2020年4月27日月曜日

相関

 サクッとリニアチャープを作って、チャチャッと時間軸で相関処理。
 今回はADC後の生データをPCに転送して、PCで計算した。オンボードで計算するのめんどい……

 stlinkのデフォルトは38.4kbaudで、これを変えてもいいけど、せっかくなのでUSART1にFT232Hで接続してみた。が、受信ソフト側のバッファが小さいのか、さほどボーレートが稼げなかった。とりあえず460.8kbaudであれば取りこぼしせず受信できそう。とはいえ、FT232Hは最大12Mbaudまで行けるし、USART1も9Mbaudまでは行ける。232は9Mbaudを受けられないが、それでも本来は6Mbaudまで設定できるはずだった。なのに、0.5Mbaudまで落とさないと使えないなんて。。。



 (corrとrawのラベル逆だ。。。)

 大きいピークが天井、その前の少し小さいのが、天井の下に手で持ったコーナーキューブ(風)。
 天井は相関値がさほど大きくならない。大面積の平面なので、位相特性が悪いんだと思う。
 コーナーキューブは、面積の割には大きなピークが出てる。設計時のメモによると75cm^2弱だそうだ。1mかける1mが1万cm^2だから、かなり少面積。

 あんまり鋭いピークが出ないのがちょっと期待はずれ。もっとも、Δf5kHzのPW1.75msなので、PCR8.75でしかない。理論値8.75とすると、たしかにそれくらいは圧縮できてるかな、という気はする。
 Δfはあまり上げられないはず。以前使ってた素子だと5kHzが上限。今使ってる素子がどのくらいかはわからないが、大きく変わるようなこともないはず。とすると、PCRを稼ぐにはパルス幅を長くする必要があるが、結局パルス幅が長くなれば圧縮後のパルス幅は変化しなくなる。
 時間分解能(レーダーの時間分解能は距離分解能に等しい)を上げるには、帯域幅を広く取るしかない。

 とりあえず、DACからADCまで一通り通ることは確認できたので、一旦オンボード処理をいじるのはやめて、ADCの波形をいじくってみよう。IFに落としたり、周波数空間で相関処理したり。


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