2020年3月4日水曜日

小ネタ:超音波のパラメータ、他

 水晶12MHz、コアクロック153.6MHz、分周比250、サンプリングレート614.4kSPS。
 FFT/IFFT分解能は、8192ポイントで75Hz、1024ポイントだと600Hz。
 搬送波は75Hz*512で38.4kHz。
 搬送波が2^9に設定できるので、他のFFT幅でもシームレスに使える。

 クロックの計算で整数倍の計算ミスしてる可能性はあるけど、それでも125or500になるので、設定可能。4倍ミスって62.5だと困るが。。。

 ただ、今の所STM32F4で考えてるけど、実際はF3を使うことになりそうな気がする。とすると、クロック周りほとんど別物なので、また考え直す必要がありそう。

 そもそも、FFTで計算しやすいパラメータに設定しても、受信側は大きなドップラーシフトが出るから、FFTでキッチリ処理できる場所はあまり無い。送信側はさほど複雑な変調をするわけじゃないので、サンプリングレートと搬送波が整数比ならさほど問題はない。

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 久しぶりに超音波風速計いじりたくなってきた。伝搬距離が短いし直接波を使うのでオペアンプで増幅しなくていいので、アナログ回路不要で凄まじくお手軽に遊べる。とはいえ、作っても使い道ないので途中で飽きるのが今までのパターン。

 超音波風向風速計は、普通の超音波距離計の延長線上で作ろうとすると大変だと思うけど、コヒーレンスに送受信できる方法を作れば、わりとちゃんと計測できる。
「ちゃんと風速測れるの?」と思って息を吹きかけてでたらめな数値出るの、自作超音波風向風速計あるあるだと思う。
 息は体温で温められた気体なので、伝搬速度が急激に変化するのが原因で、そのあたりを作り込まないとまともに動作確認もできない。超音波風向風速計、風向風速の計測精度を出すのは大変だけど、気温計としては極めて優秀なんだよね。時定数? ナニソレオイシイノ? 計測空間の媒質の温度が変わればキッチリ追従してくる。

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 JavaScriptの話読んでたら「コロンとセミコロン書き間違えて人工衛星落ちた」みたいな話が出てたんだけど、何の話だろう? ヤード・ポンド法の取り扱いで失敗した探査機や、変数の取り扱いで失敗したロケットは有名だが、さすがにJavaScriptのたいぽで衛星ポシャったら有名になってる気がする。文脈が曖昧なので他の言語の話かもしれないけど。

「人工衛星 JavaScript」でぐぐっても、Webページで衛星の場所を地図上に表示するような話題が大量に出てくる。それに加担してる身としては悪口言えないのが辛いところ。。。

 どうやら、フィンランドのReaktorというWeb関連の会社?がキューブサットを作っていて、Node.jsが動く、らしい。
 日本やいくつかの国にもオフィスがあって、日本語サイトもある。が、en.wikipediaにも記事がないという、結構マイナーな会社っぽい。さすがにfi.wikipediaには記事あるけど。曰く、2016年にバイコヌールから打ち上げ予定、とのこと。その後のことは何も書いてないが。
 会社のブログからリンクされてるtwitterユーザーのリツイートとか見ると、衛星はちゃんと打ち上げられたようだ。TLEにもそれらしい名前の衛星がある。識別符号からたどると、18年11月にPSLVで打ったらしい。

 海外の会社の衛星なので「打ち上げられたらしいぞ」という情報探すだけで大変。。
 Node.js? 知らん。たいぽで落ちた衛星? 知ったこっちゃない。
 件のJS記事が書かれたのは16年で、Reaktorの初打ち上げは18年のはずだから、少なくともReaktorは無関係なはず。

 Reaktorの衛星、名前がHello Worldなあたり、ソフトウェア会社の1発目の衛星という雰囲気がひしひしと漂う。Mozillaが衛星作ったらHello Cargoになるんだろうか? JavaScriptよりRustのほうが安心できそう。


 PSLVも1号機はソフトウェアエラーで落ちたんだそうだ。第2/3段分離後に、第2段レトロロケットの不具合、ということはあちこちに書いてあるけど、具体的な内容はよくわからない。ヒンディー語で情報探すのは流石に大変なのでやってない。日本語で探すのだって苦労してるのに。。。

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 ここ何日か数字いじくり回してばっかりなのでブログに書くようなネタが無い。

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