2018年10月17日水曜日

FSK

 特小にFSK(周波数偏移変調)を通してみた。


 上が送信、下が受信で、位置はおおよそ合わせてある。
 こんなに歪むのかぁ。。。

 高側2400Hz、低側1200Hzの2値だが、音声帯域幅の関係か、高側がかなり減衰してる。あと、低側の周辺はDCカットが強く効いているのか、波形の乱れが激しい。
 こんなのを復調しなきゃいけないなんて悪夢。


 最初は「振幅2値と周期2値で4値送ればいいんじゃね」とか思ってたが、それどころじゃない。

 試しに、2ASKを送ってみたが、これも乱れる。
 念の為、OOKを送ってみたが、これも乱れる。

 どーすりゃいいんだ。

 音声帯域使うのって大変だなぁ。
 アマチュア無線でデータ通信するの、よくこんな劣悪な回線で通せるもんだ。


 ビットレートをガッツリ落とせば、そりゃ通るだろうけど、缶サットのHKデータだって通らない。
 キューブサットの場合、どんなに軌道高度が低くても、直上のパスなら数分間はウインドウがあるので、CWの速度でも問題ないけど、ロケットで高度150mとかに打ち上げる缶サットの場合、飛行時間は10数秒程しか確保できない。その間に変化のあるデータを得ようとすれば、データ1組を1秒として、2秒毎に送信しても5回しかデータを得られない。
 1秒で16バイトのデータを送る場合、128bit/sec以上が必要になる。
 DTMFは1秒に10回送ったとして、1回に4bitしか送れないので、1秒では40bitしか送れない。
 DTMFの4倍程度のデータレートがあればいい、と考えればなんとかなりそうな気もするが、それにしたって得られるのはHKデータだけだから、画像のダウンリンクなんて夢のまた夢だねぇ。

 おとなしくXBeeとか使ったほうがいい気がしてきた。モジュール小さいし。UARTで通信できるし。
 2.4GHz帯を避けたいというだけなら、920MHz帯のモジュールを使えばいいわけだし。

***

 なんか、最近、自宅のWiMax2がどんどん遅くなってきた。この時間帯はかなり遅い。昼間でも400kByte/sec程度しか出てない感じ。公称値の100分の1か。
 QAM仕事しろーー!!って感じだけど、自分もここまで苦労するとあんまり無線通信の悪口言えない。。。

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