2017年11月2日木曜日

妄想:JLENSがピンチ!




 全然知らなかったんですが、JLENSって数年前に計画がキャンセルされてたんですね。ぐぬぬ。。。面白そうなモノで好きなネタだったんですが。NLOS-NLとか、大本のFCSもそうですけど、計画キャンセルの憂き目が多いですね。

 JLENSがキャンセルになった直接の原因は、係留ケーブルが切れたことによる各被害などが有り、その後ろにはJLENS自体の有効性が疑問視されていたり、高コストな開発費だったり、いろいろ有るようです。

 ところで、切れたケーブルってどういうものなのか。
 噂によると、直径28mm程度で長さが3kmのケーブルだそうです。ここに通信ケーブル等が含まれています。
 28mmというと園芸用ホースとか、そういうクラスでしょうか。長さがちょっと非日常的ですが、ロープとしてはそれなりに太い方だと思います。

 比較のために、髪の毛を考えてみましょう。髪の毛の直径は0.6mmだそうですから、約45倍の太さになります。一方、ケーブルの長さは3kmですが、これを45で割ると、約66mになります。
 JLENSは17000立方メートルのヘリウムで浮かんでいるので、浮力は17トン程度になります。JLENSは自重が3.2トン、ペイロードが3.5トンで、合わせて6.7トンですから、最大で10トンくらいの浮力になります。
 45分の1だと、ケーブルの面積は約2000分の1になるので、浮力は5kgでしょうか。直径10mの球にヘリウムを入れると5kg程度の浮力ですから、長さが66mの髪の毛の先に直径10mの風船を浮かべている状態です。ちなみに、アドバルーンが直径2-3mだそうです。気の遠くなるような話ですね。

 もっとも、実際には浮上するのに必用なヘリウム以外は、ボンベ等に入れていて、浮力はあまり大きくなかったと思います。
 とはいえ、気球の場合、一番テンションがかかるのは上端部分ですから、中間より下側でケーブルが切れたこの事故は、ケーブル自体に傷が付く等の不具合による物のような気もします。

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 さて、前フリはここまでにして、はいふり妄想始めましょう!

 御存知の通り、はいふり世界では重航空機が存在せず、軽航空機がその役の一部を担っています。現在の世界でも軽航空機による大量の物資空輸が研究されていますが、はいふり世界ほどに軽航空機が活用されてるとはいえません。つまり、はいふり世界のほうが軽航空機のノウハウが多い、といえます。
 であるならば、JLENSといった装備品も実用化されていて不思議はありません。

 JLENSがあればどのような利点があるでしょうか。それはJLENSのウリ文句そのままですが、「航空機よりも安価に、地上よりも広い範囲を見渡せる」という点にあると思います。
 重航空機のないはいふり世界では、有人・無人を問わず、軽航空機が活用されています。しかしながら、いくら普及しているとは言え、運用コストが掛かることに間違いはないでしょう。一方、JLENSの場合は、浮力の調整や位置の調整といった、3次元的な動きを行うための工夫・機材が必要ありません。つまり、その機材分、安く作ることが可能となります。すでに軽航空機を製造する技術は十分にあるわけで、JLENSでは搭載機材が減った分、コンスタントに低コスト化が実現できるはずです。
 監視任務においても、船上レーダーから見通せる範囲は限られており、かといって軽航空機による監視を行っていては、運用コストは莫大なものとなります。また、航空機であれば必ず離着陸が必要となるため、天候による制約も大きくなります。一方、JLENSでは紐を伸ばしたり縮めたりするだけで離着陸が可能なため、運用上の制約も少なくすることができます。
 ということで、はいふり世界ではJLENSが十分に活用できるよりはあると思います。JLENS使おうぜ!!


 はいふり世界に知識チート転生したら楽しいだろうなぁと思う次第。JLENSを作れば領海警備や船舶の追尾も簡単。ま、一番のチートは重航空機でしょうけれども。


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 WiMax2を先月末からハイスピードプラスエリアモードにしてみました(3年契約なのでハイスピードプラスエリアモードは無料)。電波強度も上がりこりゃ良いや!と調子に乗ってたら、11月1日に10GBくらい使って今日から月末まで128kbps制限です。コレってWiMAX側も制限されるのねorz
 調子に乗ってyoutubeとかamazonビデオとか見てたらこのざまだよ!

 最近、アルミ部品を作りたくなることが多くて、ちょっとCNCフライスを調べてみました。50万くらいするのね。中国の安いキットだと1桁安くなるみたいですが、CNCを作るのが目的ではなく、CNCを使うのが目的なので、あんまり安いのを買ってもなぁ。
 同じ理由で3Dプリンタも手が出ません。

 DMMにステッピングモータのマウントを発注しました。2軸を直交させて、カメラをマウントする感じです。今までは両面テープやらインシュロックやらで組んでいたので、あんまり精度がよくありませんでした(当然だ)。
 これで多少はポインティング精度が高まるはずです。あとは校正手段をちゃんと作れば、衛星の追尾とかも手放しでできるようになるかもしれません。

 あと、換算4mくらいの光学系を振り回したいなぁ。
 910mmの望遠鏡に1/3インチの画素を使うと、換算6.5mくらいになるそうです。これならFHDでもISSの形がはっきりわかりそう。でもWebカメラだとオートゲインが悪さしそう。910mmの屈折式を振り回す機構をどうするか、という問題もあります。

 いろいろやりたいことが多いけど、あんまりできてない。
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