2017年7月4日火曜日

上富良野駐屯地62周年行事

 地元駐屯地の行事に行ってきた。2017年7月2日開催。
 去年は行ってないので2年ぶり。おおよそ例年通りだと思うけど、第14施設群が新設されたこと、習志野から第1空挺団が展示に来ていたこと、といった違いが有る。細かいところを挙げると、2年前までは有った小火器や無反動砲の展示がなくなっていた。


92式地雷原処理車のライト。右上カドの天守閣みたいなのが箱型ランチャーと本体をつなぐ蛇腹部分。

10式戦車左側後方から砲塔壁面の荷物入れとかセンサとか。荷物入れというかスペースドアーマー。中段右側の3個並んだ窓がセンサー部。その上の丸い円筒がアンテナの基部。

10式戦車のバックカメラ。

バックカメラの部分を拡大したもの。かなり頑丈な雰囲気。

砲塔壁面のセンサの拡大(4箇所の内どこかは忘れた)。防衛装備品で基板やら電子部品やらむき出しってのはあんまりない気がするので面白い。画素むき出しだけどどういう光学系になってるんだろうね。部品はあんまり微細化されてない感じ。

履帯の拡大。ピンぼけしててわかりづらいけど、右側の突起が若干削れてる。

フロントカメラ部分。

観閲式・訓練展示等の放送席? アンテナがいっぱい生えたトラックとか。 駐屯地内ではマンパックの無線機を背負った隊員をよく見かけた。駐屯地内でしか通信しないだろうからもっと小型でも良いと思うんだけど、特小じゃ厳しいだろうし、となるとマンパックのHFとかになるのかな。単体で背負える利点は大きそう。

後ろの黄色いリボンは吹き流し。感度はかなり高い。

こちらも風向を調べるためと思われる風船。等間隔に並んでるのは、上空から見て風船の間隔で傾き具合がわかるように?

風船の右下。風向風速計とかいろいろ。

観閲式の始まり。

結構風強そうだけど、体感ではほとんど無風だったと思う。

空挺降下の展示。3人がスクウェアでフリーフォール。いきなり空中に人が現れたり、しばらくそのまま浮かんでたり、と思えばパラシュートを開いたり、Arma3のパラシュートModと全く同じ雰囲気だった。

パラシュートの前側↑、後ろ側↓。


3人中2人はグラウンドに着地、最後の1人は目の前の道路に着地。

パラシュート回収して集合。

空挺降下が終わると吹き流しは回収。

 








↑ここから5枚ほど、新設された第14施設群の地面をえぐる(orえぐっちゃう)系の装備品。





10式戦車に旭日旗、 96式装輪装甲車に町の町章。

90式戦車と、その後ろに10式戦車 。そう言えば74式はいなかった。


演習展示の開始。

敵役は相変わらずの74式。

偵察にUH-1。3年前はOH-6だったはず。2年前はちょうどOH-6の飛行停止期間で、UH-1のラペリング降下をやった気がする。

82式指揮通信車がM2で空砲射撃。2両いたけど、片方は不発が多かったみたい。



発砲とか、大きな音がする際は隊員が警棒を持ち上げて教えてくれる。といっても、来賓席の前にしかいないので、端の方にいると気が付かない。








203mm自走榴弾砲と、右側にいるのが地雷原処理車。マインスイーパーは今年新設された部隊のもの。

↑投擲する前。
 ↓投擲した瞬間。
  演出用のスモークグレネードやスタングレネード?を偽装網の中から投げ投げ込んでる。


右2両が90式、左2両が10式、兄弟というか親子というか。後ろの方には指揮通信車も。

手前の10式と奥の90式。 見分け方は、笑窪が有る方が10式。


ある程度制圧できたら普通科が射撃。




敵に見立てたターゲットプレートの方まで走り込んで、そのまま窪地にフェードアウト。
 敵陣を制圧して、演習展示は終了。

雨に打たれる10式。

10式の車輪止め。

軽装甲機動車の窓。

グラウンドの隅にある吹き流し。グラウンドの真ん中にはヘリパッドがある。

上富良野駐屯地のカレーは美味しいらしい。「美味しいらしい」という噂はちらほら聞こえてくるけど、「美味しい」という話はあんまり聞かない。気がする。今年はじめて食べた。たぶん美味しかった。

入り口から進んで向かって右側に手前から203mmの弾薬輸送車、203mm自走榴弾砲、MLRS、88式地対艦誘導弾、マインスイーパー、という感じ。
 左側には軽装甲機動車や90式戦車、10式戦車が置いてあり、他にNVの体験や災害救助用の装備が展示してある。ここにも74式戦車はなかった。

軽装甲機動車の 前輪回り。

203mmに乗ってる消化器。基本的に密閉空間(車内等)は粉末型、開放空間はCO2型が搭載されてる(気がする)。

  小型のボートがたくさん積んであった。

戦車の体験搭乗。といっても車体後部のかごに座るだけだが。 結構人が並んでたので今回は乗らなかった。



 ということで写真は一通り終了。

 開始直後あたりは全天が曇ってる感じ。第1空挺団の人と話してても「空挺降下はたぶんできると思うんですけどね~」みたいな感じだった。
 空挺降下が終わって、演習展示が始まった後くらいからポツポツと雨が降り始めて、一時はちょっと強く降ってた。でも演習展示が終わった後はあんまり降ってなかったと思う。曇りで直射日光はなかったので、そんなに暑くなく、過ごしやすいという感じの天気だった。
 降下は「最低高度の1000mから」と言っていた。説明には最低高度は600mあたりと書いてあったけど、平時と戦時や訓練時の基準は違うんであろう。
 降下時はUH-1が若干雲に入ってるように見えたので、もう少し雲底が低かったら中止になってたかも?あるいは雲底付近まで高度を上げた可能性もあるけど。


当日のGPSログ。だいたい歩いたとおりに記録されてる。中央左上寄りのグラウンドが出店の会場。西側から南に出たところが車両の展示。さらに南に下って広い土面が演習展示の会場で、その北側が観客席。

 普段僕はForetrex 401で時間しか表示してないので、大抵の人には腕時計だと思われるんだけど、第1空挺団の人はひと目見てGPSとわかったらしい。さすが精鋭無比の第1空挺団。
 でも彼らは米軍と共同訓練とかすると、大抵の米軍空挺とかはForetrexつけてる気がするし、そういうので見慣れてるのかも。あるいは自分たちも使ってるのかな。そこまでは聞かなかった。

 ちらっと話を聞いた限りでは、空路で潜入した場合は、パラシュートは各自必要な分を切り取って、あとは放置らしい。もちろん訓練の時は回収するけど。
 各自必要な分というのは、ロープとしてのパラコードだったり、防寒としての布部分だったり。マンハントでジョエルがアリゾナでやったような感じ。


 今回はImpact Sport(電子イヤマフ)を持参してみた。203mmの空砲とかでも、耳に痛いような音ではないし、大きな音が消えればちゃんと回りの音も聞こえるので、2年前のSurefire EP4とくらべて状況認識は改善したと思う。とはいえアナウンスの低音量はそのままで、電子イヤマフとはいえSNRは改善できないので、EP4でも十分かなーという感じ。


 北海道防衛局のブースではいろいろお土産をくれた。といってもペラペラからかなりの厚さまでのパンフレットや、ボールペンくらいだけども。自衛隊以上に影の薄い組織っぽいので、アウトリーチに苦労してそう。

 第1空挺団の人はかなり気さくな感じで話しやすかった。上富良野駐屯地の展示は話しやすい人もいれば話しづらい人も色々。やはりコミュ力高そうな人が対応してくれると色々話せるので楽しい。そもそもこっち側のコミュ力が足りないだけじゃないかという気もするけど。


 ということで今回はここまで。

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