
隙間が空いた2面を造形するにはサポート材で埋める必要があるので、FDMなプリンタ的に作りづらい。2分割にすればサポート材がいらないのでフィラメント消費量がかなり減る。ただ、この底面プレートに上部構造を追加しても、あんまりサポートいらない気もするんだよなぁ。とかいってやってみると結局……みたいなことはよくある話。
今の所、タンクの排出ポートはワンタッチ継手で接続しているけど、ここにライトカプラを適用したらどうなんだろ、とちょっと思ったり。高さが増えるけど、整備性は良さそうな気がする。
ライトカプラは片方に弁体が入っているから、そっちをタンク側にすれば、加圧状態で保管してワンタッチで新しいものと交換できる。ワンタッチと言っても、構造をバラして中心部のタンクにアクセスすれば、の話だけど。
ただ、待機中にリークが見つかってタンク交換、みたいな話になった、らそもそも推進系全体を修理しなきゃいけないので、タンク1本交換して終わり、みたいな簡単な話じゃないんだよねぇ。
イプシロンとかの液体推進系のヒドラジンがカートリッジ式なのは、取扱注意な剣呑な薬品を扱いやすくするための工夫であって、DHMOみたいな(ググれば出てくる凄まじい危険性その他は除いて)基本的に扱いやすい液体であれば、わざわざカートリッジ化+加圧状態で保管する意味はあまりない。むしろ安全率の低いタンクを加圧状態で保管するほうが危ない。
調べたことないけど、ヒドラジンのカートリッジって、プリンタのインクみたいに、押し込めば外部への漏洩は無しに取り付け完了、ってものじゃないと思うんだよな。どうなってるんだろう? パイロ弁で封鎖してそれより下流で取付作業、GN2で換気して2/3段分離前にパイロ弁開、みたいな運用なんだろうか。それならヒドラジン漏洩のリスクはかなり少なく運用できるか? 気が向いたら調べてみようっと。
ライトカプラだと接続した時点で弁体が開くので、途中で閉じておかない限りはダブルタンクだと取り付け前のもう1方から吹き出てしまうので、シングルタンクでしか運用できない。とはいえ、ライトカプラの最小径って結構大きいので、流量の点ではシングルタンクでも足りる気がする。
カートリッジタンクに加圧した状態で着脱ができるなら、推進系側(機体本体)に加圧用のポートが不要、というのは結構大きな利点かもしれない。それに流量が大きいならACCも不要だし。とすると、左右についたクロスがチーズでいいし、それらを支える構造も不要になり、構造系も楽になる。
数日中に部品発注する予定なので、ライトカプラの成立性も検討して、良さそうならついでにポチってしまおう。あぁ、注文する部品がどんどん増えていく……
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