昔撮ったイリジウムフレアの写真からカメラの姿勢を推定して、そこから見える衛星軌道を推定して書き加えてみた。
検出した輝点(白丸)とカタログの点(橙丸)が綺麗に同心円にならないので、画素サイズとか歪みとかの影響がありそう。焦点距離18mmのレンズなので、外側は結構歪みそう。星も中心部は点に写ってるけど、外側は歪んでる。
多少誤差はあるけど、まぁ、誤差のレベル。東西方向のズレは地球の自転(現地恒星時の誤差)で近似できるが、40秒くらいずらせば写った線と推定した軌道がピッタリ重なるので、時間処理の関係の問題もありそう。天文で使う時間単位は完全に泥沼なので、普通の暮らしで使う時間をそのまま計算に使うと1分くらいは簡単にずれそうな気もする。
とりあえず、長時間露光(この写真は150秒)した星空から姿勢を推定して、そこに衛星軌道を書き込む、という処理は動くようになった。まだ全自動とは行かないので、結構面倒だけど。
元々の計画だと、動画で撮影して書き込みたいな、と思っていたが、さすがに動画だとSNR悪すぎて星の検出もままならない。せめて露光時間1秒は必要。ウチのカメラだと動画モードでは0.25秒が最大だし、動画モードはSNRが悪い。
衛星のパスを実時間で見ることもないだろうから、インターバル撮影でフレームレート低めの数倍速再生、位でもいいかな、という気もする。もっとも、このカメラはインターバル撮影非対応という大問題があるが。もう一台のカメラはインターバル撮影できるけど、そいつは同時に別の仕事をさせる予定なので、インターバル撮影には使えない。
そろそろジンバルの方も手を付けたいな。もうすぐ新月の時期なので恒星をターゲットにテストしたい。とはいえ、あまり悠長に構えてるとタイムリミットは目前。とりあえず最低限追尾して動画撮れるだけの機能は作っておかねば。。。
イリジウムフレア、もう見れないんだなぁ……
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