デジタルコックピットだからトラディショナルな計器とはだいぶ表示が違うな。あまり変なことをやろうとすると人間側が対応できなくて事故ったりしそうだけど、そのあたりはちゃんと考えているんだろう。
モックアップにいろいろな機器が接続されているけど、主要部はこれで全部なんだろうか? ここからアクチュエータとかセンサとか、末端が色々増えるんだろうけど。そこそこ配線が多いような気もするけど、ヘリ1機まるごとでこの量はだいぶ少ない気もする。根本は太いけど、データバスをスタブにせずルーターでスター型に分配している感じなのかな。
Attiセンサを傾けてディスプレイに表示するデモをしているけど、ちょっとレイテンシが大きそうな気がする。完全に計器だけを見て飛ぼうとすると体感のAttiと表示のAttiのタイムラグが違和感になりそうだけど、そもそもHX50はIFR用の信頼性とか認証とかを省略して安くする、みたいな方向だから、少なくともAttiの表示はプライマリではないわけで、とりあえず今の段階ではこれで問題ないということなんだろう。
ディスプレイプロセッサはXilinxのFPGAかな? 開発用のボードは同じものが秋月に在庫があるけど、1枚20万円だそうだ。実際にレンダリングを行うのはNXPのi.MX 8かな? このボードはマシンビジョンとかいかにもそういう用途で使うためのCortex-Aチップらしい。で、i.MX 8でレンダリングした映像は液晶に表示しつつ、Zynqで読み込んでピクセルレベルで表示内容をチェックしているらしい。それで不整合が出たらなんか対策を行うようだ。メーカーから違う2つのプロセッサで同一のレンダリングを行って、比較をするみたいな設計思想なのかな。やたらと複雑だけど、デジタルコックピットで不正な表示が出たらめちゃくちゃ危険だしな。
レイセオンの軍用機のトランスポンダのコントロールパネル。Mode 1/2/3/A/C/S/4/5あたりに対応しているらしい。TA/RAモードが有るってことはTCASもあるのかな。
背面のGND端子がセンターを抜いたTNCコネクタっぽいのが面白い。おそらく元々はM3の丸端子とかで、それにアダプタをけて変換してるんだと思うんだけど。なんでわざわざそんなものを使うんだろうか。
トランスポンダのモードは、少なくとも使う周波数は同じなわけだから、モード1から5まで、民間用含めて各種取り揃えても、MCUで(デジタルで)応答を作る分には大して手間ではなさそうな気がするな(PSKやPPKの変復調はちょっと面倒としても)。モード4とか5みたいにセキュアなヤツは何らかの拡散とかしているのかもしれないし、そうだとすると民間用に比べれば帯域幅が広いのは大変だろうけど、先に広帯域の無線機を作ってしまえばモード1/2/3/A/C/Sあたりは簡単に作れるだろうし。
むしろスイッチ類が大量に増えて、人間側のほうが大変そうだ。これだけスイッチが多ければ操作ミスやヒューマンエラーも多そうだが、はたして。民間機ほどの数は飛んでないから運用面で気をつければ大丈夫、みたいなことなのかな。それにしたって直接的/間接的にトランスポンダ周りが原因の航空機事故(事件)だって古今いろいろ起きてるからな。複数のトランスポンダモードを使うとそれだけ誤ったコードを設定する確率が高くなる。1個でも間違っているとそれだけで敵機と判断される可能性が出てくる。/* 西側の軍用航空機は基本的にここ数年で全部モード5に統一してるはずだから、運用時に多数のコードを同時に扱う手間は無いはずだけど、それにしたってM-3/Aは使い続けなきゃいけないし */
「自由な形状でシンチレータを作りたい」に応える 放射線で光る3Dプリンタ材料:材料技術 - MONOist
2.5万円/250gだから、安いPLAの50倍くらいの値段かな。まあ、構造材とかで多用するようなものではないし。
Prusaは放射線遮蔽用のタングステン入りフィラメント(W75wt%、PETG)とかも売ってるし、マルチヘッドプリンタで普通のフィラメント(β線を透過する)と、タングステン入りのフィラメント(β線を遮蔽する)と、シンチレータフィラメント(β線で発光する)がそれぞれ入り組んだような形状を作って、複眼みたいにコリメートした検出器とか、シールドの厚さや層数を作り込んでカロリメータ的に使ったりとか、いろいろ応用できたりするんだろうか?
横浜 みなとみらい 花火大会の会場で打ち上げの台船が炎上 花火暴発 作業員5人全員救助 1人けが | NHK | 神奈川県
黒色火薬はそりゃコックオフ特性も悪かろうよ。
前日にも打ち上げ花火の事故があったしな
兵庫 淡路 花火が筒の中で暴発 花火大会中止に けが人なし|NHK 関西のニュース
某施設が使っている圧縮空気を使った打ち上げ花火って、コックオフ特性はどうなっているんだろう? 発射薬が無い分で火災の規模は小さくなるだろうけど、それにしたって割薬やら星やら色々入ってるからなぁ。とはいえ、点火は電気的にやっているはずだから、打上げ(加速度)が無いと点火しないみたいな安全装置は入っているだろうし、しきい値の設定次第では危険なほど低い場所や高すぎる場所で破裂しないような安全装置は作れるだろうから、地上や低高度で破裂して火の玉が降ってきて他の玉に燃え移る、みたいなことは無いはずだし。
空気圧で打って電気で点火する方式は、発射薬が無くなって火薬の消費量が減るとか、黒色火薬の煙が無くなるから自由度が高いとか、色々利点はあるけど、安全面での利点も大きそうだな。砲身の長さがどれくらいなのかわからないけど、黒色火薬みたいな強烈な衝撃が少ない(少なくとも熱応力は少ない)分で発射筒の信頼性も高いだろうし。そりゃ某大手アミューズメント施設が苦労して開発するわけだ。
日本も全国で使う総量で言えば莫大な量の花火を打ち上げているんだから、何十年、下手したら何百年も変わらないような古いやり方を使うだけじゃなくて、根本的に安全化した打ち上げ花火を考えればいいのにな。新しい方式の安全性をどうやって保証するかとか、そもそも法令でガチガチに縛られているであろう火薬を扱う機器をどうやって開発するんだとか、色々問題があるんだろうけど。あとは空気砲(武器)としての取り扱いとか、高圧空気の問題とかもあるだろうし。日本で空気圧発射式の打ち上げ花火は難しそうだなぁ。花火はただでさえ化学エネルギーが高いモノに大きな運動エネルギーを与えて高い位置エネルギーへ打ち上げるわけだから、あちこちが法律でガチガチに縛られていそうだ。
ウェザーニュースアプリの津波警報の発表と解除が同じ通知音なの、不便なのでやめてほしいな。いかにも心臓に悪そうな音を警報解除に使うのはちょっとどうかと思うのだが。
蓄光の画鋲が欲しいんだけど、amazonで探しても見当たらない。モノタロウとかアスクルにも無いらしい。ググってもほとんど出てこない。
2018年に1箱買っていて、そのときは100本入り800円弱だった。ので、少なくとも製品としてはあるはず(or かつてはあった)。なんで無くなったんだろう。画鋲を落としたときとかにUVで照らせば一発で見つかるから便利だと思うんだけどな。まあ、UV光源を常時持ち歩いている人間が日本に何人いるんだ、という話ではあるけど。それにしたってジェルネイル用とかでUV光源が手の届く範囲にある人は多いはずだし。UVで積極的に照らさなくたって、蓄光画鋲はそれなりに需要がありそうな気がするんだけど。
蓄光のフックで鍵をぶら下げるみたいな製品はあるから、需要がそっちに吸われてるのかな。
普通の画鋲に蓄光塗料のスプレーで表面処理するのと、蓄光のPLAフィラメントで画鋲を作るの、どっちが楽かな。3Dプリンタで画鋲を作ろうとすると色々工夫しなきゃいけないし、フィラメントの剥離とかもありそうだし、やっぱり塗るほうが簡単かな。
PCのメインの音声出力(背面端子)が、音を出すとノイズが乗るという謎の不具合を発症。音量が低いときはノイズは無くて、聞こえるくらいの音量が出ているとノイズも出る。出力レベルを上げて外部で絞っても、出力レベルを下げて外部で増幅しても、ノイズレベルは体感で変わらない。別のオーディオデバイス(Bluetoothイヤホンとか)を使っているときは問題ない。フロント端子からも同じようにノイズが出る。おそらくマザボに乗ってるオーディオ系のトラブルだと思う。
PC再起しないとだめかな?と思いつつ、試しにデバイスマネージャーからオーディオ処理オブジェクトのデバイスを無効化→有効化してみたら解消した。こうして再起動の機会を逃していくのだ……
興味本位で予備(遊び用)に使っているWindows PCのNTPの設定を変えて、192.168.1.123:1234みたいに設定して、当該アドレスのPC(物理的に別のマシン)でUDPパケットを待ち受けてみたんだけど、何も来ない。
試しにWiresharkで覗いてみると、192.168.1.123のときにはNTPパケットが出ているけど(もちろん応答はない)、192.168.1.123:1234はそもそもNTPパケットが出ていないっぽい。192.168.1.123:123でもパケットが出ないから、セミコロンでポート番号を指定する記法はだめっぽい。
IPv6でアドレスを指定する場合、[アドレス]:1234表記ではポート指定が無視されて普通のNTPリクエスト(123宛)が出て、.や#やpで区切った場合は何も行わないらしい。
少なくとも、WindowsのNTPクライアントは、ポートを指定した問い合わせはできないっぽい。ググってもそういう設定の説明は見当たらない。
NTPサーバーのポートを変えて問い合わせたいみたいな需要って無いんだろうか? 昔は123番をブロックするようなルーターがあったからすでに多用されていたポートを使うような設定があったらしいけど、最近は問題になることはないだろうしなぁ。
オフラインの場所(人里離れた野外とか)でNUCみたいなのを使ってDAQを作るときに、自分で(PCの中で)NTPサーバーを立てて、そこに問い合わせることができれば便利かな、と思ってたんだけど、ちょっと難しそうだ。そもそもそんな場所にWindowsを置くな、という話ではある。
どうしても必要なら自分でOSの時計を書き換えるとかで保時することは可能だろうけど。
Mode-3/A/Cのログ
近くでガソリンエンジンがブンブン回っていた時間帯。約2.76Mspsなので時間分解能は362ns。強い信号が1サンプルしか入っていない。GHzまで来る広帯域なインパルスだからMsps程度じゃ分解できないのは当然と言えば当然だろうけど。
PRFは高くても数Hz(5Hzとか)程度。ゲートは確か一定以上の信号が入ったらそこで開いて、一定時間で閉じて、直後からサンプリングを再開して、みたいな感じだったはずだから、高いPRFが入ればちゃんと記録されるはず。数Hz程度しか入っていないということは、ガソリンエンジンの回転数(6000rpmとして100Hz程度)に比べて圧倒的に低いから、放電ノイズはそこまで強くはないのかもしれない。数が出ればいくつかは強いやつがある、程度で。あるいはデシメーションで時間積分して消えてるのかもしれないけど。
https://www.gsc-europa.eu/sites/default/files/sites/all/files/EWSS-CAMF_v1.0.pdf
欧州のガリレオで実装している災害情報の仕様書だと思う(読んでない)。
おそらくQZSSのDCXと同じメッセージフォーマット。IS-QZSS-DCX-001が80ページに対してこのPDFは117ページある。多少は多く色々書いてありそう。
マルツで買える(DigiKey経由)SiTimeの28.8MHzクロック4選
MEMS OSC TCXO 28.800MHZ SIT5358AECFR-33N0-28.800000 SiTime製|電子部品・半導体通販のマルツ
MEMS OSC XO 28.8000MHZ HCMOS SMD SIT8008BC-11-25S-28.800000 SiTime製|電子部品・半導体通販のマルツ
OSC MEMS 28.8000MHZ SMD SIT8008BCE11-25S-28.800000 SiTime製|電子部品・半導体通販のマルツ
MEMS OSC XO 28.8000MHZ LVCMOS SIT8920BM-13-33E-28.800000 SiTime製|電子部品・半導体通販のマルツ
精度は上から50ppb、20ppm、20ppm、50ppm。値段は50ppbが2.9万円(税込み、1個)、20ppmが200円、50ppmが5000円。
リードタイムが16週間とか26週間とか書いてあって、プログラマブルで納期が早いみたいなアピールポイントはどこにいったんだ、という感じではある。
50ppmは精度が低くて値段が高いけど、動作温度範囲が広いので、車載みたいな高信頼用で値段が高いんだと思う。20ppmは型番が同じで商品説明も全く同じ。ざっとデータシートを見てみた感じ、出力ドライバの違いなのかな?
20ppmは、まあ、あえて採用する理由はないわな。製品を量産するなら水晶よりMEMSのほうが信頼性が高い(製品不良率を下げられる)みたいな利点はあるかもしれないけど、一点物で改造に使うようなメリットは見いだせない。
50ppbは魅力的だけど、いかんせん値段がな。。。
ちなみに、SiTimeの高精度クロックには5ppbという製品もラインナップされている。ただし現在のところDigiKey(およびマルツ)には10.000000MHzしか製品が登録されていない。1個1.7万円なので、50ppbより精度10倍で値段は4割安い。デジタルプロセスの進化は凄まじいな。アナログな水晶じゃこうは行かない(水晶が普及し始めた当時はこれくらいのペースで安くなってた可能性もあるけど、当時の需要を考えるとそこまで急激ではないと思う)。
rtl-sdr blog v3ドングルのBias Tee、適当なスイッチング素子で制御してるものだと思ってたけど、4.5V LDOが入ってるんだな。だからBias Teeが4.5Vと中途半端な電圧が明記してあるのか。
USBの5Vをポリスイッチ経由でLDOに突っ込んで、LDOのENをGPIOで制御する。出力をCで平滑してLで結合。LDOを低インピーダンスなスイッチング素子として使うのは便利そうだな。それに電源ラインのリプルをある程度除去する効果も期待できるし。
LDOが入っているので、USBの電圧がちょっと高めだったりしても、Bias Teeの電圧が高くなりすぎることはない。RTL2832UとかR820T2も3.3V系のLDOが入っているはずだから、rtl-sdr blog v3を使う限りは、USB電圧が少し高い程度は問題なさそう。低い方は、3.3V LODはより低ドロップアウトなものを使っているから、ほとんど3.3V付近まで動く、と言っている。もちろんBias Teeの電圧は落ちるけど。
v4でどう変わったかはわからないけど、大して違いはないんじゃないかな?
他のドングルだとどうなんだろうか。例えばAirSpy MiniとかもBias TeeにLDOが入っているんだろうか? ググって出てきた画像でBias Tee付近についている部品をググってみると、TIのSOT-5 LDOが2種類出てきた。SMAに近い側が4.5V、遠い側が3.3V、らしい。Bias Tee用の4.5VとR820T2/LPC4370用の3.3V、ってことなのかな? そうなのであれば、AirSpy MiniもBias Teeはちゃんと電圧リミットされるっぽいな。
Bias Teeにぶら下がるちょっと変な回路を考えていて、USBの電源電圧変動を受けたら(特に高い方が)嫌だなぁ、と思っていたので、LDOが入っていて4.5Vでリミットされるのはありがたいな。
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