2016年6月12日日曜日

地磁気の偏差を計算する

国土地理院のWebページに地磁気の偏差(の近似値)を計算する式が書いてある。
http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag/menu_04/approximate_expression.html

ということで試してみた。

緯度(北緯):
経度(東経):


一応正しそうな値にはなる。ただしサンプル地点で角度が数分ほど、磁力が50nTほど誤差がある。何に起因する誤差かはわからないけど、磁力成分だと3桁くらいの精度はあるし、磁気偏差もOFジャイロとか使った精密なナビゲーションに使うのでもなければ問題ないと思うので気にしないことにする。
正しい数字が必要な場合は国土地理院のWebページで計算すること。
http://vldb.gsi.go.jp/sokuchi/geomag/menu_04/index.html#keisan

計算に使用する値は5年毎に更新されるとか読んだことがあるけど、今のところ2010年の値が使用されているらしい。国土地理院のWebサイトに有る計算機でも2010年の値が使用されている。

計算に使用する値は6個の値で、偏角、伏角、全地磁気、水平地磁気、鉛直地磁気の5種類がある。計算式は基本的に似たようなものだが、それぞれで加算減算が違ったりするので注意すること。組込み機器で計算するなら、係数の正負を変えてすべて加算で処理できるようにしたほうが便利だと思う。そうすれば2次元配列で係数を保持し、forの中で加算を書けば5種類の計算を1個のループで行えるはず。

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