2023年9月13日水曜日

小ネタ

 家にハンダゴテがあるって? ということはブレッドボードは世間の目を欺くために……って、こと!?






 ソニーα、産業展開に本腰 ドローン搭載用モデル発売 - ITmedia NEWS

 機能としては何年か前に一瞬流行ったオープンプラットフォームカメラに近い気がする。産業用として少しだけ堅牢になって値段も高くなっているけど。ドローン以外でも自由度が高いカメラがほしい場所でいろいろ使えそう。組み込み用途で便利そうだな。最高感度がちょっと低めのきらいはあるけど、とはいえ普通のカメラと考えればこんなところか。

 しかし、普通のαとの差別化が難しそう。普通のαに比べて400gくらい軽いからドローンには便利だろうけど、それ以外の、例えば地上のビークルに載せたりフォトグラメトリに使ったり、というような用途だと、普通のαで良さそう。画面等がないから安い、というわけでもないし。それでもフォトグラメトリの人体スキャンで例えば200台くらい使うなら80kgくらい軽量化できるから、多少取り回ししやすくはなるのかな。

 組み込み用途で使おうとするとCANとかに対応してれば便利そうだけど、既存のカメラボディからあまり大きな開発をせずに、というコンセプトだとしょうがないか。

/* ソニーのカメラのマルチ端子ってずっとmicroUSBだと思い込んでいたんだけど、あれソニーの独自規格なんだ。久しぶりにソニーの変態性を垣間見た。そりゃソニーだもんな、キメラみたいな俺々規格を作るのになんの躊躇もあるわけがない */


 三菱重工、90MPa超高圧液体水素昇圧ポンプの累計250時間運転を達成 | TECH+(テックプラス)

 うーん、この…… 漢字の誤変換とかはこの手の記事では珍しいことではないけど、液体水素を液体窒素と書いていたりとかはちょっと。。。ライターが読み直さないなら編集でチェックする、編集がチェックしないならライターが気をつける、記事の公開前に誰かが確認するだけで誤りはある程度減らせるはずなのに。マイナビなんてそれこそ情報が商材なんだから誤った情報を減らすための努力をするべきだと思うのだが。


 対艦ミサイルの終末誘導(目標識別)で合成開口を使うような方式って無いのかな。AHRみたいに反射強度が大きな物体に突っ込むだけでなく、具体的に目標を識別できる。目標識別だけならIR画像でもいいけど、SARなら発射母機(e.g. F-35)で取り込んだSAR画像を目標識別に使えるから、カタログにない目標も識別できる。今どきの軍用半導体だと厳しそうだけど、もう少し時代が進めば普通に載せられそう。既存のAHR誘導に信号処理周りだけ載せ替えて目標識別能力の向上とかも。


 角川の本の最後に書いてある「解説」、クソがち説(サンプル数2)。

 前に読んだ本(米空軍パイロットの自伝)は「こいつ絶対中身読んでないだろ」みたいな解説だったけど、今回読んだ本(ラノベ寄りの小説)は「ラノベ嫌いなやつがラノベの解説なんか書くなよ、あと続刊のネタバレを書くな」みたいなやつ。まあ、「文芸評論家」なんて肩書からして他人の創作物にケチを付けることが本業だから、上から目線で批判がデフォなんだろうけど。


 HTV-X、まだ画像があまり出てきていないけど、アイソグリッド/オルソグリッドの使い分けが面白い。与圧モジュールは従来どおり円筒部をアイソグリッドで補強(設計は四半世紀ほど前だろうし)。サービスモジュールは、推進系がアイソグリッド、電気系がオルソグリッド。暴露カーゴ部のパネルもオルソ。サービスモジュールは八角形、与圧モジュールは円筒形で、大きさ(直径)も異なるから、与圧モジュール結合部の円錐台(アイソグリッド)で形状と直径の変換を行う。

 電気系と推進系は同じ形状(同じ大きさの八角形)だけど、アイソとオルソが使い分けられている。機械屋が主導権を握っている推進系は実績重視でアイソ、電気屋が主導権を握っている電気系は解析重視でオルソ、みたいなことなんだろうか? (ここでいう解析重視というのは、解析性ではなく、解析による最適化を重視している、みたいなニュアンス)


 ALOS-3の1次鏡、三角形の穴で肉抜きしている。三角形の形状は大小様々。等方性ではないのでアイソグリッドではない。とはいえ直交した形状ではないからオルソグリッドでもない。異方性の構造なのでアニソグリッドみたいな分類になるのかな。


 ある程度の面積の立方体を造形すると、ERGOOのPLA+は角が少し剥がれる。AnkerMakeのPLA+の場合は、全く剥がれないというわけではないけど、かなり少ない。2倍違う値段分の差があるかはともかく、AnkerMakeのPLA+のほうが収縮が小さいというか、印刷品質が高い気がする。

 AnkerMakeは白の、ELGOOは黒のフィラメントを買ったけど、黒のフィラメントがベッドに残っていて、底面にポツポツと黒い線が入ってしまった。ベッドの定着性が高くて1層目がかなり薄いので、剥がし残りが多い。あと、ベッドが黒色なので黒のフィラメントが見えない。1層目にゴミが入ると困るような場合は、フィラメントごとに専用のプレートを用意するか、フィラメント交換後に造形エリア全体に1層か2層の薄い平面を造形してゴミを取るか、工夫したほうが良さそう。


 うちにある安定化電源、A&Dの安いやつだけど、だいぶ前からカレントリミットの可変抵抗が不良になっていて、回すと最大電流に飛ぶことがあった。CCで50mAとか少電流を流したいときに2.6Aとか流れるので、事実上CCモードは使えない。CCは普通使わないし……と思いつつ、いい加減頭にきたのと、あとやることなくて暇なので、ためしに分解。

 メインの基板の裏側

 右下のコネクタから制御用の電源を取って、左上のコネクタで電圧センス、上の黄色いジャンパで電流センス、という感じかな? 電流センスは元々コネクタを使う予定だったんだろうけど、コネクタ部分にチップコンデンサを追加してジャンパを飛ばしている。電圧センスの方もキャパシタ?を追加して、修正のはんだ跡(ヤニ)がちょっと汚い。基板を量産してから動作が安定しなくて手ハンダで修正しました、みたいな感じ。デジタル表示だから時定数短いと下位桁が安定しないからキャパシタを追加して、みたいなことなんだろうけど。

 基板は四隅の穴に樹脂のフロントパネルにタッピングビスで固定しているけど、タッピングビスの山より基板の穴のほうが小さい(穴にビスが落ちない)。

 A&D、医療機器とかも作っていたり、信頼性高そうなイメージだけど、蓋を開けてみると結構ぐちゃぐちゃ。ジャンパ飛ばしたり、大型部品の固定も甘いし、半固定抵抗も結構短期間で不良が出たし、故障モードが危険側だし。

 可変抵抗はスルーホールのB10Kがついてた。

 手持ちにははんだ端子のB10Kしかなかったので、ワイヤで接続

 汚いけど、蓋したら見えないし…… 元々ついていた可変抵抗はセレーションまで高粘性のグリス?でベタベタになっていた。操作自体もかなり重い。交換した可変抵抗はスムーズに回る。操作感がだいぶ軽くなった。今回は順当にBカーブを使ったけど、Aカーブを使ったら低電圧・少電流の操作性が良かったりとかするんだろうか? デジタル回路とかの3.3Vとか5Vをメインで使うなら、0-30Vをリニアに設定するよりログで設定できたほうが便利そう。

 とにかく、安定化電源の修理は完了。治らなかったらSigの安定化電源でも買おうかな、とか思ってたのに、あっさり治りやがって(簡単にというわけには行かなかったけど)。

 SIGLENT、しばらく見ない間に日本語版Webサイトも作ってたんだな。何年か前は非正規代理店があたかも正規代理店みたいなWebサイトを作っていたけど。日本の住所も書いてあるし、日本法人も作ったのかな? ストリートビューで見ると中華料理店の上にいるらしい。一部未翻訳の部分(中国語)もあったりするけど、製品ページはたいてい日本語化されているのかな。

 うちのオシロ、SDS1000X-Eシリーズの2chモデルだけど、ながらくファームウェアアップデートがなかった(4chモデルは時々更新されていた)から、このモデルはサポートされてないのかな、と思っていたけど、久しぶりに(英語版Webサイトを)見てみたら今年の4月に新しいファームウェアが出ていたらしい。一つ前のマイナーバージョンが19年8月だから、かなり久しぶり。その割にリリースノートで見るとバグフィックスが数個程度だけど。

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