2019年11月30日土曜日

サーモンピンク

 クリアオレンジのフィラメントが届いたので、いくつか造形。ジグ作ってテストしたり、ブラケットの一部を造形して確認してみたり。透け感に由来するチープ感はあるけど、クリアよりはマシ。思ったより綺麗な色。開封したてのせいもあってか、造形品質も悪くない。


 ジグを作ったので、手持ち部品の確認をしてみた。万事完璧とは言い難いけど、おおよそ良さそうな感じ。せっかく加圧したのでついでに水を吹いてみたけど、クッソしょぼい。Φ6のチューブで直接吹いてるので、絞ったらもうちょっとマシになるかもしれないけど。
 しかし、推進剤の充填率はかなり下げないとだめっぽい気がする。あるいは気液平衡調圧系を使うとか。完全ブローダウンは想像以上に特性が悪そうだ。本物の衛星でも調圧系が多く使われるのは、特性の安定性とかの問題だけじゃなく、ある程度の押し圧を確保するならかなりのガス容量が必要で、それを満足する大きさのタンクを置くとデメリットが大きいから、とかもあるかもしれない。調圧方式なら推進剤タンクは比較的小規模でいいし、押しガス用のタンクも圧力が高い分密度が高いから小型化できる。
 たとえば、かぐやの各タンクは、おおよそ球体で近似すると、GHeが直径25cm2個、ヒドラジンが47cm2個、酸化剤が41cm1個、といった感じ。圧力変動をどの程度許容するかによっても変わってくるけど、完全ブローダウンで運用するなら充填率は50%程度以下になるはずなので、タンクの容積が単純に数倍に大きくなる。相当場所を食うことになるし、終盤の性能を確保しようとすると初期圧を上げる必要があるので、耐圧性もより多く求められることになる。
 // テキトーに書きなぐってるだけなので間違ってたらごめんね


 しかしまぁ、なにはともあれ、いくつかの小規模な部品追加で対応できそうな不具合で収まっているので、試作1発目用の設計としてはさほど悪くないと思う。

 あと、機体の構造は、やはり分割式にしたほうがいいと思う。組み立てた状態でカプラを着脱しようとすると、手首を突っ込める空間を確保する必要があるので、かなり無駄な空間が必要になる。そんな空間を確保するくらいなら、ボルト4本くらいで締結できる構造を追加したほうが省スペースになるはず。
 まぁ、そのへんの話は推進系の設計が固まってからじゃないと始まらないので、まずは推進系を試作して、制御用の基板やプログラムを作って、一通り吹いてみて、それから考えることにする。

0 件のコメント:

コメントを投稿