2013年12月16日月曜日

Nexus7にUbuntu13.04

今更な感じもしますが、手持ちのNexus7にUbuntuを入れてみました

そもそもNexus7を買った理由が
「iPhoneもiPadもKindleも有るなら次はAndroidだろ」
という短絡的な発想で
札幌に行った時に立ち寄った中古PC屋でNexus7が置いてあったからなわけですが

ArduinoDoroidoとか、Processingとか、KitKatとか とりあえずひと通りAndoroidoで動く遊びは試したのと、Android自体はほとんど使っておらず、Kindleくらいしか入れていなかった というのもあります
なのでデータ移行とかも気にせずに「試してみるか~」という衝動でUbuntuを入れた次第です

今回は
http://unizoff.net/blog/315
を参考にしました
イメージのDLに多少時間がかかりましたが、それ以外はあまり問題なくサクッとインストール出来ました
さすがKitKatです 他のOSをインストールするのもサクサク(関係ない


とりあえず、一部タッチ操作が不安定だったり、1280x800という解像度のせいでアイコンが小さくタップしづらかったり と言うのはありますが 一応動いています
もちろんUSBメモリやUSBマウスなども使えます
デスクトップ版Ubuntuなので、通常のUbuntuと同様の操作が可能です

GCCは最初から入っており、G++もapt-getでインストールできます
SSHも同様にインストールすることができ、他のPCやiPhoneなどから操作することができます

GTK2.0はとりあえずWindowの表示とButtonの動作だけは確認しました

しかしOpenCVは動作が微妙で、そもそもOpenCVはIntelが作っているため、ARM版は結構面倒らしいです
ただ全く使えないわけではなく、ちゃんと設定してコンパイルすれば使えるっぽいです
Webカメラもdmesgを見る限りちゃんと認識しているので、画像処理とかもできそうです


さて、タブレットにUbuntuを入れた時におそらく一部の紳士淑女の皆様が一番気になる件
遊べるのか!?

ということについてですが
結論から言うと ダメです><


いくらデスクトップ版とは言え、そもそもOSがARM版なのでFlash Playerがありません
これは艦これがHTML5等に対応するorAdobeがARM版Flash Playerを作る のどちらかを行う必要が有るため、一両日中に対応するのは不可能でしょう


そして、組み込み屋として結構気になるFT232のサポートですが
コレも不可のようです
FTDIはLinuxのドライバを作っていて、カーネル2.4(?)の頃にOSに組み込まれましたが、ARM版のドライバは作っておらず、そのためNexus7に入れたUbuntuからFT232を使ったシリアル変換モジュールは使えません

OpenCVやFT232など、Ras Pi(Raspbian)では動くのにUbuntuでは動かない というのが結構あります
この辺りもっと詳しく探せば動くようになるのかも

とりあえず目安として GTKのような比較的高レベルなライブラリは問題なく動くようです
しかしOpenCVやドライバ等の低レベルへのアクセスを要求するライブラリは動作しないようです


ソフトウェアとしては上記のような問題はありますが、GTKで遊ぶ程度なら十分に使えると言えると思います

しかしハードウェアとしてはまだ微妙なところで、例えば外付けキーボードやマウスがあったほうが快適に操作できます
動作がもっさりしてるのは諦めるとして、タッチパネル周りがもう少し反応が良くなれば使いやすいなぁ という感じです

あと、まだあまり動作が安定しておらず、結構落ちます

まぁ安定性を求める用途などに使うようなシロモノでもないので、総評としては「使える」でしょう
もうちょっと遊んでみたいと思います

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