2020年7月27日月曜日

小ネタ

 一旦ブログ更新をサボる癖が付くとそのままサボり続けるので良くない……
 しかし書くネタが無いのも事実。久々に空想のヤツとか書きたいなぁ。

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 久しぶりにミニスカ宇宙海賊読んでみたり。
 この時代の宇宙船って、予備部品とかどうしてるのかなーとかちょっと気になったり。今の時代でも航空宇宙用部品を3Dプリンタで作る例はあるわけで、恒星間どころか銀河内を飛び回るような時代なら、当然そういうモノが使われているはず。宇宙船の部品を3Dプリンタで作るなら、部品の強度設計はそれに最適化されているはずだから、交換部品に関しては、宇宙船の中に3Dプリンタを1台おいておくだけで作れるようになる。部品を部品の形で載せておこうとすると梱包とかも考えると数倍の体積が必要になるけど、材料の形で載せておくのであれば数分の1の体積で済むはず。
 という話をなんで考えたかというと、サイレントウィスパーに弁天丸のミサイルを乗せる際に、ありあわせのランチャを切った張ったして工夫した、というような描画があるため。3Dプリンタがあれば、それらに合わせて作っちゃえるんじゃないかなー、と、思うのです。ミサイルの制御に関しても、結構無理やり工夫してる描画だけど、ある程度のバスインターフェースは合わせてあるはずなんだよねぇ。むしろその時代に有線ケーブルをどの程度使うか、というのも気になる。今でも衛星の内部で無線でデータ飛ばそうみたいな話もあるし。まぁ、宇宙関連の新技術は数十年くらい平気で眠ってたり、気がついたら時代遅れになってたり、今提案されている技術がそのまま将来使われているとは思わないほうがいいんだが。
 時間がない中で3Dプリンタで造形してる暇はねーよ、とか、無理やり工夫してつじつま合わせたほうが話として面白いじゃん?とか、色々理由はありそう。

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 ウチの3Dプリンタ、150x150x150のエリアだけど、帯に短し襷に長しを地で行く感じ。小さい部品を作るなら100x75x50くらいでも十分だろうし、少し大きめの部品を作ろうとすると300x300x200くらいはあったほうがいい。もうワンクラス上のプリンタ買い直そうかなとか思ったり。思うだけ。

 せっかくなので切削設備も入れたいけど、ちゃんとしたミルって凄まじい値段だよなー。Tormachだと440が最小だけど、5.4kUSDくらい。その下だとxsTECHが3.5kUSDくらい。xsってアルミは削れるらしいけど、440と比べると性能の差の割に値段下がってない感じ。
 HaasのDesktop Millは相変わらず音沙汰なし。まぁ、xsより安いってことはなさそう。Haasの機械で一番安いやつはTM-1かな。31kUSD。次がMini Millの33kUSD。MiniMillって安そうな雰囲気してるのにそんなに安くないんだよな。Compact Millは結構高い。Haasはオプションある程度入れて値段で数割増しくらいにしないと使いづらそうな感じ。
 PocketNCだと、6kUSDと9kUSDの2種類。
 ホビー用ならxsかPocketNC、ガレージに置くなら440にオプション、あたりで6kUSD前後って感じかなー。440もオプション足せば12kまで行くし、770の安いやつなら8k弱くらい。もう少しちゃんとしたやつ欲しいならToolRoomとかMiniMillが選択肢か。ここまで来ると仕事として稼いでいかないときつそう。

 PocketNCは5軸がネックなんだよなー。Fusionのライセンス料ガッツリ取られる。まぁ、5軸を売りにしてるんだからしょうがないとはいえ。ある程度のワークエリアがあってアルミくらいは削れて3軸で普段遣いできる程度には信頼できて、くらいの切削機があればいいんだけど。って、それがxsなのか。しかし、3.5kUSDだと3Dプリンタより1桁高いからなぁ。なかなか手が出ない。

 中華CNC? 何の話ですか???(押し入れから目をそらしつつ

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 75年の衛星の姿勢制御の資料(近いうちにリンク集に入れとく)、いろいろな話が書いてあって面白い。重力斜度用のブームを振り回して「大きなリアクションホイールとして使う。重力で自然にアンローディングされるし、回転数ゼロ付近で使えるから信頼性高いし、コンタミとか無いし燃料消費も不要」というような提案もある。将来有望である、とも。
 制御コンピュータは、まだ信頼性が足りない感じ。アナログで飛行制御してたF-16の初飛行の頃と考えればさもありなん。とはいえ、姿勢制御は飛行機より遅くていいし、他の利点とかも考えるとCPUは使いたい、という雰囲気。むしろコンピュータ無しで衛星作ってたって凄まじい時代だよなぁ。
 電力貯蔵をフライホイールで行って、これで姿勢制御も行う、みたいな話も書いてある。Ni-Cdの4倍のエネルギー密度を想定していたようだ。
 この時代は純粋に学術研究目的の論文が多いのでかなり突っ込んで書いてあって読み応えがある。
 それにしても、75年当時、日本はETS-1を打ち上げた頃なのに、JPLは8x8kmの太陽光発電衛星を試算してたりとか、凄まじい時代だ。まぁ、実現してないあたり……という感じだけど。前に読んだ静止軌道上での衝突確率の計算で、キロメートルオーダーの太陽光発電衛星はあっという間に衝突するからうまい制御法方考えないと…みたいなこと書いてあった気がするけど、当時は真面目に作る気だったんだろうなぁ。

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 そーいや、Int-Ballってどーなってんの? 全然話題にならない気がする(僕が見てないところで色々出てるのかもしれないけど)。G-SATと一緒に宇宙に持っていってハロみたいなデザインにするつもりがオリンピック流れてG-SATも待機でハロ風Int-Ballも出すに出せなくて…みたいな感じなんじゃないかと邪推。
 元々はサクサク実証進めていく、みたいなコンセプトだった気がするんだけどなぁ。まぁ、それを言ったらRapidと言いつつ計画から打ち上げまで10年かかってる小型衛星とかもあるしね(打上待ち中は除く)。

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