2019年11月29日金曜日

推進系

 シングルタンク、カプラで結合。



 周辺に伸びる継手類(クロスやチーズやエルボ)が無いのでかなりスッキリしてる。デザインが楽。フィラメント15m弱、造形時間3.5時間なので、5時間弱で造形、くらいか。かなり現実的な数値。
 バルブの隙間に結構大きな空間があるので、サブミッション用の機材を入れるのにも良さそう。

 構造的な部分では、質量の半分程度はこの構造にかかることになるはず。配管類がおよそ300g前後、推進剤が150-350g程度、ウェット1kgの内、400-700gが推進系の構造に乗る。PAF(があるわけじゃないけど)に推進系をポンと載せた状態で打ち上げるので、この構造が打ち上げ衝撃に耐えられれば、あとは電池類とか密度の高い部品の配置だけ気をつければいい(少なくとも、構造系の部分では)。
 姿勢制御としては重心は高いほうがいいけど、上部に大質量を置くと構造が大変。電池類とか密度の高いものは推進系構造部にまとめて配置してしまうほうがいいかもしれない。重心が下がっても、それはそれでミッションはできる。


 探査機を簡単に分解できる構造を作るのが大変そう。M5くらいのボルト4本で締結とか? 1kgの引張かける開傘衝撃数Gなので、ボルトの強度で言えばM3のキャップ2本でも耐えれる気がするけど、細かい部品が多いと取り扱いが面倒。頻繁に着脱するので、少しでも扱いやすいほうがいい。
 いっそのこと探査機上部は開放して、分解せずに推進剤タンクを着脱できる方がいいか、とも思ったり。地上試験とかも考えればそのほうが楽。上部空間が使えなくなるのでアビオ機器の空間に不利だけど、その分底面に衝撃吸収材とかを山積みできる。ただ、残圧がある状態で着脱した際に吹き出す推進剤のドレンが面倒。アビオエリアに入り込まないような構造が必要。タンク側には分離時に閉じる弁体が入ってるから、漏洩量はさほど多くないはず。なんとかなりそうな気もする。

 カプラの使い方が、本来想定された使い方じゃない(用途外使用とかのレベルじゃなく)なので、まずその部分だけでも動作チェックが必要だな。幸いにしてカプラは以前買った物があるので、それで動作確認ができる。数日中に3Dプリンタのフィラメントが届くはずなので、ジグを作ってテストの予定。
 黒のフィラメントは手元にあるけど、今回は試しにクリアオレンジを買ってみた。フィラメントが折れるのは、遮光できるほどブチ込まれた添加剤が悪影響してるんじゃないか、と思ったので。それほど待たずに届く予定なので、それでジグを作ってからテストして、使えそうなら推進系を組むのに必要な部品類をまとめて注文する。


 最近推進系のネタばっかりなので、そろそろ違うネタをやりたいなぁ。

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