバスって同じものなのかな? NECの家系複雑すぎでしょ……


 少し前に「最初期の姿勢制御ではコールドガスジェットとしてGH2を使っていたらしい」というような話を書いたけど、そういえば最近のH-IIAもロングコーストの静定にはGH2(LH2気化ガス)を使っているな。膨張率2ちょっとのベル型ノズルでMach2ちょっとくらいの噴射速度。比推力で70秒くらい? ヒドラジン1液のRCSより数倍悪いけど、捨てていたガスを流用するんだから効率が悪くてもトータルでは性能がいいんだろうな。

 それにしても、コースト中のLH2タンクの圧力って結構低いはず(H-Iで0.16MPaA)なのに、マッハ2で吹けるのか。その程度で70秒くらい出るなら、RCS用にもうちょっと高めの圧力(0.8MPaとか)ならもっと高い比推力が出るのかな? GN2に比べれば数割増しから数倍くらいの比推力になりそうだけど。GH2は可燃性(爆轟)を別にすれば無毒性だし安価で扱いやすそうではあるけど、システム全体で高圧に耐える必要があるから、トータルで見ればヒドラジンやGN2のほうが扱いやすいんだろうな。貯蔵性も悪いし。超小型衛星だと地上試験はGN2でやって打上げるときはGH2を入れて、みたいな使い分けが容易なコールドガススラスタは便利そうだけど、このクラスになるとむしろDHMOとかHFCとか使う印象。比推力はそこそこでも、圧力をかける必要がないとか爆発性がないとか色々利点がありそう。


 小型衛星用のHg推進系みたいな空想。常温で液体だから取り扱いが容易だし、XeやDHMOやヒドラジンより1桁以上(HAN/HN比1桁弱)密度が高いから小さく運べる。蒸発しやすいからレジストジェットにも使えるし、電離させればイオンエンジンとしても使える。例えばPROCYONのI-COUPSのように1種類の推進剤をコールドガスとイオンスラスタに共用する例もあるけど、キセノンは高圧で保存する必要があるからタンクや調圧系で余計な質量が必要になるし、希ガスは高価。Xeを2.5kg買うと100-200万円するけど、Hgなら10万円未満で済む。高圧ガス(8MPa)を触らなくて済むとか、メリット沢山。唯一の欠点は水銀であること。液体金属なのでシステムの素材は注意する必要があるけど、とはいえ水銀IESの宇宙実証はいくつか例があるから、システムとして成立させるのは不可能ではない。水銀、どうしてあなたは水銀なの…… ISS放出の場合は対人の重金属の問題があるし、ピギーバックにしてもヒドラジン等よりはマシだろうけど、漏洩した場合に導電性の液体として飛び散るのが嫌がられる。小型ランチャー買いきりで使うなら漏洩のリスクはある程度妥協できるかもしれないけど、その規模になるとアルゴンとかを使うことを考えたほうが良さそう。


 安定性とかを気にせず好きに遊べるPCが欲しいな、ということで、amazonで安いPCを探して、GMKtecというメーカーのNucBox5を買ってみた。だいぶ安く売ってたので衝動買い。モバイル向けのCeleronが乗っていて、今回買ったのは8GB/120GB、Win11Proのモデル。

 昔使っていたノートが確かCeleronで、Celeronってめちゃくちゃパフォーマンス悪いような印象だったんだけど、最近のやつは普通に使う分には全然気にならなそうな感じ。OSがクリーンだからかもしれないけど。起動もめちゃくちゃ早いし。最近のWindowsってすげーんだな。

 電源はUSB Type-Cコネクタで、12.4VくらいのACアダプタから0.5-1.3Aくらい流れている。USB PD対応の電源を接続すれば15Vで動作する(PD Sinkとしても動作できる)。一応、定格には12V3Aと書かれている。適当なスイッチングDCDCとか入ってるんだろうし、ポータブル電源のシガーソケット直結で動いたりしてくれないかな? まぁ、いろいろ怖いし、適当なUSB PDアダプタを入れたほうが安全だろうけども。

 底面のパネルを開けるとB KeyのM.2スロットがあって、標準ではB+MのSATA SSDがついている。シールドを開けるとE KeyのM.2スロットがあって、WiFi/Bluetoothモジュールが入っている。B Keyの方はPCI/SATAみたいに書いてあるけど、M KeyのNVMeは物理的に刺さらない。

 とりあえずTranscendのM.2 SATA SSD(240GB)に交換して、クリーンインストール。OS標準でGbEとかのドライバは入るので、Microsoftアカウントに連携。最近のWin11ってOneDrive直結で簡単には切れなくなってる? まぁ、早い回線入ったから良いや。ところで、OneDriveの「サインインしています」の表示って、「サインインできています」ではなく「サインインを試みています」の意味なんだな。LANケーブル挿すの忘れててなんで同期されないんだとOneDriveを開いたら「サインインしています」と表示されて「できているんだよな?」と思っていたのに。

 いくつかのドライバがデフォルトだと入らないので、メーカーサイトのリンクからGoogle Driveに置いてあるZIPを落としてきてドライバをインストール。いくつかのドライバがやっぱり入らないけど、今のところは不自由していないし、放置。

 拡張性とかは考えるだけ無駄なので、あくまでもソフトウェア周りをいじって遊ぶのがメインになるとは言え、この規模のPCが1個あると結構楽しそうだ。手のひらサイズだから簡単に移動できるし、じゃまにならない。元々は遊び用にMicro-ATXあたりで組もうかなと思っていたけど、下手するとマザボ買うだけでミニPC1台分位の値段になるからなぁ。とはいえ、さすがにこの価格帯はちょっと下を狙いすぎている感じなので、もう少しちゃんとしたメーカーの(せめてドライバとかを普通に配布しているメーカーの)ミニPCを狙ったら良さそう。

 古いモニタを引っ張り出して接続してみたんだけど、映像が出てこない。同じケーブルを別のモニタに繋ぐと映るから、モニタの問題であろう。電源ランプは光るし、入力無しみたいな表示も出てくるけど、ボタンを押してもOSDが出てこない。最近は全然使っていなかったし、10年以上も前に買ったやつなのでなぁ。ミニPCの可搬性が高いので、モバイルディスプレイでも買っておけば屋外で計算能力ほしいときに便利かな、とか思ったり。個人的に2Kのタッチ液晶があると面白い遊びができそうだなという気がしているけど、さすがにこのスペックはあまり見当たらない。SXGAのタッチとかも。むしろ4Kでタッチ対応のほうが多い感じ。しかし、ミニPCとかモバイルタッチディスプレイとかだいぶ安く売ってるんだなー。モバイルバッテリーも買えば最低限持ち運んでそのまま使えるPCが1台作れるわけか…… ノートPC買うほうが便利だろうけど。


 試しにWiFiモジュールを外して、E Key→M Key変換アダプタ経由でNVMe SSDを接続。ちゃんとOSから認識できる。もちろん蓋は閉まらないけど。/* 左上の2.4GHzのドングルはキーボードのやつ */

 PCIeのx1接続だから大して速度は出ないね。せいぜいSATAの2倍弱程度。NVMeなのでキューイング有りのランダムアクセスがちょっと早いかな、程度。Key B→Key M変換があれば2倍に早くなるはずだけど、この種の変換ボードはあまり出てこない。どちらにしろ、わざわざ裏蓋開けっ放しで入れるほどの価値は無い。

 このSSD、GDR3を落とす前に買ったやつなので500GBしか無い。1TBを買っておけばよかったと後悔。。。まぁ、PCゲー入れたりのストレージには使えるから、あとでメインPCに入れておこうっと。

 あと、試しに追加でM Key→フルサイズPCIe x4のアダプタを噛ませてPCIeのUSB 3.0ボードを接続してみたんだけど、OSから認識されない。変換ボードが悪いのか拡張ボードが悪いのか。拡張ボードはそこそこちゃんとしたメーカー品なので問題はないと思うんだけど、かといって変換ボードはPCBにコネクタ1個載せただけだからそう変なものでもないだろうしなぁ。拡張ボードは機会を見てメインPCに入れてみよう。変換ボードはx4の非エッジフリーで、他にx1とかx4の適当なボードの手持ちがないので動作確認ができない。エッジフリーなら例えばグラボを突っ込んでみるとかいろいろあるんだけど。自分で削るのもなぁ…… まぁ、また気が向いたら。拡張ボードを載せようとするとMicro-ATXクラスのマシンのほうが便利だけど、変換基板を重ねるような遊び方だとミニPCのほうがバカっぽくて楽しい。


 デス・ストランディング、ディレクターズ・カット版、とりあえずメインストーリーは最後まで読めたかな?というところ。このゲームは、これがゲームであるという点を除けばいい作品だったと思う。ただ、ゲームであるという点でどうしようもなくひどい作品で、それが全体の評価を落としている。特に戦闘システムの体験が本当に悪くて、これさえもう少しマシであれば、もっと高く評価できた。あとは、世界観の面では「オープンワールドのアクションゲーム」だと思って買ったのが間違っていたんだろうな。ホラーゲームみたいな前提で買っていればもう少し高い評価にしていたと思う。まぁ、ホラーゲーだと思っていたら買っていなかったと思うけど。

 僕の好みとして、ゲームというのはある程度のインタラクティブ性が欲しいと思っている。ユーザーの入力に対して結果が変わる演出が欲しい。そのためにはユーザーが選択する余地が必要で、その点でデス・ストランディングの戦闘システムはユーザーの選択肢が非常に少ない印象を受ける。例えば戦闘開始時に武器を落とされがちなので攻撃のバリエーションが少ないとか、移動速度が遅いせいで移動が攻撃回避に結びつかず、移動の意味がないとか。あるいはフィールドでの対人戦闘でも、広い平原での遭遇が多いから、近接武器の使い所が無い。MGSシリーズのように建物や木陰に隠れながら敵に接近して近接攻撃で倒すみたいな操作が容易には行えないし、そもそも敵の持っている荷物を回収することを考えれば、積極的に敵の反応を引き出して敵を一箇所に集めて車に積み込むほうが効率的だから、わざわざ隠れて(近接戦メインで)戦闘する理由も少ない。

 他のゲームを例に挙げると、例えばBF3の戦闘機による対地攻撃ミッションでは画面に表示されたボタンを押していくだけだから、プレイヤーが工夫する余地がない。「今回は負けたけど、次は違う戦術を試してみよう」というようなゲーム特有の(現実世界では、あるいは映画のような他のコンテンツでは味わえないような)トライアンドエラーが無い。あるいは、ACAHのように、システムに保護された敵を攻撃し続けないとミッションが進まないみたいなゲームシステムも好きではない。ある程度はインタラクティブではあるし、敵に逃げられないように攻撃を続ける必要はあるけど、それは敵を倒すための積極的な攻撃ではなく、敵に逃げられないための消極的な攻撃だから、体験としてあまり良くない。あるいはAC7のように、風の影響で回避するまもなく地面や壁に激突するみたいなシステムも好きではない。こういう状況は例えば死にゲーみたいに理不尽な死が根幹なゲームシステムもあるので、そういうゲームシステムを否定したいわけではないのだけど、予め「このゲームには理不尽な死が含まれますよ」という方向性の示唆は欲しい。そういう意味で、デス・ストランディングも予め「これはホラーゲームです」という示唆があれば、少なくともここまで期待してプレイはしていなかったし、おそらく購入もしていなかったから、ここまで低評価レビューを書くこともなかったわけで、結局のところ自分のミスではある。セールでとは言え買ったゲームが期待していた内容とは違ったので愚痴っているだけ。


 The Divisionはネガティブなイメージは(インベントリが狭いとかを除けば)あまりないけど、ポジティブな印象も特にない。このゲームは高層ビルが乱立する地域が主な舞台で、しかも入れる建物が少ないので、プレイヤーの移動はグリッド状の道路を進むしかできなかった。もちろん経路上には敵がポップするから、迂回するには数ブロック歩く必要があり、気軽に歩きまわったりすることができず、ゲーム内観光を楽しむ余裕もなかった(所々で入れる高層ビルの上以外は建物の谷間だから、建物好きでもないと景観も良くない)。

 Ghost Recon Breakpointは起伏が激しいフィールドのだが、梯子やロープが無いから起伏のあるエリアでの移動が辛いのと、前作(GRWR)に比べて移動手段が減った(今いる場所に車やヘリを呼べなくなった)点や、車に対する敵のリアクションが強くなったので、主な移動手段がファストトラベルと徒歩、場合によってはキャンプ地からヘリ、十分な高低差があればベースジャンプ、といった選択肢になるので、中距離(徒歩には遠いがファストトラベルも遠回り)の移動が面倒ではあったけど、フィールドに敵がいても戦闘するか迂回するかはある程度自由に選べたし、戦闘するにしてもいくつかの戦術を選べたし、ちょっと足を伸ばしてファストトラベルや航空機を使えば景色のいい場所にも行けたし、そういう場所はたいてい高さがあるからベースジャンプで飛び降りたりもできるから、ゲーム内観光は(建築物の数やバリエーションが少ないことを除けば)結構楽しむことができた。ただ、戦闘や採取の報酬があまり高くないから、継続的に遊ぶインセンティブには欠ける。一応デイリーミッションはあるから、それで遊ぶことはできるけど。

 民間人が迫られて武器を取るのでなく、訓練された軍人が比較的現代的な武器を使って、ファンタジー的な能力は控えめに、オープンワールドで、ソロで遊んでも楽しいゲームって、意外と少ない気がしてきた。The Divisionも民間人だっけ? 異様な戦闘スキルを持っているけど。


『波よ聞いてくれ』、コミックで何巻か買って読んだ程度だったけど、ドラマ放送するってんでとりあえず1話だけ録画。でもTVドラマってあんまり好きじゃないしなー、と思って見始めたんだけど、予想以上に楽しかった。TVドラマ見るのなんていつ以来だろ。ここ5年位は記憶にない。櫻子さんもドラマ化したときにとりあえず見始めたけどあれは本当に最初だけちらっと見て消したからなぁ。1話だけでもちゃんと見たのって下手すると『不便な便利屋』以来の可能性が…… 原作は特に内容が好きというわけでもないので、見続けるかどうかは怪しいけど。


 そういえば、修理に出していたG-SHOCKが帰ってきた。

 ベゼル交換とバンド交換、ついでに電池交換、しめて一番安いアナログG-SHOCKの新品が定価で買えるくらいかかった。電池交換したからか、12h/24hとかデュアルタイムとかの設定も初期化されていた。買ってからかなり経っていて、電池交換も初めてなので、絶対値で見れば結構持った方だとは思うけど、それも使用頻度が低すぎるからって気もするし、毎週アウトドアとか、あるいは本職で毎日アウトドアみたいな使い方だとすぐ劣化しそうな気がする。いくらG-SHOCKが耐久性高いブランドとは言え、ローエンドモデルは使い捨てで使うような感じだねぇ。


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