2020年6月17日水曜日

スペクトラム拡散

 スペクトル? スペクトラム? 光学分野はスペクトル、電磁気分野はスペクトラム、が一般的らしい。読みの違いはフランス語か英語かの違いで、アルファベット表記はどちらも同じ。

***

 STM32のTIMでPWMを出してLPFでDACっぽく使って、キャリア40kHz、1kChips/sec、拡散符号長47、の正弦波を出してみた。

 SDS1000X-Eはサンプリングした波形をCSVで保存できるので、それをPCで解析。本当はバイナリで保存できるんだけど、メーカーが出してるフォーマットと整合性がないのでCSVで保存してる。14Mポイントを保存すると300MiB超える。。。保存するだけでもものすごい時間がかかる。
 今回は1Mspsで取ったので、14秒分。そのうち1秒強を相関。



 1000チップ毎秒で1パルスあたり47チップなので、0.1秒あたり2.1パルスくらい。実際、それくらいの周期でピークが出てる。ピークの高さが2000、フロアが50として、SNR40くらい。理論値が47なので、ほぼその通りに出てる。最初のほうが乱れているのは相関処理の問題。今回はピークが見えれば十分なので、不具合は放置。。。

***

 ということで、スペクトラム拡散した波形を直接サンプリングして相関処理、は、ちゃんと動いた。次は超音波素子を通した後の相関処理、それが動いたら周波数方向に広げて相関処理、か。そこまで動くようになれば相対速度を持たせたときに移動速度がわかるようになる。遅延がわかれば距離も分かるけど、どうやってタイミング同期するかなぁ。

***

 SDS1000X-Eで画面キャプチャするとハングアップする問題、なんとなく、Mathのようなソフトウェア処理で負荷が高いときにキャプチャしようとするとダメな感じ。特にFFTは計算負荷が凄まじいので確実にハングアップする傾向。
 StopなりSingleなりでトリガを止めてキャプチャしてやれば、ほぼ問題ない。

0 件のコメント:

コメントを投稿