2018年12月17日月曜日

温度センサのノイズ比較


 1Hzで計測したTSYS01(青)とADT7420(赤)とDS18B20(緑)のスペクトル。
 横軸が秒、縦軸がケルビンピークピーク、のはず。

 意外にも、僅差ではあるが、ADT7420が一番ノイズが多い、という結果になった、次点でDS18B20、やはりというか、一番ノイズが少ないのはTSYS01、という結果。

 それでも、すべてのセンサで全域に渡って周期的なノイズは1ミリケルビン以下と、十分に少ないわけだが。

 DS18B20はもっと悪いかな、と思っていて、「1つくらいノイズフロア高いやつほしいよね」と思って計測しただけに、少し裏切られた気分。

 もっとも、温度センサの性能はノイズ量ではなく、オフセット量で判断すべきで、この計測方法ではオフセット量はわからないし、校正に使えるほど高精度な温度センサもないので、どのセンサが一番いい、という判断はできないのだが。


 ちなみに、データシートから拾ってくると、ADT7420は3σ±0.15℃、DS18B20は3σが温度によって異なるが、20℃から30℃の範囲では+0.5 - -0.45℃くらいの範囲になる。DS18B20はmean errorが結構オフセットしてるが、2線式で使えることを考えれば十分に補って余りある精度だと思う。DS18B20はそれほど安いセンサというわけでもないしね。妥当な性能かもしれない。

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