2018年2月20日火曜日

PPI


 超音波距離計から寄り道して、PWM Outを追加してアジマススキャンをできるようにしました。PC側でそれを表示するソフトウェアを作って、PPIスコープっぽい表示にしてみました。イメージはパトリオットミサイルのレーダースクリーンです。ま、だいぶ違いますが。

 上の図はおよそ4mのレンジで表示しています。なんとなく部屋の配置と同じように見える気がしますが、実際の距離と3割くらい違うので、何か間違ってると思います。

 開口の指向性がかなり鈍いので、小さい目標でもかなり広い範囲に写り込んでしまっています。


 Aスコープ風、Bスコープ風、PPIスコープ風、と、とりあえずエポックメイキングなタイプはおおよそ作った気がします。あとは目標の捜索/追尾や、複数の超音波レーダーからのトラッキングデータをデータリンクに流して…とかでしょうか。

 前述したとおり、指向性がかなり鈍く、方位分解能がかなり悪いです。目標の捜索とかには使えないと思います。このあたりは素子を並列に並べて指向性を作ったり、皿をかぶせて指向性を作ったり、といったことができると思います。
 音波の40kHzは電磁波の35GHzに相当する波長です。衛星放送は12GHz程度ですから、衛星アンテナより小さい大きさで、同じくらいの指向性を得られます。かなり小さい反射器でも高い利得が得られそうな気がします。10cmくらいのディッシュでも十分な性能が出そうです。高精度な放物面をどうやって作るか、という問題はありますが、このくらいの大きさなら3Dプリントを外注してもそんなに高くないかもしれません。放物線のモデルを作るのはそれはそれで大変そうですが。あと、皿が2素子分必要というのもちょっと面倒。


 とりあえず、アジマススキャンができるようになったよ、という報告まで。

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