2017年5月2日火曜日

シュトリヒってなーに~?

 書きたいネタはいろいろ有るんですが、なかなか筆が乗らない(?)。


 さて、ひっそりと公開している角度計算ページですが、この度めでたくミルに対応しました。なんで今さらという感じですが、ミルは国や運用者によって定義が違うのでめんどくせーと飛ばした記憶があります。
 とりあえず今回は6400ミルを実装しました。

 そもそもミルというのはなんぞやという話ですが、定義としてはミリラジアン(1周=2PI×1000)です。ざっくり計算して1周6283.185ミルですが、円周率が基準ですので無理数です。であるからして、どこかで丸める必要がありますが、どこで丸めるかという点で国によって違いがあります。
 wikipediaによると、旧ソ連のあたりでは1000の単位で切り捨てて1周6000ミル、スウェーデンは2006年まで100の単位で四捨五入して1周6300ミル、NATOや日本では1周6400ミルです。
 NATOの6400は切り捨てでも四捨五入でも切り上げでもないのですが、6400は2^6*100ですので、2^6、つまり64等分までは100単位で計算できます。例えば4等分した90度は1600ミルですし、8等分した45度は800ミルです。
 と、もっともらしい理由付けをしてみましたが、5等分だと1280ミルで、10等分だと640ミルで、簡単に10単位になってしまいます。


 計算ページの入力フォーマットですが、度、ラジアン、Rev、Milは実数のみ入力可能です。DegMSとHourMSは文字列の入力がかのうで、数字以外の文字(空白やアルファベット、記号等)はひとまとめで区切りとして扱われます。例えばDegMSに12 34 56や12°34'56"と入力すれば、12.582度等と表示されます。緯度(DegMS)や赤経(HourMS)をWebページからコピペしてきたりできるので便利かな、と思います。ただし、先頭に数字以外の文字が1以上あると、不正な値として計算されてしまうので、その点は注意してください。コピペしてくると先頭にコロンやスペース、タブが入ることがありますし、緯度経度だと先頭にNSEW記号がついてたりするので、注意が必要です。

 あと、URLパラメータとしてangle.html?deg=123.456やangle.html?Mil64=3200のように渡せば、ページ読み込み時にデフォルトの数字を設定できます(未指定で全て空白)。SNSとかで角度の変換で口論になったときとかに活用してください。

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