2018年10月15日月曜日

SEEDS II


 昨日の夕方に、何の気なしにSEEDS-IIの周波数を覗いてみたら、それらしいビーコンがいた。同定はできてないが、周波数とドップラーシフトと強度から考えれば、SEEDS-IIの可能性が高そう。
 受信は144/430のモービル用マグネットアンテナをベランダに水平偏波に設置し、ワンセグチューナーに直結しているので、お世辞にもいい環境とは言えない。
 試しにXI-Vを聞いてみたが、何も受信できなかった。

 SEEDS-IIのCWは100mWらしい(←うろ覚え。ちょろっと探しても出てこなかった。どこで読んだんだろう?)。
 XI-Vは10mWとかだった気がする(←うろ覚え。東大のページは404になってる。。。)。
 この記憶が正しいなら、SEEDS-IIが受信できてXI-IVが受信できないのは、まぁわからんでもない。


 ベランダに430の2エレか3エレを設置して、安いLNAを通してからSDRに入れれば、ちょっとしたキューブサットのCWなら受信できるかな、と計画中。
 昔とある手伝いをしたときに(自腹で)買った430の15エレが押し入れに入ってるけど、15エレだと細すぎて固定運用は無理だと思う。ベランダから5mくらい立ち上げてAziEle追尾したいなぁ。

***

 最近、衛星追尾Webカメラを作り直してる。
 とりあえず最低限の機能は一通り実装して、ロケットボディのような大きな物体を追尾すれば、ちゃんと光点を捉えるので、TLEからAziEleを計算して追尾、というのは正常に行えているのは確認できた。
 ただ、捕捉時の誤差がかなり大きいのが気になる。
 試しに大きく離れた恒星を複数個観測してみると、だいぶ誤差がある。例えば東側の恒星でAziEleを合わせると、西側の恒星に対してそれぞれ数度のズレが生じる。
 ステッピングモーターの128マイクロステップ、ダイレクトドライブなので、バックラッシュ等の問題はない。マイクロステップが線形かどうか気になるところだが、今回の場合はあまり関係ないはず。200ステップのモーターなら1ステップ1.8度なので、それ以上の誤差があるということは、モータードライバの前に問題がある、ということになるはず。
 恒星の計算はdoubleで行い、AziEleからモータードライバまではfloatで計算している。いくらfloatの誤差が大きいとはいえ、3度の誤差だと有効桁数3桁未満ということになる。そんなはずはない。floatなら少なくとも6桁はあるはず。

 TLEの計算に誤差が入ってるのは既知の問題だが、それが恒星の追尾に影響を出すことはありえない。ということは、恒星の計算に問題がある? それともその後? どうやって切り分ければいいだろうか。。。
 軸にエンコーダでもつけて指定した角度に動いているか直接確認するのが一番手っ取り早いが。どうしたものか。
 壁にメジャーを貼り付けて、Webカメラで指定した角度が動いたときに、その角度分の距離を移動するか、という感じで調べれば、1度とか5度くらいなら調べられそう。でもそれ以上の角度を調べようとするとかなり大変になりそう。今回の場合は90度とか180度回したときの誤差が問題になっている。
 どこから手を付ければいいものか。

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