2026年5月27日水曜日

小ネタ


 耐圧kV級GaN光伝導型スイッチの動作実証に成功 ―再生可能エネルギーにおける電力変換用途に期待―

 紫外線照射(365nm)でONできるスイッチ。本質的に絶縁、ゲート信号がノイズ源にならない、などの利点。



 リアル日本レース『Forza Horizon 6』の機械学習AIが「不自然に速すぎる」との意見が急浮上中。“ズル”疑惑も寄せられ、公式による調査へ - AUTOMATON

 ゲームシステム上、プレイヤーは1位を目指さなきゃいけないし、AIはプレイヤーに1位を渡せる程度の性能であってほしいわけだけど、1位を目指したプレイヤーから学習したAIは1位を目指す性能になる、という感じな気がする。

 1位を譲るといったって、簡単に勝てるような性能では遊んでて面白くないしな。このあたりはそれこそ機械学習でうまく調整すれば遊んでて楽しい難易度になるんだろうけど、現状のシステム(プレイヤーが難易度を設定して、負けたらシステムに煽られる)とは相性が悪そう。

 AIの特性(強めに割り込んでくる、とか)も、こっちはなるべくぶつけないように運転しているのに、横や後ろからガンガンぶつけられるとイラッと来るしな。プレイヤーの運転スタイルにもある程度合わせた調整をしてもらいたいものだが。


 FH6、シーズンが変わって夏。夜中にドライブしていて朝が開けたときの強烈な日差しの空気感がすごい日本っぽいな。いや、他の国の夏の夜明けがどういうものか知らないけど。


 ドリフトが難しいのでいろいろカスタムしてみたら、だいぶ楽にできるようになった。やっぱりカスタムって大事なんだな。ただ、公道を走るのはめちゃくちゃ難しくなった。ピックアップトラックとかSUVでライトトレーラーを引いて好きな車を乗せて運べるようなシステムが欲しくなる。現地で車を変えればいいだろ、という話なんだけど、FH6はだいぶ世界観がいいのでせっかくならもう少し浸りたいというか。

 普通のレースはアクセルとブレーキで調整してステアリングで操作すればある程度は走れるけど、ドリフトってどうやってやればいいのか全くわからん。せっかくカジュアルに遊べるゲームなんだから、ある程度は操作方法を教えてくれるようなチュートリアルが欲しい。

 眺めの良い家を買っても眺めを楽しむシステムもないし、Forza Horizonってあくまでも運転のゲームであって、世界観はちょっと残念なんだよなー。

 富士山に行けないのが残念、みたいな話に関しては、富士山は神聖な場所であるからして、Forza Horizonの思想からすれば入れないのは当たり前の気もする。そもそも普通の車で富士山に登るのもどうやるんだという感じだし。その点で言うと、今作は通年で積雪があるスキー場みたいなシーナリがあるから、急勾配を登れる雪上車とか、それこそゲレンデ整備車があっても面白かった気がする。

 Forzaはあくまでも四輪の車しか無いからな。事前には二輪車が登場するかも、みたいな観測もあったけど、結局はガレージの置物でしかなかったし。FHは人間が怪我をするような表現が無いから、車体で保護された四輪はともかく、二輪の扱いは難しそうだし。



 Echo Buds 2の電池がだいぶ劣化してきて、最近は30分程度で止まるようになった。なんか電池の持ちが悪いな、とは思っていたのだけど、日毎に稼働時間が短くなっている感がある。'22年7月に買ったのでほぼ4年、毎日電池がなくなるまで2サイクル程度使っていたので2000-3000サイクル程度、と考えると、十分持った方じゃなかろうか。

 スマホアプリで設定変更すれば使いやすいので、Echo Buds 2はわりあい好きだったんだけど、amazon.co.jpでは2は終売している。


 ということで使いやすいワイヤレスイヤホン買わなくちゃなーと思いつつ、最近のワイヤレスイヤホンってbudsタイプもあるにはあるけど、圧倒的にうどん型が多い印象。デザイン的に楽という理由もあるんだろうけど、いかにもAppleのコピーっぽくて嫌いなんだよなぁ。デザインが嫌いというわけじゃないんだけど、安易な感じがして嫌。

 前にオーテクの安いヘッドホンを買ったときに、個人差の部分を差っ引いても、ブランドからするとあまりにもひどい品質だったので、日本メーカーのロゴが付いているからといっていい製品とは限らないという教訓は得ている。むしろ高コストな日本メーカーがエントリーレベルをばら撒こうとすると設計も製造も中国に丸投げして、メーカーが取るマージン分品質は悪くなるんだろうな。とはいえ、だからといって中国メーカーの製品は中間マージンがない分品質が良いかというと、そういうわけでもないだろうし。

 そういうところを考えると、GoogleやAppleのミドルレンジ~フラッグシップと重ならず(もちろんオーディオ専業メーカーの製品とも重ならず)、かと言って品質を犠牲にしすぎることもなく、体力のある企業がちょっと安めに売っていたAmazon Echo Buds 2はちょうどよかったんだけどな。とはいえ、低価格化に舵を切ったBuds 3やAmazon Basicsのイヤホンは……



 最近のGoogle翻訳(含YouTube字幕翻訳)、略語に正式名称をカッコで入れる機能が追加されたけど、わりかし誤ってることが多いので信頼ができない。

 あと、今までの翻訳は単語単位で(あるいは数単語単位で)翻訳していた感じで、いかにも機械翻訳という雰囲気だったけど、最近は文章の意味が変わるようなレベルでの変更(誤訳)が増えた気がする。得られた結果が本当に正しいのか、いちいち原文を確認する手間が増えて面倒。



https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwea/45/3/45_465/_pdf

 風力発電の大型風車の運搬の話。

 欧州メーカーが主、日本での輸送は考えられていないから大変、日本の法規制も大型風車の輸送には適応していない。



 ドイツで風力発電のブレードを運んでいる様子

Transannaberg Erfurt-51

 後ろ側のトレーラーってどうやって制御しているんだろう? 日本で使われているポールトレーラーは下に伸縮式の軸を伸ばしているから、それを基準にできそうだけど、このトレーラーにはそれがない。左右のワイヤの長さを決めて、それの伸縮で制御しているんだろうか?

 日本の地面に近い軸を使うタイプでは地面に近い部分を基準にするから、勾配の変化(車体が上下にしなる状態)で搭載物に軸方向の伸び・圧縮が加わるけど、この画像の車両が搭載物に近い場所のワイヤで制御をしているのであれば、相対的に軸方向の力は少なくて済みそう。理想的には搭載物と同じ高さにすればいいんだろうし、ワイヤならそういう引き回しも容易にできるだろうけど、そこまでしなくてもある程度はジグで吸収できるし、ということなのかな。



 風力発電用200m級タワーと架設用機械の共同開発に着手 | ニュースリリース | 新着情報 | 三井住友建設

 2021年。タワークレーンみたいな感じでナセルを持ち上げながらコンクリート製のタワーセグメントを重ねていく工法。大型のタワーは鋼鉄では強度が厳しいのでコンクリが必要、この方式は工期が長くなるが、大型クレーンが不要なのでトータルでは安価になる。ブレードの取り付けも適当な高度で行える。

 コンクリタワーはタワー自体の耐用年数は長そうだけど、ブレードの寿命が厳しそう。結局は保守のために大型クレーンが必要じゃん、みたいな。あるいは、コンクリ製の強固なタワーを活用して、タワーに何らかのジグを付けてクレーン無しでブレードを交換できるような工法を作ればいいのかもしれないけど。

 ナセルを吊れない前提だとすると、中身の保守も難しそうだ。ある程度は分解してタワー内を通したり、あるいはタワー外で吊ったりできるようにするにしても、ブレードを保持するベアリングみたいなものを交換しようとすると、いろいろと工夫が必要になりそう。

 セグメントを長くすれば建設の工期は短くなるだろうけど、今度は重いコンクリを運ぶ手間がかかるから、あまり大きくすると輸送が大変そう。液体で運んで現地で固めれば輸送は楽そうだけど、今度は環境の管理が難しいから品質管理が難しそう。結局PCの巨大で短い土管みたいなやつを運ぶしかないのかな。



https://www.jstage.jst.go.jp/article/jieenermix/97/2/97_164/_pdf/-char/en

 2018年。アリューシャン列島沿いの風速13m/s域で帆走し、その速力で発電を行う、帆走型洋上風力発電システム(OEHV; Ocean Energy Harvesting Vessel)の解説。エネルギーは適当な水素キャリア(例えばCO2を持ち込んで、電気分解で作成したH2からメタノールを合成)で輸送する構想。


 大気のエネルギーをかき集めるならパラセーリングみたいな形で発電機を引っ張ったほうが良さそうな気もするけど、風下側に流された発電機を風上側に運ぶ面倒があるから、ヨット的な形(風に直交できる)のほうがいいんだろうな。

 水中翼船みたいな形で浮かせたほうが抵抗は減りそうだけど、速度を増やすのが効率的になるのかはわからん。低速で効率の良い発電方法があるなら低速で引っ張るほうがいい気もするけど、でも高速で帆走すればベクトル合成の自由度が増える利点もありそう。



 10年くらい前の天測航法のテキストをちょろっと読んでるんだけど、1割くらい進んだところの簡単な理解度チェックの問題が7問中少なくとも2問誤り(推定)という、結構アレなテキストの気がする。

 地磁気に関する問題では、磁気コンパスは北カナダにある磁気鉱脈に引き寄せられる、という選択肢が正解だが、これはサイエンスが発達する前はそう解釈されていたが、地球科学への理解が進むとより正しい解釈(地球全体が磁石であって、北極付近の磁石に引き寄せられるわけではない)へ変わったはず。

 グリニッジ子午線の問題では「英国グリニッジを通る」および「経度を計測する基準である」の2つとも正しい、という選択肢が正解だが、現在は経度の基準は変更されているから、「グリニッジを通る」のみが正解のはず(このテキストのオリジナル(翻訳元)が1974年以前に書かれたものであれば、当時は両方とも正しい説明だったが、10年前に翻訳した段階ではすでに誤り。雰囲気からしてオリジナルも半世紀前のものとは思えないから、たぶん執筆時点で誤り)。

 それと、1海里の問題では、「緯度1分に等しい」「大圏上の地表面の1分の円弧の長さに等しい」「約6076ftである」から、すべてが正しいという選択肢が正解だが、「大圏上」という定義だけでは赤道周りか極地周りか(あるいは任意の向きか)を拘束できないから、この選択肢は正確ではなく、緯度1分という説明は元の定義的には正しいが、現在は定義が変更されている。結局、曖昧さを残した「約6076ft」という書き方のみが一番正確さを持っている説明文になる(実際には、現在はメートル法から「正確に1852メートル」と定義されている。これをフィートに換算すると正確に6076.1155ftとなり、丸めると約6076ftとなる)。



 天測航法のゲームとかないんかな、と思ってSteamで検索してみたけど、無いっぽい(少なくともcelestial navigationやsextantで検索してもそれらしいものは見当たらない)。ゲームで天測を勉強できたりしたら面白そうなのにな。まずは地上でチュートリアルをやって、海に出て揺れる中でマウスで安定化させながら角度を調整して読み取りをしたりとか、航海士としてナビゲーションしたり、それで稼いでよりいい機材を買ったりとか。より高価な六分儀を買うとイナーシャが大きくて、揺れた場所でも安定して使えるようになるとか、経験値でスキルを振ったらより暗い星まで見るようになるとか。

 小さなヨットから始めるなら、最初は安い六分儀を船室内に保管していたのが、釣った魚を売ったりして稼いだら室外に設置する保管箱を買ったり、もう少し稼いだら金属製の六分儀を買ったりとか。あとはネタ的にアストロラーベも買えると面白そう。六分儀の有難さがわかりやすいように。


 六分儀とかそういう機材ってどこかに展示されてないんだろうか(できれば触れる形で)。海保の資料館とか? クソ、また東京かッ!!

 まあ、北海道だって全周が海に囲まれたただ2つの都道府県の一つなわけだから、探せば海関係の展示施設だってあるんだろうけど。

 函館に青函連絡船(1988年に運用を終了)が展示されているけど、これはあくまでも函館・青森間だから天測航法が必要になるような船ではなさそう。陸が見えない荒天時は空だって見えないだろうし。北大の水産科学館は自然科学系の博物施設だから、航海技術に関する展示は少なそう。

 そもそも北海道ってあまり遠洋航海の拠点には使われない気がする。もちろん民間の遠洋漁船や遠洋航路みたいなものはあるだろうけど、公開された展示施設があるとは思えないし。とすると、やっぱり北海道にはその手の展示施設は無い? 海自や海保みたいな海関係の公的機関も、北海道にはあまり大きな施設はなさそうだし。

 関東住みの奴らって自分たちの周りに掃いて捨てるほど展示施設があるはずだけど、あいつらってちゃんとそういうの活用してるんだろうか? いや、「お前北海道に住んでるんだから北海道ならではの展示施設行ってるんだろうな?」とか言われると、全く行ってないので困るんだけど。いいや、北海道は公共交通機関がクソなんだ! あらゆる場所に公共交通機関で行けるような奴らに言われとうない!! 関東の駅から徒歩圏外に住んでる人にタコ殴りにされそう。。。


 興味本位でそれなりの六分儀が欲しいけど、最低限それらしい形をしたモノっぽいやつは2,3万円くらいで売っていて興味本位で気軽に買えるようなものではないし(そもそもレビューを見る感じまともな商品でもなさそうだし)、かといって科学教材的なMDFをレーザで切ったようなやつはちょっと物足りないし。もうちょっと遊ぶのにちょうど良さそうな六分儀って無いものか。

 大人の科学くらいの感じだとちょうど良さそうだが。射出成形の部品(組み立て式)の六分儀キットと、実際に測位を行うためのテキストとかをセットにしたような物。

 精度の良いSLAプリンタがあれば、いくつかの汎用の金属部品や光学部品と組み合わせて、ちょっとした六分儀は作れそうだけど、FFFだと細かい精度が厳しそう。工夫次第である程度改善できるかもしれないけど、そこまでして欲しいかというと……



https://www.amazon.co.jp/dp/B0014476FI

 こんな玩具みたいな見た目でなんで4万円もするんだよ、と思ったら、本物の六分儀メーカーの製品なんだ。練習用、あるいは救命ボート用だそう。メーカーオンラインサイトでは120USD。練習用と言っても、ドラムは無いから、あまり凝った練習はできなさそう。とはいえバーニヤはついているから、バーニヤの読み取り練習はできるのかな。水平側のシェードがないから陸上(人工水平線)での練習も難しそうだし。



 海洋情報資料館展示資料等

 六分儀も展示してあるんだそうだ。手にとって試せるようなものかはわからないけど。精密な(換えの効かない)機材も展示されているから、基本的には「手を触れないでね」形式のはず。


 八管海の相談室 ~測量ってどんなの?

 夏休みの工作で六分儀を作ろう。第八管区、舞鶴のあたり。さすがやでぇ……

 凝ったものを作ろうとしなければ、これくらいシンプルでも六分儀としての基本的な使い方(原理の説明)はできるんだろうな。



 SP3の位置の補間(&速度・加速度の計算)、行列で多項式を求めたら累乗が入るから精度が出ないよ、ラグランジュ補間なら累乗が入らないから精度よく計算できるよ、とのことで比較してみたのだけど、行列とラグランジュで12桁程度は一致するから、どっちで計算しても変わらない気がする(列を入れ替えずに逆行列を求めると、15次を超えたあたりで有意に誤差が出る感があるけど、そもそもそこまで高次は使わない)。

 あと、6次くらいまでは次数が増えるごとに精度が改善していってる感じがあるけど、7次以降は0.1mmくらいで精度がサチってる感じがある。SP3は1mmまでしか書かれていないから、それ以降は意味がない(意味がある値は得られない)ということなんだろう。

 今回は5分間隔のSP3を使ったけど、試しに15分間隔で読み込んでみた場合、10次で-5乗くらいでサチったから、10次以上を使えばいい、みたいな話の根拠はここにありそう。15分間隔なら10次以上、5分間隔なら6次以上、という感じか。

 ここで言う0.1mmとか-5乗というのはあくまでもN次とN+1次でのノルムなので、実際にこの精度で位置が求められているというわけではない点に注意。


 実用上、ラグランジュでも多項式でも変わらないなら、計算が早い行列のほうが有利かな。1桁まではいかずとも、だいぶ早い気がする。あと、ラグランジュを使う場合はそのコードが必要だけど、多項式なら測位演算でも使用する行列演算を流用できるから、コードの共通化という点でも有利。

 行列は特定のウインドウ範囲(例えば5分間)であればその部分の多項式は流用できるから、キャッシュ化すれば多項式の計算は省略できるけど、あまり早くなった感じはしない。コードがかなり複雑になって計算速度が変わらないなら、ない方がマシ。



 C#でusing IDisposable foo = Hoge();foo=Hoge();的に再代入できないのが謎い気がする。usingがtry-finallyの糖衣構文だから、みたいな説明もあるけど、とはいえコンパイラがfoo=Hoge();みたいなusing変数への代入を検出したらfoo.Dispose();foo=Hoge();とかに書き換えれば良さそうな気がするけど。


2026年5月20日水曜日

小ネタ






 工作機械メーカーはそれぞれで残すみたいな話はどうなったんだろう。本社があれだから、下も無駄なことせず全部まとめて最適化しよう、みたいなことなのかもしれないけど。/* Win7ってだいぶ前からセキュリティパッチないのでわ…… */



 数式を使わない物理学入門 アインシュタイン以後の自然探検 (角川ソフィア文庫) | 猪木 正文, 大須賀 健 | 工学 | Kindleストア | Amazon

 初版は60年以上前なので、現代の理論からは外れた説明もいくつか。そういう意味では他の人に積極的に勧められる本ではない。とはいえ、宇宙論とか天体物理みたいな内容のブルーバックスを5冊とか10冊とか読んだあとにさらっと読んでみると面白い部分もある(主に地の文で)。

 昔の人が書いた文って同じ理論屋とか実験屋でも今の人達とは考え方がだいぶ違うような気がする。というか、たぶん人間性(ユーモア等まで含めて)はそう変わってないんだろうけど、文字として表現する範囲が狭くなったというか。昔はちょっと突飛なことが書いてあってもクスッと笑って読み飛ばしていたような内容が許されなくなったというか。



 今週は日本全国をドライブしたり、運転に疲れたら本棚の整理をしたりしていたので、進捗ありません。


 司書ゲー、数学のベクトルの本には矢印が書いてあったり、芸が細かい。

 最初の400冊ちょっとまで1行も揃わずに進めていたので、いっそのこと魔法無し縛りでやろうか、とか思ったり。全然進まないけど。



「きょくていおん」(^ω^#)

 航空宇宙界隈の"極"を"ごく"と読むのってちょっと特殊よな("極上"とか"極楽"とか"ごく(極)最近"とか、広く知られて/使われているいるものもあるけど)。最近は普通のニュースでも極超音速みたいな使い方が出てくるけど、それで航空宇宙分野はこういう読み方をするんだ、と普及するほどではまだないかな。

"極低温 読み方"でググっても"きょくていおん"としか出てこないし。


 前に遊んでいたのはXbox One XのFH4だったので(PCでも少し遊んでたけど)、車のロードやファストトラベルがめちゃくちゃ早く感じる(今回はCPU直結のNVMeにインストール)。

 Gacha City Radioのトークが結構好きなのでもうちょっとバリエーションほしかったな。欲を言えばyoutubeとかでポッドキャストを配信してほしい。

 ゆっくり運転するだけでも楽しいけど、それだとクレジットが稼げないので車を買ったりガチャ(ホイール)を回して限定アイテムを取ったりができないのが難点。ベーシックインカム欲しい。

 Drivatarの分解能はもうちょっと細かくあってほしかったな。標準だと楽に勝てるし、その上の上級は歯が立たないし。

 事前の予告通り、私有地に巨大な電波望遠鏡を設置することもできて、敷地が広いので大きなアンテナを複数個設置して小型の干渉計アレイを作ることもできるけど、とはいえ描画距離が狭いので敷地の数分の1程度の距離(面積比で数%程度)しか同時に見えない。アンテナは巨大なもの1個しかないから、レインボー干渉計みたいにすることもできない。本来は自由にコースを作って遊んでね、というフィールドだと思うんだけど、とはいえ描画範囲狭すぎじゃないか、って気がするのだが。


 FH6はとりあえず金バンドを取って一区切りついたし、今回はサブスクじゃなくて買い切りなので1か月以内に徹底的に遊ばなきゃみたいな理由もないので、次週は平常にある程度戻す予定。

/* そういえばジャック・ライアンの新シーズンが始まるんだっけ…… */



 最近夜中にFr24で北海道周辺に時々詳細不明のドローン(クアッドコプターのアイコン)が写っていて、AIRCRAFT TYPEにMQ-9Bと書いてある。ICAOコードは表示されていなくて、MLATっぽい映り方。ただ、うちのdump1090にはそれらしいレジ/ICAOコードが見えている(位置情報は無し)。自作のM-3AC受信ソフトではわずかにノイズ程度に信号が入っているけど、デコードできるほどの強度ではない。

 dump1090でICAOコードを取れるならFr24に表示されていても良さそうな気もするけど、そうなっていないのが謎い。


2026年5月13日水曜日

小ネタ






 アメリカの陸海空宇軍の公式広報ってあんまり印象にない気がするんだよなー。特にYouTubeでは。空軍なんて動画の投稿頻度は著しく低いし。

 自衛隊も各レベルで広報チームがあって、最近は海自は結構広報に力を入れている感じだけど、陸自はわりあいとっ散らかってるイメージ。ある程度映像制作に強い部隊もいれば、とりあえずありあわせの(画質の悪い)機材で頑張ってるというような感じの映像もある。

 オーストラリア国防軍の広報チャンネルはかなり優秀な印象。継続的に動画を公開しているし、品質も高いし、ちゃんと軍の広報とかリクルートみたいな方向性のコンテンツだし。




 スイス式CNCを縦に4段重ねたような機械。標準でバーフィーダー4本とライブツール対応タレットが4個、追加で対向タレットや刃物台を2or4個載せられる。コンパクトでスループットが出るから細かい高精度部品を大量に作らなきゃいけないような用途には便利そうだ。6主軸みたいな巨大な設備に比べれば安価だろうし、全体をブン回す(&よりを戻す)無駄も無いし。工程毎に工具を用意できるわけじゃなくて、すべての主軸に必要な工具を入れておかなきゃいけないのが大変そうではあるけど。工程分割とか立ち上げの手間も考えれば、中量生産では良さそう。本格的に大量生産しなきゃいけないならもっと別の器械を使うべきだろうけど。



「ニンテンドースイッチ2」1万円値上げへ 半導体価格上昇で | NHKニュース

 PS3が6万円で高いと言われていた時代も今は昔。



 ニュージーランド 新フリゲート艦候補に日本の「もがみ」型も | NHKニュース | 防衛省・自衛隊、ニュージーランド、イギリス

 日本はライセンスとコンポーネントの販売だけやって、船体の製造や組み立てはオーストラリアの造船所でやればいいんじゃねって気もするけど、その場合はオーストラリアから再輸出するみたいな手続きになるから、日本の法的に難しかったりするのかな。海自向けをオーストラリアで作って、日本の造船所のキャパをニュージーランド向けにスライドして、とかならあるいは?



https://www2.jpgu.org/meeting/2016/PDF2016/S-GD23_P.pdf

 日本地球惑星科学連合2016年大会

 一番最初に、閏秒の挿入を回避する方法の提案。提案時点で3年に1回の挿入ペースなので、1秒の定義を1秒/3年だけ変更する。閏秒の挿入は全世界で何万人もが対応する必要があるが、定義の変更は全世界で数人が対応すればいい。

 うーん…… なんで閏秒を入れるようになったかといえば、秒の定義を短期間で変えるのが面倒だからだろ。1秒の長さが変わると時間の逆数である周波数も変わる。-8乗(1Hz/100MHz)で変わると業務用の無線機器はかなりの数が対応を要する。秒の定義を変えるたびにこれらの機器をすべて一斉に更新するのは全く現実的ではない(だから1秒の長さが固定になった)。

 現代では秒の定義はほとんどすべての物理単位の定義に使われているから、秒の定義が変わるとほとんどの値が変わる。秒に紐づいていないSI単位は恣意的な数値を設定したモルだけ(当初の定義では、現在では秒の単位に紐づく単位で組み立てられていた)。角度単位はSIでは定義されていないけど、推奨されているラジアンはSI単位で組み立てるとメートル毎メートルだから、定義上は秒にぶら下がっている(秒の変更には影響を受けないけど)。

 キログラム原器を使っていたような時代(上記の提案時点では現役)ならともかく、今現在では時間の単位を変えるとありとあらゆるサイエンスで数字の換算が必要になる。換算ミスをすれば大きな損失が生じるし、そもそも換算という行為が強制されるだけで莫大な損失になる。

 現在のところ閏秒は2017年を最後に挿入されていないが、逆に言えば2017年の閏秒挿入時に秒の定義を1秒/3年だけ変えていたら、閏秒を回避するどころか、今度はそれ以降3年程度の頻度で負の閏秒を入れ続ける事になった(結果論ではあるけど)。


  著者に所属が書いてないから無所属の人の提案? いくら学問は自由だとはいえ、なんでこんなものが学術団体の大会で発表されてるの。。。

 名前でググると’74年のRRLの資料が出てきて、衛星関連っぽい。その人の論文一覧を見ると衛星を使用した地震予知の話題が多そう。40年も研究者をやってる人が閏秒の導入経緯も調べずに提案するかは怪しい気がするので、同姓同名っぽそう。’72年にもRRLで書いているようだから、'70年初頭からRRLにいたとすれば、1秒の長さが地球に従属している事の手間(度重なる無線機の再調整)もリアルタイムで経験しているだろうし。

 でも全く無名の人が大会で発表できるとも思えないしなぁ。



https://www2.nao.ac.jp/~open-info/engipromo/draftparts_2015/hh14g.pdf

 鏡筒を倒立振子として扱い、トルクをゼロにするフィードバック制御で鉛直に立てる方式の提案。特殊な光学系を使って鉛直を確保する方式に比べてシンプルに作れるので、小型化が可能で、例えば火星に持ち込んで使ったりできる、とのこと。


https://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/~doi/ilom_summary.pdf

http://rironkon.jp/2004pro/files/hikari_sekigai_group/hanada.pdf

 先の資料だと月だとか水沢のZ項云々とか書いてあるからまずは地上望遠鏡として作るものだと思っていたのだが、月の表面に設置する望遠鏡らしい。口径20cm焦点距離2mで10nm分解能を目指すんだそうだ。スタートラッカ的に使って、姿勢を直接計測する(LLRみたいな地上観測より高い精度を目指す)。

 曰くH-IIA相当で打上げるSELENE後続ミッションだそうで、あの頃に雨後の筍の如く提案された月着陸ミッションの中の一つっぽい。

 トルクセンサの校正とかも大変そうだけど、どうするんだろうか。長周期成分はXYステージの制御量からフィードバックするみたいな形になるのかな。



https://www.mhi.com/jp/technology/review/sites/g/files/jwhtju2326/files/tr/pdf/421/421042.pdf

 できたての美味しさを守る!「炭素の膜」で進化したペットボトル飲料 | 三菱重工機械システム

 30年に及ぶ研究の集大成。DLCコーティングでバリア(遮断)性を高めたPETボトルの開発と実用化|研究者が語る開発秘話|キリンの研究開発

 ペットボトルにDLC(ダイヤモンドライクカーボン)を蒸着させてガスバリア性を高めたもの。MHI技報が2005年で、2018年の記事で「次世代ボトル」と表現しているから、通常の普及にはまだまだかかりそうだな。

 ワインみたいに高価格帯かつ長期保存が可能で劣化(酸素の侵入)に敏感なものでは、実用化されているらしい。炭酸飲料に応用が進まないのはコスト管理が厳しくて消費速度が早い(スループットが高い)から長期間のガスバリア性が問題になりづらい、みたいなことなのかな。あとは、蒸着でボトルが多少茶色っぽい感じになるから、中身を選ぶ(色が濃い飲み物以外入れづらい)というのもあるのかも。ガスや電極を調整して足元(or首元)には色がつかないようにみたいなことをすると、ガスバリア性が悪化するし。

 成膜の原理的にはボトルをチャンバ(電極)に入れて真空引きし、アセチレンをRF(13MHz ISM)でプラズマ化するという感じ。仕組みとしてはシンプルだけど、高スループット(1-2万本/h)を達成するために高速な真空引きが必要で大変、みたいなことらしい。

 炭素と水素なので食品安全的にもクリア、リサイクル性も良好(アルミ等を貼るわけじゃないので)、だそうだ。



 調べ物中に見つけた陸自のSAMの整備用の工具の調達の資料、工具類だけで100種類以上、物によっては同じものを複数個用意していて(例えば同じサイズのスパナを6本)、トータルで1セット200個以上の工具が含まれている。SAM1セット整備するだけでも大変なんだなぁ。

 比較的大きなスパナが複数本入っていたり、かと思えば小さいトルクドライバーも入っていたり、SMA端子用のトルクレンチが異なる製品を1本ずつ指定していたり、結構謎い構成。トルクドライバーやSMA用トルクレンチが入ってるってことは車体の整備だけでなく、SAM本体側も触るんだろうけど、電気的な機器はDMM(米国メーカーの製品指定)が1種類だけだから、せいぜい電圧のチェック程度しかできないはず。情報機器は自己診断で交換すると割り切っているのか、高価なRFチェック機器は別で調達しているのか。あるいは、通常運用の範囲では壊れないという想定なのか。



 同軸ケーブルの締め付けトルク、SMAが1Nm程度、TNCが0.5Nm程度らしくて、TNCのほうが大きいのにトルクが小さいんだな。BNCなんて弱いバネで押し付ける程度だし、TNCもそこまで締め付ける必要もないんだろうけど。そもそもTNCでトルク管理できるものもそう多くないけど。



 Steamのウィッシュリストに入れてたやつがセールになるとメールが来るけど、終了の12時間前とかに「おまえほんとに買わなくて後悔しない?」みたいな追いメールも欲しい感が若干。そういえばあれ安くなってたよーな、と思って見に行ったら定価に戻ってた、が度々。まあ、来たら来たでウザいと思う気もするけど。


 司書ゲー、普通の人は「本は丁寧に扱わなきゃ!」みたいな感じで遊んでるのに、本に慣れてる人は「本を手荒に扱えるのたのしい!!」とか言ってて、面白いなって。本を読まなそうな人がめちゃくちゃ手荒に扱ってたりもするけど。

「百回に一回的中させれば、預言者の面ができる」というタイトルが占いの棚に並んでいるの、我々の世界で天文の棚に占いの本が並んでいるのと同じ感じがして、皮肉が効いてていいな。

 タイトルを読む限り本の内容も面白そうだし、どこかのレーベルが一括でライセンス契約してラノベ作家に書かせたりやってくれないかなー。Kindleで売ったり、ゲームの有料DLCで売ってゲーム内で読めるようになったり。全部10巻としても少なくとも300タイトル、パロディを除いても100タイトル以上はあるだろうから、うまく割り振れば面白いことになりそうだが。



 GPSの測位、とりあえず測位演算で正しそうな結果が出ていそうなところまでは来た。Google Earth比で水平に30m程度、垂直方向に50m程度の誤差。電離圏・対流圏・サニャック効果は未補正、衛星はGPS8+QZS2で、X=Y=Z=t=0から始めて5回で更新ベクトルの長さが5um、擬似距離残差8.2mRMSくらいになる。DLLにフィルタも入れずPD制御で周波数にフィードバックしてトラッキングしているだけにしては、だいぶ優秀な確度。1点でしか測位演算していないから精度は不明だけど。

 サニャック効果を含めても残差は7.6m程度にしかならないし、水平距離で2m程度しか移動しない。衛星の配置とかによっては効いてくるのかもしれないけど、運が良ければ無視できるのかも。適当に使う衛星を選んで、例えば東側(or西側)に密集した衛星群(低GDOP)の観測量を使うとかすれば、サニャック効果の影響が大きく見えたりするのかな。


 今までは測位を行うこと(キャリアPLL/コードDLL含め)が目的だったから測位演算の中身はおざなり(「動けばいいや」)だったけど、今回はRF(IF)周りはまあよほど下手打たなきゃ問題ないだろ、ということで(というかもう航法メッセージやコード観測値は得られているので)余裕を持って測位演算を実装。行列の処理とかもちょっと真面目に考えながら書いたり。GPSくらい有名な技術だと、Google AIとかにファジーに投げてもそれなりに答えてくれるので、調べるのはだいぶ楽になった気がする。


 GPSのクロックのaf1項、最大2^(15-43)で効くから3.73ns/sで、光速を乗じて1.12m/sくらいの感度がある。実際には0.1s程度のオーダーで使うし、実際のaf1は10mm/s程度だから、実用的には(単独測位やDGPS程度では)無視できる量ではあるけど。

 ちなみに、現在使われていないという部分は無視してaf2は1um/s^2程度の感度。



 C#で行列ってどうやって書くのが良いんだろうか。1次元配列で持ったほうがいい気がするけど、インデックスの計算の手間を考えればジャグ配列でも良さそうな気がする。1次元配列を使えばArrayPoolが使いやすい可能性はあるけど、でもいちいちDisposeを呼ぶのも面倒だしなぁ。Disposeを呼び忘れても通常の配列確保/GC負荷と同程度だから別に問題はないのだが。1次元だとストライドの管理をうまくやれば行優先行列と列優先行列を比較的シームレスに扱える利点はありそう(転置がほぼノーコスト)。でも、ジャグ配列は行優先固定とかで設計すれば添字管理が不要なのがデカいんだよなぁ(array[i][j]でアクセスできる)。

 それと、行列の添字を0オリジンにするか1オリジンにするか問題。一番の問題はC#には範囲を指定するRange型があって、行列から一部を切り出すような処理を考えたときにRangeが使えると便利だが、これが非0オリジンと相性が悪い(例えば領域全体を使う場合に..で指定すると必ず0始まりになる)。Range構文で切り出したいなら0オリジンが安全かな。



 C#のクラスでint this[int i]とdouble this[int i]みたいなものが競合するの、getはわからないでもないけど、setはちょっと謎い気がする。C++的にはgetはint getter(int i)とdouble getter(int i)だから戻り値でオーバーロード解決ができないみたいなのは納得できるけど、setはvoid setter(int i, int value)とvoid setter(int i, double value)みたいな感じで解決できそうだけど。


2026年5月6日水曜日

小ネタ


 桜も散った5月に雪が降って草ですわ






 Veritasium Can a quantum sensor detect your heartbeat from 60 km away? - YouTube

 量子磁気センサで60km先から人間の心拍を見つけることは可能か?

 クリックベイトのタイトルはともかくとして、ゼーマン分裂の説明はわかりやすくていいな。「こういう原理だよ」ってアナロジーを見せられるとたしかにそうだと納得せざるを得ない(正しく理解できているかはまた別の問題として)。


 タイトルの結論としては、そんなに弱い信号は見つけられない、という話だけど、でも、人間の心拍に限らなければ可能なんじゃね?という気はする。数Hzとかの強力な交番磁界なんて簡単に作れそうだが。それこそ、ポケベルを鳴らせばスピーカーから強烈な磁場が出てくるんだし。受信専用に設定した無線機に接続したイヤホンのイヤーピースから出る磁場とかも使えるだろうし。無線を受信させてスピーカーなりを鳴らすなら相手が電波を受信できる必要があるけど、送信側は被探知はあまり気にしなくていいから強力な電波を絞って送れば済むし、それが嫌なら向こう側から手動で磁場を出すとかどうにでもできるし。DTMFみたいに適当に変調した磁場を出せばいろいろな情報(健康状態とか)を含めて受信できるし、複数個所で到達時刻を得れば双曲線で測位もできるし。



 GPS普及で役割終えた「ボルデメ」、展望台に…有視界飛行の操縦士目線(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

 操縦士目線……??

 面白そうなアイディアではあるな。これだけの設備を撤去するのもだいぶコストかかるだろうし、大量のアンテナを載せられるだけの強度もあるし、マルチパスが大きくならないように高い場所にあるし。グランドプレーンはスカスカだから足場に使えないのが難点ではあるけど。



「ストリートファイター6」とのコラボでeスポーツギアに本格参入 ゲーミングチェア、ゲーミングコントローラー、振動タイプ「ボルレッチ」発売|ミズノ株式会社

 既存商品のラインナップを見る感じ、布製品に強い会社であって、eスポーツのデバイスに活かせるような技術を持ってる感じはしないんだよなぁ。なのでチームのウェアを提供するみたいな話は納得感があるけど、周辺機器に参入したところで……という感はなきにしもあらず。



 日本メーカーのゲーミングデバイス、OA機器某大手が作ったゲーミングマウスがプロゲーマーに酷評されてるのを見て、その動画を見る前に自分も買ってて実際に使っていてこりゃ確かにプロゲーマーから酷評されるのは納得だな、という出来ではあるんだけど、とはいえ日本メーカーらしい部分(コスト配分、日本人の手に馴染むデザイン、細かい気遣い、etc)も感じられるし、たぶん大手が本気でeスポーツに参入して、プレイヤー側からも適切なフィードバックがあれば、日本国内という狭いパイではあってもある程度の競争力はありそうな気がする。

 ただ、例えば韓国・台湾・中国みたいなアジア地域(概ね体格が近い)はすでに各国に強力な周辺機器産業があったりeスポーツに力を入れていたりというのがあるので、今から日本メーカーがそこに食らいつくのは厳しいはず。あと、欧米系の製品が体格に合わないという日本のプレイヤーはすでにアジア系のメーカーの製品を使っているはずだから、あとから参入した日本メーカーが取りに行くには、かなり強力に展開する必要がある。

 OA機器メーカーが、OA機器という「ダサい」イメージを脱却するために本腰入れてかっこいいデバイスを作るみたいな可能性はあるんだけど、とはいえ先述のメーカーはそれで大失敗してるからなぁ。/* 改めてamazonで見てみたらそれなりに新製品を出しているし、レビューもそれほど悪くなさそう。値段もアジア系の海外製品に比べると高いけど、欧米系の製品に比べれば安いし */



 観光施設で起きた事件をマスコミが毎日々々何度も繰り返し報道した挙句、開園したら「風評被害に負けずに!」みたいな報道をするの、マッチポンプがすごい。ネットで炎上したとかならともかく、それ以外の風評被害の大半はマスコミが加害者だろ。北海道のローカル民放局のYouTubeチャンネル、各々1日に何本同じ事件の動画を投稿してるんだよ。しかも容疑者顔大写しのサムネで。

 他の諸々も含めて、世の中のマスコミにもう少しでも良心があればもっと良い世界になるだろうになぁ。



https://www.hattori-hokokai.or.jp/pdf/90th_special.pdf

 光格子時計の公演の書き起こし。

 最後の方に、「提案したころはうまくいかないだろうと言われてcuriosity drivenで研究を進めた」的なことが書いてある。

 光格子時計は提案当初に18桁まで行けると示して、実際に18桁目まで出て、19桁目までは行けそう、みたいな感じらしい。セシウムは当初は10桁だったものが16桁まで、6桁の改善が進んだのと比較すると、光格子時計は2,3桁の改善はできるにしろ、発展性という意味ではちょっと厳しそうな感も拭えない雰囲気。まあ、これから四半世紀も改良を行えばもう何桁か行けるのかもしれないけど。

 光格子時計の精度があれば1ナノ秒ずれるのに30年かかるから、高速な通信で同期が楽になる、とは言われても、光格子時計を使うくらいならクロックを引き回せる距離じゃないから少なくとも数km離れた場所を想定しているんだろうけど、とはいえそんなに離れたら一般論的効果が効いてくるから結局クロック同期は必要なんじゃね?って気がするが。潮汐が同相と仮定してバイアスを掛けるみたいな使い方になるのかもしれないけど。


 モノリシック光格子時計みたいなものって作れるんだろうか? 1cm³+周辺回路くらいで16,7桁のクロックがあれば面白そうだが。しかし光的な周波数だと使いづらいから、周波数コムみたいなものも小型化して一緒に載せないと使いづらいだろうし、それにしたって相当高い周波数だろうし。

 周波数コム周りを調べてみると6G通信で使いたいとか言っているから、普及させようと思えば5年10年程度でスマホに積めるくらいに小型化できる見込みはあるんだろうけど。



https://www.nict.go.jp/publication/kiho/45/001-002/Kiho_Vol45_SI_No001-002_pp019-026.pdf

 1999年。時刻の決め方とか、HM、Rb、Csの大まかな構造とか。


 Cs原子時計でCs原子を使い捨てにしているのってなんでなんだろう? CSACみたいなデザインだとCsガスセルの中身を入れ替えずに使うから、原理的に原子時計では原子の再利用が不可能ということはないと思うんだけど。ある程度の大きさ(相互作用時間)のキャビティで再利用しようとすると原子を運ぶのが面倒(故障率マシマシ)で、10g弱詰め込んでおけば数十年は使えるから、よほどカリカリに小型化しようとしなければ使い捨てにしたほうが設計が楽、みたいなことなんだろうか。

2026-05-07追記:Csクロックは中性原子を使うので、電磁気的な力で輸送(偏向)することができない。Csクロックの図で、キャビティの前後で偏向させる図は量子的な操作によるものであって、物理的な(任意の向きに輸送できる)操作ではない。原子泉方式のように運動量をある程度操作する方式は、レーザ冷却でトラップしている。非冷却型のクロックの場合、蒸発させた原子がそのまま通過するから、かなりの速度(温度)を持っているはず。電磁波で運動量を与えて偏向させるるにはそれなりに冷たい原子(冷却)が必要になるはず。(ラックマウント程度の大きさでもレーザトラップが可能になった場合、そもそもキャビティを通過させた後に再利用するというより、トラップした原子雲をそのまま長時間使う方式になりそう)



 RF64/WAV、ヘッダ部を除けばRIFFと互換のはずだけど、SDR#が吐いたRF64は十分に小さいファイル(数十MB)でも、RIFFファイルサイズ(4バイト目以降)とdataチャンクサイズは-1(FFFFFFFFh)で埋められていて、ds64を参照しないとファイルサイズ/dataチャンクの大きさがわからないようになっている。

 RIFFでファイル/dataチャンクのサイズが-1になっていると、例えばSoundEngine Freeでは音声ファイルの長さを正しく認識できない(実際のデータの後ろに0固定の波形が続く)みたいな挙動があるけど、でも-1埋めのRF64は正しい長さ(SEFはサンプルレートが正しく読めないのでスケールがあるけど)で表示されるから、両方とも-1埋めが正しい実装なんだろうか。

 どうせRF64に非対応ならWAVとして開けないから、中途半端にRIFFとRF64を互換にする必要はない、というようなことなのかもしれないけど。



 RTL2832/R820TのDLLを叩こうとして、"rtl-sdr cb transfer status: 4, canceling"のエラーでデータが取れない現象、rtlsdr_reset_bufferを呼んだら解決。rtl-sdr.hには何も書いてないけど、サンプルアプリのソースにはReset endpoint before we start reading from it (mandatory)とコメントに書いてある。あの、そういう大事なことはライブラリのヘッダの方に書いておいてくれませんかね。。。

 rtlsdr_read_asyncのコメントにRead samples from the device asynchronously. This function will block until it is being canceled using rtlsdr_cancel_async()と書いてあるんだけど、非同期とは一体……

 rtlsdr_read_syncを使うとlibusb_bulk_transferを直接呼ぶので、バッファが埋まるまでブロッキングで動作するけど、少なくとも指定した長さのブロックが埋まれば制御が帰るので、read_asyncで完全にブロックされるよりはマシ(libusbでタイムアウトが0なので低sps+大容量バッファみたいな組み合わせだと長時間ブロックされる)。ただし低レベルを直接コールするから、呼び出し間隔が長いとデータを取りこぼしたりするはず。

 read_syncとread_asyncは、呼び出し側から見たsync/asyncではなく、デバイスに対して同期的か非同期的かという感じなんだろうな。syncは呼び出し側がデバイスと同期的に処理する必要があるから、ノンブロッキングな代わりに動作に余裕がない。asyncは間に1層挟まっているから呼び出し側(コールバック関数に渡した処理)で若干時間がかかっても吸収できる。まあ、間に挟まったバッファも無限に容量があるわけじゃないから、程度の問題だろうけど。

 結局asyncでブロッキングされるくらいなら、C#から呼ぶなら適当なタスクを挟んで、自前でsync読み出しをやるほうが便利そう。でも、適当なタスクからasyncを呼んでも、結局やることは変わらないんだよな。syncだとメモリコピーが2回減るからパフォーマンス的には有利だけど、今どき数MB/s程度のメモリコピーのコストなんて気にしても……


2026年4月30日木曜日

Fusionで螺旋と内径方向の線分を円弧で接続する

 実用的な用途だと、引きバネの末端処理で使われるような形状

***

螺旋の直径
螺旋のピッチ
円弧の半径

* 3つのパラメータには正数を指定すること

* 回転方向や上下が異なる螺旋はYやZを負数として読む

* パラメータに余裕がある(円弧の半径が相対的に十分小さい)場合、直線-円弧-螺旋はG1連続で接続されるはず。余裕がない場合はG0連続になり、さらに進むと計算が発散する

* この手法ではガイドレールは作れない

***

 直径30、ピッチ10、半径5、のようなパラメータで180度の螺旋の両端を末端処理すると以下のようになる


 3Dスケッチで各点の位置を定義し、3点通過平面で円弧を作成する。スケッチはミラーやパターンができないので、両端を処理する場合は3Dスケッチ内で対称な形を作成する。

 コイルは位相を指定できないので、螺旋の始点の角度と位置へ移動させる。コイルは三角(外部)を内側に(あるいは三角(内部)を外側に)つくり、エッジをスイープのパスに指定する(丸線をスイープで伸ばすと正しい形状にならない)。


2026年4月29日水曜日

小ネタ


 牧野フライスTOBに中止勧告、投資ファンド「大きな驚きをもって受け止め」:製造マネジメントニュース - MONOist

 日本企業が買おうとしたときにあれだけ揉めたのに、海外資本がすんなり買えると本当に思っていたんだろうか。それとも運良く買えればラッキーくらいだったんだろうか。


/* 某社は社長人事で揉めていたあたりで社長?会長?の言い回しが嫌いだったんだけど、その後に出てきた問題をみると、やっぱりね、という感じが。。。 */



 北海道新幹線の費用対効果 財務省「中止すべき水準」と試算 | NHKニュース

 なんだかなぁ。


 むしろ北海道全域に新幹線網を引いて観光の利便性(都市間移動の高速化)をすべきでは?って気もするけど、たかが北海道程度の観光(+出張等)需要じゃ新幹線は割に合わないんだろうな。ただでさえJR北海道は既存路線の維持ですら無理とか言ってるのに。

 北海道の外周1300kmくらいを新幹線で結んで、あと適当なところで横断できるような路線も引いて、北海道を1周するだけなら5,6時間、適当なところで3-5泊くらいすれば北海道全体を観光できるようなプランがあれば、観光需要としては面白そうな気がするけどな。北海道の距離感を知らない旅行者が2泊3日で北海道1周を計画する、みたいな半ば都市伝説みたいな笑い話も、あたりまえにできるようになる。でもそれだけの距離を新幹線で結ぶほどの需要があるとは思えないけど(現在の新幹線の総延長の50%程度に相当する路線が必要になる)。


 本来、こういう用途(遠距離の高速移動)は航空路線が担うべきであって、北海道には旅客用の空港が10箇所以上も整備されているにも関わらず、北海道内の移動で空路を使おうとするとかなり厳しい(例えば旭川・帯広・紋別には道内路線が就航していない)。20人クラスのターボプロップで安価に運行されれば便利なんだろうけどな。そもそも地上交通網が貧弱な北海道で空港が10箇所はちょっと足りない気もするし(空港周辺のバスとか公共交通機関次第か)。

 例えばV-22の民間機があれば、北海道内のローカル路線みたいな使い方には便利なんだろうけど。VTOL機ならフルスペックの空港は不要だから、もっと多くの地点を結べるようになるわけだし(ある程度の地上設備は必要としても)。AW609クラスは旅客用に使うにはちょっと小さすぎる気がする。でもDHC-8やATR 42の3,4倍の値段はだいぶキツイ。あるいは、国の予算を使いつつ都道府県単位で機体を購入して、運用を民間に委託して旅客業務に使いつつ、国内で大規模な災害が発生すれば丸ごと救援にシフトする、みたいな使い方をすれば便利そうだが。とはいえ少なくとも数千億円規模の投資か……

 アメリカみたいにゼネラルアビエーション(含地上設備)が発達している国ならちょっとした移動はGAで済むし、V-22は民間用で使うには中途半端で使いづらいんだろうな。石油リグみたいなところに飛ばすには重すぎるだろうし。


 eVTOLが実用化したとしても、当面は都市部での短距離移動がメインになりそうな気がするんだよなー。北海道くらいの面積で端から端までeVTOLで移動するのは結構怖い気がする。冬場の北海道だと電源の問題もあるし。そもそも人口密度が低い場所だと稼働率が稼げないから運航コストが高く付くというデメリットもある。

 人口密度の低さはどうにもならない問題なんだろうな。税金でなにか便利な移動手段を用意してテコ入れしようとしても、人口密度が低いと費用対効果が悪すぎる。何か別のお題目があって、多少の「税金の無駄遣い」を許容できる口実があればいいんだろうけど。

 例えば北海道オリンピックを広域開催して、各競技場は飛行場周辺に作って、各飛行場を結ぶ航空路線を大幅に増やして、空港周辺はeVTOLで移動して、とかをやれば、ある日の午前中は札幌で、午後は稚内で、次の日の午前は紋別で、午後は釧路で、というような感じで、広範囲の観光と絡めて開催できる(観戦を目的に短時間だけの滞在で観光需要が満たせるかは別として)。あるいは1週間飛行機使い放題で20万円、とかの搭乗券で需要を刺激してやれば、航空会社はオリンピック期間中だけというタイムリミット付きで道内路線の効果を確認できる、みたいな。オリンピック競技が可能な場所を空港周辺で探すのは大変だろうけど。あと、あまり航空輸送を発達させすぎると結局札幌付近を拠点にして、他の地域の観光需要を刺激できない、みたいな問題もありそう。

 そもそも、一段とコスト管理に厳しい昨今、そんなに余裕のある事業ができるとも思えないし。



 なんだかんだ言いつつ、僕は田舎アンチの過激派なので、本心では北海道なんて民間人の住民はゼロにするべきだ、位には思っているんだけど。道路も住宅もほとんど無くなっただだっ広い土地を自動運転の農作業機械で耕作地帯にして、輸送も全部無人でやって。最低限必要な人間は農作業を行う時期だけローテで出張(短期の単身赴任)させる程度で。これからの温暖化傾向を考えると、北海道でカロリーを稼ぐ方向はそう外れてはいないはず。台風とかの被害は南の方よりは少ないわけだし。

 田舎アンチの理由の半分は物理的な距離の問題だから、これを一番手っ取り早く(短絡的に)解決するには人口密度の低い場所は居住地に使うことを禁止しろ、という方向なだけで、逆に物理的な距離を解決できる技術があるなら、それでもいいんだけど。とはいえ、インターネットみたいな理論的に距離を短縮するツールでは不十分で、実際に物理的な距離を縮める必要があるから、その一つが航空機だったりという可能性はある。

 ただ、飛行機を使ったとしても、例えば関東へ行こうとすれば早くても片道2時間はかかるわけだし、両端で空港からの移動を含めれば往復の移動時間が8時間とかになるし、交通費も1往復数万円かかるから、現実的な選択肢にはなり得ない。となると、やっぱり人口密度が低い場所は居住地としての使い方を捨てる(人がいなくても良い用途に転用する)のが最適じゃね、って気になる。



 僕が触り程度に技術寄りの人間だからそう感じるというのもあるかもだけど、北海道ってマジで科学技術の基礎がカスなのよな。

 旭川まで出てもろくな本屋は無くて(例えば天文コーナーには占いの本しか並んでいないとか)、まともな教育レベルを期待すると札幌しか選択肢がないが、札幌までの移動手段がほとんどない(特に教育が必要な年齢層を対象とした場合)。他にも、例えば札幌の家電量販店は品揃えがかなり悪くて、ガジェット系の人間が北海道に住むのはかなり絶望的(片っ端から通販で買うようなガチ勢はさておき)。

 科学技術系の教育に話を戻すと、北海道にはろくな展示施設がない。小学生相手の科学館という建付けのものはあるけど、せいぜい自然科学系の展示しかなくて、科学技術系の展示施設は皆無(たぶんニセコの先まで行けばもう少し踏み込んだ施設があるはずなんだけど、僕は行ったことがないし、内容もかなり尖ってるだろうし)。関東・関西とか、あるいは東北でも、科学技術系に限らず展示施設はいろいろあるだろうけど、おそらく青森あたりが北限な気がする。

 もう少しするとラピダスの青田刈りとかが始まるのかもしれないけど、とはいえ周りに科学技術がろくにない田舎の子供を、先端半導体を作らせるようなルートに乗せる方法も想像できないし、結局は関東圏から人を引っ張ってくるのが大半になりそう。あるいは、ラピダスがなにか作るのかもしれないけど。

 そんなこんなで、北海道(というか田舎)には恨みつらみがあるので、田舎なんて民間人の居住は禁止してしまえ、という過激派思想になったってワケ。


 あとは、単純に人口密度が低いと寛容さがなくなる、みたいなロジックもある。1学年10人未満の学校でちょっとでも「普通のこども」と違う興味の対象を見つけると、それだけで誰とも話が合わず、話を理解してくれる大人もおらず、ただ排除されるだけなのよな。周りとは話が合わず、親からも期待されず、自分で興味の対象を伸ばそうとしても、周りにはろくな情報源も無い。

 自分の子供に農家になるのを強制させるつもりなら親が田舎暮らしを選択するのは好きにすればいいけど、でもそれって職業選択の自由を保証した憲法に違反してますよねー? まあ、うちの親が特に科学技術に興味がない人間だったってだけで、今の時代他の家はもう少しマトモなのかもしれないけど。

 とはいえ、やはり人口密度が高ければ似た趣味を持つ人間や、それに詳しい先達を探すことだって現実的だろうし、田舎のデバフは結構大きいはず。それを解消するためにどれくらいの人口密度が必要なのかはわからんが。

 そういう「ちょっと変な子供」を潰さずに伸ばすことを考えても、やはり常設の展示施設って結構重要な気がするのよな。その分野に詳しい学芸員が手伝うことだってできるし、同じ場所に集まった(同じ分野に興味のある)ほかの子供達と出会うことだってできるだろうし。その点、田舎の科学館は、展示スペースにいるスタッフは警備の服を着たおじさんだけ、みたいな状態で、展示内容に興味があっても質問する相手すらいないという点で、やはり田舎はクソ。いや、その基準でいくと札幌も田舎になるんだけどね。。。


 小中学生の興味を伸ばすみたいな方向だけを考えるなら、例えばANAとかJALが、小中高生向けに座席が空いている時期にでも何らかの条件付きで安価なチケットを発行する、みたいな制度があれば、それでもだいぶ解決できるはずなのよな。趣旨を踏まえれば、例えば何らかの展示施設(科学館でも美術館でも)に行ったレポートを壁新聞みたいな形で書かせて、どこかで公表するみたいな形とか。そういうことを目的としたプラットフォームを作って、大学教授なり民間の研究者等ともつなぐ形を作ればなおよし。研究者側からしても、10年後に自分たちの分野に進んでくれる人間を養成するという点でもインセンティブがある。

 内容を考えれば文科省あたりがやるべきじゃねって気もするけど、でもこれで益を得るのは人口密度の低い所に住んでいる人だけだから、大多数の国民からは嫌われる制度になるという欠点がある。逆に、人口密度で言えばコストの掛かる対象はそう多くないことを期待できるから、空席の目立つ路線で燃料代をちょっと追加で負担する程度のコストで社会貢献できると考えると、航空会社側の負担はあまり大きくないはず。

 ただ、そういう事業を考えるうえで、対象となる人数がかなり少ないのがネックになりそう。離島とか東北以北とか、田舎の住民が相手だと、わざわざ企業が相手にするような規模じゃないし、もちろん国が関わるような規模でもない。あるいは、北海道とかローカルな自治体単位で、自分たちでそういうことをやればいいのかもしれないけど。とはいえ、そうやって養成した若者は、順調に育てば関東やらの企業に就職するから将来的な税収等も期待できねぇ、って点が、ローカルな行政単位ではネックになるんだろうな。半導体とかに限ればラピダスみたいに地元の企業も期待できるのかもしれないけど。でも知名度のある企業が所在していれば他の地域から人間を引っ張ってこれるから自分たちで育成しなくても……

 結局、優秀な企業があれば地域は発展するし、魅力的な産業がない地方は……ってことなんだろうな。


***


 GPSの復調は、とりあえず複数衛星を並列に航法メッセージのビット列を取れるようなところまでは作って放置中。搬送波/コードの追尾のフィードバックループの調整がいまいちスッキリしていないというか、動作はしているけど、このパラメータはなぜこの値じゃなきゃだめなのか、みたいな整理ができていない。

 気の所為(or偶然)かもしれないけど、数分程度で全衛星が急にロストする現象が起きてる気がするんだよなー。RTL-SDR blogドングルで受信していたときはRTL2832のバグだろうと思っていたけど、実はR860側の問題なんだろうか? でも、RTL側で検証したときは数十マイクロ秒くらいの固定した長さで丸ごと落ちていたから、RTL側のデータ処理の問題と結論づけていたはず。RTL(デジタル系)で数十usを落とすならせいぜい数十サンプル分を拾いそこねる程度で説明できるけど、R860(アナログ系)で数十us単位を落とそうとすると、少なくとも数km相当の遅延線を付け替える必要があるから、あまり現実的ではない。R860内のPLLで一時的にロックが外れているみたいな可能性もあるけど、それなら毎回固定長で落ちていたはずの現象が説明できない。



 適当な衛星のコードをトラッキングして、コード位相をグラフ化

 330秒くらいの間に4回くらいロストしている。1回目が0.36ms、2回目が0.18ms、3回目が0.47ms、4回目が0.02ms、くらいのジャンプ。

 ロストしたタイミングは、107.5秒、147.2秒、214.9秒、322.2秒、あたり、2回目を除いて107.4秒の整数倍になっている。32bitのRIFF/WAVファイルに10Msps16bitのIQを保存すると約107.4秒で4GiBの制限に達するので、SDR#では4GiBに達したらファイルを分割する。このときに、余った1バイト(虚軸のMSB)を捨てるのではなく、適当な大きさの不定長を捨てているという可能性がありそう。ただしその場合は2回目のロストが説明できないので、別のメカニズムが残っている可能性もある。



 RF64/WAVのフォーマットをぐぐってみたら、結構シンプルっぽい。RIFFの名前がRF64になって、WAVEとfmt_の間にds64が入る。チャンクサイズ等を使わない場合(ストリーム終端まで読み続ける場合)はds64は無視していい。fmt_チャンクもdataチャンクもほぼ互換。基本的にIQファイルはdataチャンクの後ろに追加のチャンクが無いことを期待できるので、その場合はRF64追加仕様はほぼ無視できる。


 ということで、64bit(非分割IQファイル)からコードのトラッキング

 この衛星については、ロストせずにトラッキングできている。少なくとも、明らかに目立つコード位相の飛びは無く、DLLが追えないほどのロスト(1usとして10サンプル以上)も無い。


 今回は手抜きのためにSDR#でサンプリングしたけど、例えばDLLを叩いて自分でWAVに書き込むなら、32bitRIFFに4GiB制限を無視して書き続けてもいい(もちろんRF64で書いてもいいけど)。

 先の2回目のロスト(非ファイル境界)が気になるところではあるけど、再現しないなら当面は無視する。


 しかし、SDR#のファイル分割、サンプルをゴッソリ捨ててるのか…… コード位相しか見ていないから、捨てる量が1ミリ秒未満なのか、それ以上に捨てているのかは不明だけど、少なくとも数百マイクロ秒以上は捨てているということになる。

 RF64が結構楽に読めることがわかったので、今後はRF64メインで使ったほうがいいかな。後々ファイル境界で面倒事に巻き込まれたくない。とはいえ、自分でファイルを書くときは32bitを使い続けるだろうし、結局は読むときは両方とも対応しなきゃだめとかいう面倒なことになりそう。こういうやつがいるから新しいフォーマットの普及が遅々として進まないんだろうな。

 WindowsのエクスプローラーもRF64は対応しているのかな? 4GiBを超えたファイルも、少なくともマウスオーバーで再生時間が正しく表示されるから、ds64やfmt_を正しく参照しているはず。



 改めて取り直したサンプル

 時々ドロップする。うーん、こういうのが一番困る。。。

 ファイル時刻系に対するコード位相の不連続があるから明らかにドロップしているんだけど、それだけでなく、PLLも時々ロックが外れているっぽい挙動。数HzくらいならFLL特性で引き込めるんだろうけど。

 PLLが外れるのはパラメータの調整で頑張るなり方向性はあるけど、原因不明のドロップは結構困る。基本的に測位衛星は非静止衛星だから長期的に見れば定期的にロストするのが当たり前、受信機のバグが有っても吸収できるように実装しよう、というような話ではあるんだけど。



 気まぐれにGLONASS OS PS(英語版)を眺めてみたけど、すごいざっくりしたことしか書かれてない気がする。

 おそらくGLONASS ICDがIS-GSP-200に相当するような文章なんだろうけど、403で見れない。Wayback Machineで見てみると、2022年1月まではアーカイブされているけど、2022年3月以降は403になっていて、「うわぁ……」って感じの。



 自称GLONASS対応アンテナ

 GPS L1とGLONASS L1の間に安定した櫛状のスペクトルが出ている。なんぞこれ。



 興味本位で1/4-36のナットを探してみたけど、全然売ってないのな。amazonにもモノタロウにも無い。1/4-20(三脚でよく使われる)は掃いて捨てるほど売ってるのだが……

 タップは、1/4-36はamazonで何本か売ってるっぽい。モノタロウには20TPI以外だと32TPIしか無いかな。36TPIはUNS(Unified National Special)だから、特殊な規格という扱いになるらしい。


2026年4月22日水曜日

小ネタ



「万有引力定数Gの計測は実験ではなく乱数発生器だ」



【先パイと】MEX金沢2026の出展機をゆるっとごあんない!【後ハイが】 - YouTube

 堅苦しすぎずテンポが良くて良いな。



 豪州政府と次期汎用フリゲートの共同開発・生産に関する契約締結 | 三菱重工

 個人的にはロービジロゴがステルスっぽさ(最新鋭の代名詞)があってカッコいいと思っているので、カンガルーもグレーのロービジになってほしいな。空自のF-35Aも元々は赤色だったのが実際にはロービジになっていたし、模型では目を引くワンポイントとして赤を使いつつ、実際に建造したらロービジに、みたいな可能性もあるけど。



 後工程で高まる精度要求、半導体“積層化”支える2次元スケールで描く成長曲線:FAインタビュー - MONOist

 マグネスケール社。

 ソニーから買った会社で、元々はソニーの磁気記録・再生技術を計測に応用して開発した技術らしい。同様にレーザを使った計測も、ソニーの光学メディア由来だそう。



 アイコムが模倣品対策を強化、製品の正規品判定をQRコード認証に一本化:製造マネジメントニュース - MONOist

 QRコードで個体認証ってどんなすごいぎじゅつを使ったんだ?と思ったら、意外とアナクロだった。でも、こんなもんでもいいんだろうな。



 南極観測船の運用、海自が撤収へ…警戒監視が必要なエリア増大で体制維持が難しく : 読売新聞

 なんかどこかで見た世界線に似た話になってきたぞ……

 JAMSTECに移管するというのは妥当だろうけど、とはいえJAMSTECだって現状でもカツカツ(or不十分)な運用体制だからなぁ。この上さらに地球の裏側に行くような大型船を運用する体力があるのかどうか。

 後続艦の運用が行われたあかつきには現しらせを民間に払い下げて運用資金の足しに……



 NTTとJAXA、低軌道衛星でのMIMO通信を実証 伝送量向上へ(Impress Watch) - Yahoo!ニュース

 衛星MIMOってどんな仕組みなんだろうか。MIMOってマルチパスを積極的に使う手法だと思うんだけど、地対地通信なら(特に都市部なら)建物のマルチパスを使うとか、屋内(WiFiとか)なら壁やら家具やらのマルチパスを使うことができるけど、衛星の場合はどうなるんだろう。


https://journal.ntt.co.jp/wp-content/uploads/2022/09/nttjnl5004_20221001.pdf

 衛星側でアンテナ間0.7m、地上側でアンテナ間70kmで、2x2MIMOで伝送レート2倍、とのこと。

 地上から出すならこれもうビームフォーミングだろ、というような感じだけど、衛星から出してるから、MIMOという考え方でいいんだろう。IoTで主に地上から出した信号を衛星側で受信することを考えているなら、MIMOというよりビームフォーミングのほうが適切な気がするが。


 革新的衛星技術実証4号機(小型実証衛星4号機)による低軌道衛星MIMO技術の軌道上実証実験を開始しました | JAXA | トピックス(2026年)

 IoTのMIMOの使い方はあくまでも軌道上で収集したデータを下ろすのに使うのが目的かな? IoTはプロトコルが乱立しているから衛星では波形のサンプリングだけを行って、それを高帯域幅な回線で地上におろして、地上でソフトウェアで解析したい、ついてはMIMOで高速回線を構築したい、ということか。

 LPWA的なプロトコルはキャリアスケルチと相性が悪いから、信号が入ったところだけ切って下ろす、みたいなことはできないはず。乱立したプロトコルがそれぞれに使っている帯域全体をカバーする必要があるし。MIMOで帯域幅を2倍にしたところで、足りるかな? 民生用FPGAをスクリーニングして軌道上でデコードするほうが楽そうな気がしないでもない。

 IoTを衛星で中継してダウンリンクするってのはARGOSとかDCPと似たような用途になるのかな。ニッチな用途で欲しがる人はいるだろうけど、でも最近は既存のスマホとStarlinkやらを直結してテキストを投げたりとかのサービスが提供され始めているから、こういう用途にも5Gモジュールを積んで、人間の生活範囲では地上回線で、それが届かない場合は自動的に宇宙回線に切り替え、みたいな通信プランが出てくるのも時間の問題だろうし。

 Iridium SBDみたいなモジュールがこの用途に広く普及しないのはコストの問題だろうけど、衛星通信がスマホレベルで普及しちゃえば、SBDとは桁違いに安くなるだろうし。IoT中継用の小型衛星を必要数バラまくコストを考えると、5Gの通信モジュールのほうが安くなりそう。


 ダウンリンク用のMIMOはたしかに便利な技術なんだろうけど、とはいえ若干使いづらそうな気はするなぁ。数カ所の地上局を占有して数倍程度の改善しか得られないなら、観測衛星みたいな用途なら光中継みたいに桁違いに高速な回線を頑張ったほうが良さそうな気がするが。

 ただまあ、MIMOは冗長系の考え方と相性がいい、という利点はあるか。衛星側はブロードなアンテナと送信機の組み合わせを複数個用意しておいて、地上側もサイトダイバーシチを兼ねた複数のアンテナを運用して、定常時はそれらでMIMO通信、地上で片方が悪天候とかトラブった場合はSISO通信、衛星側の送信機が1系統壊れてもSISO通信、ビーム幅で分離するわけではないから衛星側のアンテナの要求が少なくて済む(首振りも不要)、みたいな。

 とはいえ、昔の衛星ならミッション回線もブロードだろうけど、最近の大型衛星なら首振り、小型衛星ならボディポインティングで細いビームを振り回すだろうから、MIMOに使えるかというと……

 むしろそこまでリソースのない、50kg弱クラスの衛星からのダウンリンクを考えれば利点は大きいのかな? その程度の規模の衛星で複数の地上局を占有させるに足るミッションがあるかどうかはさておき。

 使い捨てレベルで運用する超小型光学衛星とかを考えると、とにかく低コスト化したいから光通信はNG、ウインドウが狭いからMIMOで素早くダウンリンク、とかはできるか。20kgくらいの規模で、イプシロンとかで800kmくらいにばらまいておいて、いざ有事になった場合は固体モーターで近地点をガッツリ下げて解像度を稼いで、遠地点側のエネルギーを使って1週間くらい撮影して、みたいな。時間分解能が必要な場合は複数の衛星で交互に撮影していって。うーん…… 大型衛星でいいのでわ?って気が。こういうクリティカルな用途の衛星がブロードな電波をバラ撒けるかというと、怪しいし。低軌道から高解像度な画像を得るなら精密な姿勢制御は必須だから、ならその光学系を流用してレーザーを出すくらいできるだろうし。


 まあ、素直な空間(非マルチパス環境)でのMIMO通信も、基礎データを取っておけば後から色々別の使い方(含衛星以外)をすることだってできるだろうしな。



 最近のウェザーニュースの雨雲レーダー、かなり怪しい気がする。雨降っててあとどれくらいで止むだろと思ってレーダー見たら現在降ってない判定、とか。

 あと、ウェザーニュースアプリの津波注意報は全く信用がない。内陸で発生した地震でも毎回必ず津波注意報を出してくるから、どうせまたいつものやつやろ、とオオカミ少年化している。そのうえで、NHK等はすぐに「津波の心配はありません」みたいな速報を出したあとも、ウェザーニュースは「津波に注意しろ」以降それの解除メッセージは出ないし。

 津波の予測は莫大な実測値や計算リソースが必要だからいち民間企業でどうにかなるものでもないんだろうけど、だからといって何度も誤報を出すくらいなら、多少のレイテンシがあっても気象庁からの情報をリレーするほうがマシな気がする(彼らとしては「津波が来るぞ」と言っているわけではなくて「気をつけろ」としか言ってないから誤報とは思ってないんだろうけど)。

 そもそもウェザーニュースの地震速報って何をソースにしているんだろう? 例えば気象庁から震源の座標を含むデータを受け取っているのであれば、それで一定程度は津波もフィルタリングできるはず(明らかに陸域に震源がある地震には警報を出さない、とか)。そういうことができていないということは、自営の地震計からデータを集めて、観測震度だけで(震源を決めずに)津波警報を出すか決めているんだろうか? とすると、おそらく地震計は陸地にしか設置していないだろうから、遠洋で発生した(陸地での観測震度が低い)地震由来の津波は警報が出せない可能性がありそう? 気象庁は海底の水圧計ネットワークから津波の発生を直接観測して警報を出せるけど、ウェザーニュースはそういうことはできない?



 先日、レコーダの背面周りをいじる機会があって、その時に地上波のラインとBS/CSのラインが逆に刺さっていることに気がついた。レコーダの受信強度の表示だととりあえず問題ない程度ではあるけど、正しい接続に切り替えたら10目盛りくらい改善した(単位不明)。最近このあたりは触っていないから、だいぶ前からこの状態だったはず。それで問題なく視聴できていたのも結構謎い。

 アンテナ類は屋外のプリアンプで地デジとBS/CSのIFを混合して1本にまとめてから窓枠の隙間を通して、レコーダの前でスプリッタで地デジとBS/CSに分離して、レコーダに突っ込んでいる。レコーダ側が地デジ・BS/CSを明確に分離しているのであれば、スプリッタの特性が悪いということになる。そりゃまあ、1000円未満で変えるRFコンポーネントの周波数特性がそんなに良いわけ無いだろうけど。



 ガルパン最終章4話分を視聴。アニメは当時リアルタイムで見てたんだっけか? リアルタイムでは見てない気がする。劇場版はBDが出たらすぐ買って見たはず。最終章は1本あたりアニメ2本分くらいだから、4本なら8話分程度で、1クールよりは楽に見れる。

 最終章は見てなかったんだけど、YouTubeで見かけた、エイブラムスに乗ってた兄ちゃんのリアクション動画(「俺はアニメは見ないんだけどお前らがそこまで言うなら」みたいなスタンスだったのにドハマリしていく様)が面白かったので、予習を兼ねて最終章を視聴した次第。

 内容としてはまあそう唐突なわけでもなく、アニメとして誇張が強くなった感もありつつ、良くも悪くも過去作の延長線上という感じ。


 黒森峰が平気で麦ジュース飲んでるのが面白いな。プラウダも瓶に入った透明な液体を飲んでいるし。

 聖グロもコーヒーや麦ジュースを飲むキャラを出してほしいものだな。紅茶なんてミーハーな飲み物ではなく、伝統ある麦ジュースを……


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 日中はだいぶ暖かくなってきて、気安く外に10分くらい出ても寒くないので、GPSアンテナを持ち出してAirspy R2でサンプリング。とりあえずテキトーに書いたコードでドップラスキャン。……全然ピークでないでやんの。。。

 コードが悪いんか?と思ってRTL-SDR blog v3ドングルでサンプリングして、サンプルレートとIQファイルの読み出しだけ変えてスキャンしたら、ちゃんとピークが出る。ということで、おそらくAirspy R2側の問題だと思う。

 Linearity Gainを変えてサンプリングしてみると、狭い範囲ではピークが出ることがある。ゲインが低いと当然ピークは出ないし、ゲインが高すぎてもだめっぽい。R2のLinearty Gainというのは結局R860内の3種類のVGAを調整しているだけで、LPC4370側では一切信号処理は行っていないはずで、R860内のVGAに関してはRTL-SDRドングルと全く同じ使い方をしているはずだから、両者で結果に差があるのは釈然としない。

 可能性としてはAirspy host toolsのDLLに入っているフィルタが悪さをしているというのは捨てきれないけど、これを検証するのは面倒くさい。ISDB-T(64QAM)を復調できることを考えると、帯域幅でせいぜい半分のBPSKを通す程度は問題ないと思うんだけどなぁ。


 R860のゲインはそれぞれ15段階が3段なので、トータルで15^3=3375種類の組み合わせがある。仮に1つの設定あたり1秒間サンプリングしたとすると、それだけで132GBにも上る。GPSのドップラスキャンだけなら0.1秒もあれば十分だけど、それでも結構な量になるし、念のためのセトリング時間とかも考えると波形を取得するのに2時間近くかかる。それだけの組み合わせのファイルを解析する手間もある。



 とりあえず、3段ステップで0から12までの計125セットを相関処理(PRN195、50msec)

 相関強度は振幅100%の正弦波を0dBに正規化されているはずなので、ノイズフロアが前段の増幅率に影響を受ける(ただしR2はS16の100%よりはるかに低いレベルで飽和する)。

 比較しづらいので、ピークを基準に正規化

 利得が低いと全く相関が出ない組み合わせもあるし、弱い相関(4dB程度)のものもあれば、強い相関(8dB程度)を示すものもある。まあ、そういう組があるとわかるだけで、その組のゲイン設定がどういうものなのかはわからんが。。。

 変数が3個と結果(相関値)で4次元の画像化が必要になる。凡人がそんなものをどうやって認識しろと…… 手間と工夫を惜しまなければ、2次元平面+アイコンの形で3次元を表現して、輝度なり色度なりで相関強度を表す、みたいなこともできるのかもしれないけど、メンドクセ。


 とりあえずLNAとMixerの設定毎にグラフ化

 一番左の列はLNAを固定してMixとVGAを可変したもの。それ以外の列はLNAとMixを固定してVGAを可変したもの。

 VGAが0の場合はいずれの組み合わせも相関が出ない。VGAが12の場合、LNAが0でもMixが12なら5dB程度の相関は出る。逆に、Mixが0でもLNAが12なら8dB程度の相関が出る。

 今回はゲインの最大値(各14)まで達していないので、最大ゲインにしても問題ないのか、あるいは飽和するのかまでは確認できていない。ただ、比較的早い段階でノイズフロアが下げ止まっているから、LNA, Mix, VGAすべて9くらいに固定しても良さそう。とはいえ、これがすべてのR860に当てはまるのか、それとも個体差があるのか、あるいはGPSアンテナにも依存するのか、といったところは把握できない。

 あとは、ノイズフロアの原因が熱雑音なら、R860チップを積極的に冷却すればSNRが改善する、といった可能性もある。ケース(アルミ)の中にはかなり空間があるから、ペルチェ素子の2段スタックとかも入りそうだけど、とはいえそこまでやって劇的に改善するとも思えないしなぁ。満足な計測環境もなしにそんなこと試したってオカルト以上の結果は得られないだろうし。



 それぞれのゲインを10-14の5段階に設定して相関処理(数時間離れて取り直したので別の衛星で、信号強度が変わってノイズフロアも変化)

 ゲインを最大に設定したら飽和してSNR下がるかと思ったら、そんなこともなく。


 前のゲインを下げてピークが出るようになったサンプルの理由がわからん。たまたまとか? あるいは、たしか今回とは別の個体のアンテナを使っていたはずなので、アンテナの種類によって違うとか? アンテナ側のLNAでめちゃくちゃ増幅するようなデザインだとR860側で増幅したら飽和する、とか?



 縦軸に相関強度、横軸に時間

 10Mspsで取っているので、ちゃんと綺麗な三角形になる(RTLの1.92Mspsとかだとほとんどインパルス信号に見える)。


 QZSSも(ゲイン変えて取り直したサンプルから)

 QZS1RのPNT(L1C/B)とSLAS(L1C/A)。C/Aは綺麗な形だし、C/AとC/Bのピークは同じ位置に出ているけど、でもC/Bってこんな形になるんだっけ? なんか違う気がする。

 C/BってC/Aのチップレートを2倍にしてチップの前後で単に符号を変えただけだと思ってたけど、実は違うのかな。


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 Airspy R2でrawでサンプリングして、4象限サンプルをゼロ埋めして20Msps相当のWAVに書き出して、SDR#に読み込み

 ゼロ埋めしているので、左右端の5MHzは折り返し。内側の-5MHzから+5MHzまでの10MHz幅が実際の信号。

 サンプリングしたのはFMラジオの帯域なので、ノイズフロアはある程度平坦になるはずだが、高周波側が不自然に高くなっているのと、600kHzくらいは強烈にカットされている。


 SDR受信機の特性の測定か…… IFを見る内だけにしても、少なくとも8MHz程度のフラットな信号源。fl2kで作れないこともなさそうな気はするが。周波数特性がDACのSinc特性ならそれを補償するフィルタを通してある程度フラットにするなり、そもそもそれが問題にならない程度に低い帯域を使うなり。



 試しにfl2kを叩いてみた。そうだ、fl2kってデバイス解放で死ぬんだった。。。使い終わってるからエラーが出たところで、という考え方はあるにしても、気持ち悪いものは気持ち悪い。

 Airspy host toolsのDLLはlibusb-1.0.dllとphtreadVC2.dllに依存している。fl2kのDLLはlibusb-1.0.dllとlibwinphtread-1.dllに依存している。どちらもlibusb-1.0.dllが必要だが、Airspyのv1.0.10に付属しているものはv1.0.20.11004で、fl2kに付属しているものは1.0.25.11692と、バージョンが異なる。fl2kは新しい機能に依存しているので、1.0.20では動かない。1.0.25を入れていても、airspyは動作する(必要な範囲で後方互換性がある)。ただ、1.0.25を使っていると、airspyでもデバイスを閉じるときにFatal Errorが出る。

 試しにgithubからlibusbの最新版(1.0.29.11953)のバイナリを取ってきたところ、airspyもfl2kも、デバイスを閉じるときにFatal error. 0xC0000005が出る。古いバージョンでairspyを使えば問題なくて、新しいバージョンではfl2kもairspyもエラーが出るということは、これはfl2kではなくlibusb側の問題なのか。

 同じく1.0.22を入れてみると、fl2kでデバイスを閉じるときにはwarningが出るが、とりあえずFatal errorは出なくなる(airspyも問題なし)。1.0.23では、airspyでは問題ないが、fl2kではFatal errorが出る。

 とりあえずは1.0.22を使っておくのが良いかな?

 しかし、1.0.23のリリースは2019年8月だから、かなり古い。fl2kやairspyの不具合の原因がlibusb側にあるならかなり長いこと放置されていることになる。流石に考えづらいような……???


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 QZSSのGNSS ViewのAndroid版、現在位置から見える衛星の配置を表示したい場合、fineの位置情報が必要らしいんだけど、なんでcoarseじゃだめなんだろう? coarseの場合は最大で数km程度の分散になるはずだから、GNSS衛星の方位を大雑把に把握する程度なら問題ないはずなんだけど。

 別に内閣府が配布しているアプリを疑っているというわけじゃないけど、必要もないのに高い精度の位置情報を要求するのは昨今のトレンドからすると……



 プロペラ一体型のアウターローター型モーターという空想。

 コンセプト通り、プロペラの中に磁石が埋め込まれて射出成形されたもの。ドローンを組み立てるときにプロペラを小さなネジで固定しなくていいので楽。プッシャー型で使うならネジ等による保持すら不要(停止時は磁力で保持)。

 プロペラの単価が高くなるので民生用で使うのは難しいのよな。軍事用を始めとした使い捨てドローンみたいな用途だと、ユーザーの手間が減って便利だと思うんだけど。使い捨てに振り切るなら、例えば軸受もベアリングではなくメタル軸受とかを使うことも考えられる。

 今のところこの使い捨てのドローンでも概ね民生品の転用が多い感じで、トータルの製品設計としては過剰な部分もありそうな感じがする(ミサイルの構造を弾性範囲で設計する、みたいな)。かといって、あまり開発コストをかけすぎると低価格という利点が相殺されるから、あまり大規模な基礎研究はできないんだろうけど。このあたりがCOTSの難しいところよなぁ。多少のミスマッチがあっても大局的に見れば安くなるよね、という。でもあまりに大量に消費するなら専用設計したほうがやすくなる可能性もあるし、でもそれでコケたら一大事だし……