比較的複雑な形状の金属加工
作るものは一点ものでコスト度外視な形状だし、5軸機を使えばこんな事もできるよ、みたいなデモンストレーション的な意味も強いので必要以上に複雑な感はあるけど。
The Brilliance of Erosion Machining at WALTER | Germany - YouTube
工具を研削するためのCNCマシンの制御パネル。1982年だそう。
F-15のIFFパネルのスイッチとは構造が違うけども、同じような目的のスイッチ(表示と入力が一体で、1桁ずつ任意に入力でき、電気的に可読)。
この手のスイッチ、日本ではデジタリスイッチとかサムロータリースイッチとか言うらしい。IDECは2月末日で販売中止だそうだ。オムロンはまだいくつか販売してる。値段は1桁辺り安くて1000円、高くて数千円、くらいか。電気的にはインクリメント型だったりBCDだったり、あるいはCOMと10本のピンを1本1本接続するタイプだったり、いろいろ。amazonだと中国輸入製品を扱ってるショップが10個1300円とか20個2000円くらいで売ってたりする。
SFっぽいタイトルで、SFと紹介されていて、試し読みを読んだらSFっぽかったので買ってみたら、リョナでした。きっつぅぅぅぅぅ
著者紹介にホラー作家と書いてあるのを見逃すのが悪いんだ、と言われたらぐうの音も出ないが。好きでもない(むしろ嫌いな)ジャンルの作品を不用意に買ったおかげでおすすめ商品がホラー作品で埋め尽くされている。こういう騙し討みたいな売り方、まじでやめてくれ。
途中で違和感を感じつつも、買ったんだから勿体ないと読み進めると、たいていろくなことにならない。違和感を感じたら躊躇なく積むがよろしい。未来の自分がなんとかしてくれるはず。読み直すにしろ、忘却するにしろ。
欠損とか人肉食みたいな表現が出てくる作品、ゾーニングしろとまでは言わないけど、せめてそういう作品であることを示唆して、そういう作品が嫌いな人が不用意に触れないようにしてほしい。著者紹介で「ホラー作家」と書く程度では不十分だと思う(違うジャンルに挑戦したのか同じ作風で出してるのか判断できない)。
頭部に装着するちょっと重めのデバイスの試作、頭への固定にOPS-COREライクなヘルメットのARCレールを使おうかと思ってたんだけど、ARCレールって結構変なジオメトリ。上下左右前後、すべての軸が斜めになっているっぽい。レールに同軸で適当な距離で顔の正面軸と交差するように、みたいな設計なのかな。戦闘機に積んだM2重機銃みたいだ。
ARCレールよりはNVマウントの固定ネジを流用したほうが簡単そうだけど、NVマウントのネジも結構面倒くさい。曲面に穴が空いているので計測が面倒。NVマウント側は適当にアライメント誤差を吸収してくれるような構造になっているらしいけど、3Dプリンタでこの構造を流用するのは厳しそう。NVマウント側で吸収してくれるから、垂直に穴が空いてなかったりして、余計に計測が面倒。
NVマウント自体は、安物で樹脂製だから強度が心配とか、マウント側の強度が十分でもラグが小さいからやっぱり強度が心配とか、そういう懸念事項が。金属製のマウントをつけて金属製のアダプタープレートの上に乗せるとかすれば平面に載せれるから楽そう。ワンタッチで着脱できる利点もあるし。
Fusionの傾斜平面、XY面を基準にしているのが地味に不便。別の平面や辺を基準にして角度を作れたらいいのに。それをやりたいならスケッチを追加して2本の辺で向きを定義すればいいだろ、ということなのかもしれないけど。
Fusionに限らないけど、コマンド入力可能な大抵のツールって、UIを日本語等(英語以外)に設定しているとコマンドもローカライズされるのがかなり不便。例えばオフセットツールを使いたい場合(オフセットはoキーで行けるけど)、英語環境では"soff[enter]"の5回のキー入力で使えるのに、日本語環境だと"s[半/全]ohusetto[変換][バックスペース][半/全][enter]”の14回のキー入力が必要になる。ショートカット入力で英単語コマンドを認識するだけでめちゃくちゃ便利になるはずなのに、なんでそういう機能がないのか不思議。
あと、好みの問題かもしれないけど、Fusionの面、上前右の配置がなんか不思議な気がする
冷蔵庫みたいな大きさのやつを作るならいいのかもしれないけど、小さい物をデザインしようとするとわけわからなくなる。
ちょっとした板材が欲しかったので、試しにプリント
CADに不慣れでデータを作るのに1時間かかって、造形に2時間かかった。スキン0.8mm、リブW1.2mm/H2.2mm、1辺20mm、フィラメント28g。
時代はオルソグリッド? 知るか! アイソグリッドのほうがかっこいいだろ!! オルソグリッドは加工性がいいのが利点の一つらしいけど、3Dプリンタで印刷する場合もオルソグリッドは有利なんだろうか? 今どきのCNC機で斜め駆動の効率が悪いなんて……と思いつつ、ロケット工場にあるような巨大なNC機だと何十年前の機械だから斜めはあんまり特性よくないみたいなこともあるんだろうか。そもそもロケットなら円周方向と軸方向で荷重も違うし、等方性は必要ないからロケットにはオルソグリッドが便利って話なんだろうな。
タミヤのユニバーサルプレートより一回り大きい。材料費で言えばユニバーサルプレートを買ってくるより安価。ただ、強度は少し低い。この大きさで1.2/2.2mmはちょっと断面積狭すぎたか。リブの高さとスキンの厚さの比は2.75だけど、ロケットのタンクだと例えばH-IIAなら8.5くらいになるらしい。2.75はかなりリブが低そう。H-IIAのタンクのスキンは2mmだそうで、今回作ったものの2.5倍しかない(リブは8倍弱違う)。樹脂とアルミの違いとかはあるにしろ、厚さで3倍も変わらないのに何百トンのロケットが3g加速で飛んでいくのか。
別パーツも造形
前回の反省を活かして、スキン0.8mm、リブW1.4mm/H6mm、一辺20mmで設計。今回は比較的剛性が欲しい場所だったのでちょっと硬めに。とはいえ造形時間とかフィラメント使用量に怖気づいてリブH/スキン比7.5程度。これでフィラメント57g、造形時間2h50m程度。構造系の要求で開口部があるから力を入れれば歪むけど、許容範囲。開口部の横に補強を入れればかなり固くなりそう。
光学系の構造(遮光含む)で使いたかったので本当は黒色で造形するべきなんだけど、白のフィラメントしか買ってないので、背に腹は変えられず。黒のスプレーで塗ったらだいぶ反射が減った。裏から光を当てれば結構透過してるけど、まぁ、試作だしね。そこまで気にしなくても。
件の光学システムは結構前から構想していたもので、購入履歴を見ると最初にこれ用の部品を買ったのが14年末ごろだから、10年近く放置してたのか。テスト用にフレームを組んで試してみたところ、おおよそ狙い通りに機能しそうだという感じは掴めたが、といったところ。
理想的には専用の非球面光学系とか金属筐体を作りたいところなんだけど、さすがにそれは無理なので、市販の安い光学部品や3Dプリントの筐体で妥協。
プリンタの下にストレート平板(巨大なタイルみたいなやつ)を置いてみた。6x45x45cmで27kgくらい。テーブルの振動はある程度減った気がするけど、床を通じて感じられる振動には大差無い感じ。数Hz程度の振動にはあまり効いてないかも。先に加速度計を置いてスペクトルを取っておくべきだったか。
振動対策には質量を足すより机の強度を増やす方が良さそう。理想的にはコンクリ打ちっぱなしの床に直置きなんだろうけど、そもそもコンクリの床なら振動も伝わりづらいだろうしなぁ。
AnkerMake M5に与えるGコードでM00/M01を挿入した場合の挙動について。
M01は単に無視される(オプショナルストップがOFFになっている)。M00の場合は印刷が中断し、画面にダイアログが出て、スマホアプリに通知が飛ぶ。プリンタの画面で一時停止した場合とほとんど同じ(プリンタ側で一時停止した場合はスマホへの通知は飛ばないはず)。M00で止めた場合でも、画面で再開を選択すれば停止した場所から再開する。
一時停止にしろ、M00にしろ、プリンタはベッドが奥、ヘッドが左(あるいは左下?)、で待機状態になる。つまり一時停止を選択して印刷品質の確認をするといった使い方には向かない(フレームの向こう側なので見づらい)。また、印刷停止中もノズルの温度が維持されるため、フィラメントが加熱して変色し、溢れた分がノズルから垂れるので、印刷を再開したときにそれがダマになって付着する。
NC機の場合はM00を指定すると単に停止して、事前にG00で移動させておけばワークをチェックしたりするのに使えるが、M5の場合はM00でワークが移動するので、G00で移動させても結局はワークに触りづらい場所に移動するはず。
M00コードで印刷を一時的に止めて人間の介入を待つことは可能だが、実用的には無意味と考えられる。
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