2023年9月20日水曜日

小ネタ


 空腹度と食欲に相関性が無いのどうにかならないのかな。満腹になっても食べ続けるとか、発汗して力が入らなくなるまで気づかないとか。人間さんにUSB Type-C/USB PowerDeliveryが実装されるのはいつですか? たかだか210Wじゃなぁ。。。


 マウスに割り当てたPCの一部の操作ができなくて、前はOS再起動で治ったからOS側の問題だと思っていたんだけど、今回試しにマウスの電源をOFF/ONしてみたら、あっさり治った。やっぱりマウスの問題だったかー。Razerマジで挙動不審なんだよなぁ。

 あとは、12個あるサイドボタンの内、特定の行のボタンが応答しなくなる、みたいな不思議な挙動が発生したりとか。マウスの電源ON/OFFでは解決しなくて、サイドパネルの脱着で解消する。ポゴピンの数からしてサイドパネルはマトリクスではなく1個1個結線されていそうだけど、マウス本体側ではマトリクスで処理してるのかも。

 とにかく、Razerのマウスは値段に見合わないバグの多さ。


 Windowsのタスクバーで複数のウインドウを開いているプログラムのアイコンを右クリックしたときに「すべてのウインドウを閉じる」ボタンが表示されるけど、同様に「すべてのウインドウを開く」みたいな機能ってないのかな。



 Z軸の駆動部がワークエリアに含まれている3Dプリンタのコンセプト。タワークレーンよろしく自分自身を上方向に拡張できる。Z軸だけとはいえ自分自身よりも大きなワークを出力できるから、うまく向きを変えながら造形していけば、数回で自分自身よりはるかに大きな3Dプリンタを作成できる。いろいろと問題はありそうだけど、まぁ、技術的な問題はたいてい頑張れば解決できるので……

/* このチャンネルのバナー、いつ見ても謎なんだよなぁ */



 DIYで必要そうな製品を片っ端から作ってるような感じ。Do It Yourself!!をハリウッドで映画化するなら黄緑一色に染まるんだろうな。

 ところでこのキャビネット、扉に鍵用の穴が空いているけど、このフロントパネル、閉じた状態でも着脱できてしまうのでは……??


 1964年打上のQuill(米)、軌道上で使用された初の合成開口レーダだそうだけど、アジマス方向の解像度が5m未満という分解能(レンジ方向は数倍程度悪い)。同時期のLANDSATは75m程度だった。SARは信号処理の方式で分解能が変わるしから単純な比較はできないけど、数倍から数十倍の差がある。

 例えば4KとVGAでも解像度は6倍程度しか違わないわけで、LANDSATがVGA画像を撮影しているところを、Quillは4Kとか8Kで撮影できる、みたいなイメージになるのかな。あるいは、アナログテレビ放送と4Kテレビ放送、でもいい。そりゃそんな衛星があったらもちろん機密指定もするし資料も捨てますよね、という納得感がある。しかし、打上げから機密解除までほぼ半世紀か……


 https://www.jstage.jst.go.jp/article/sicejl1962/22/2/22_2_209/_pdf

 1983年の合成開口レーダの解説(流し読み)。原理の説明とかいろいろ。

 最後の方にSEASAT('78年打上げ)とERS-1(後のJERS-1、'92年打上げ)の比較とか(この時代でも計画開始から打ち上げまで10年かかっているのか)。SEASATとJERSで打上げに14年の差があるけど、スペックとしてはかなり近い。JERS-1のスペックはこの表と少し差があるから、計画値と実際の値は違うとしても。

 計画としてはMOS-3というのも出てくる。MOS-1の打上げが'87年だが、1号機の打上の前から2号機、3号機を計画していたんだろうか? 3号機にSARを乗せるということは、2号機にSARを乗せる計画はなかったのかな。SEASATみたいに海洋観測を目的とした衛星にSARを載せた例がないわけではないけど、そもそもSEASATの頃はSARが何に使えるかもわかっていない時代だろうし、そこから数年経った頃に検討している計画で、海洋観測衛星にSARを乗せるのはどういう意図があったんだろうか。日本近海の海洋(漁業)資源の管理なら放射計でも足りそうだが。あるいはこの頃から海底油田の探索にSARを使おうみたいな話があったんだろうか? もしくは、SARで海面の周波数特性を見ればその場の風向風速を推定できる、みたいな用途なんだろうか。


 https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1978/36/6/36_6_490/_pdf

 1982年のSARの解説。原理の説明、光学処理やデジタル処理の説明、今後の展望。SEASAT SARの細かいパラメータとかも。

 SEASATは平均110Mbpsくらいのデータレートになるから、オンボードでの記録はできず、リアルタイムにダウンリンクして地上局周辺のデータのみが取得可能。地上局は米国の3箇所とカナダ・イギリスの計5箇所に配置。

 当時の計算機では、50x50km^2の処理に数十時間程度かかる見込み。CRAY等のスパコンで高速化するにしても、計算コスト(数百万円/h)がネック。SARに特化した計算機で大幅に高速化する提案とか。


 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsass1969/31/352/31_352_225/_pdf

 1983年のSARの解説。数式少なめで原理原則部分の説明なので比較的わかりやすいかな?

 最後の方には当時のSARシステムの紹介もいくつか。「SARが航空機以外の飛翔体に搭載された初めての例は1972年のアポロ17号である」とのこと(今から10年ほど前にQuillが機密解除されて、こちらの方が早いわけだが、最近でもアポロ17号が初めての宇宙用SARみたいな話はところどころに書いてある)。


 https://nssdc.gsfc.nasa.gov/nmc/experiment/display.action?id=1972-096A-04

 アポロ17号のApollo Lunar Sounder Experimentの説明。5,15,150MHzのレーダ波を70mmフィルムに記録して持ち帰って、地上で光学処理。光学処理というのは合成開口の現像処理を指しているんだろうけど、地下構造を探査するALSEで合成開口処理して、どういうふうに見えるんだろうか。地上のSARと同様に上下方向が前後に移動して見えるだけで、処理的には大して違いはないのかな?

 SeasatはALSEよりも後だけど、QuillやALSEではフィルムに高精度な波形を記録して回収したけど、Seasatにはそういう機能は乗ってないのかな? もしかしたらフィルムを回収する前に衛星が壊れたので話題になってない、みたいなことなのかもしれないけど。


 ちょっと前のKindleセールで野尻抱介SFを何冊か購入。紙で買ってたものとか、別のプラットフォームで買ってたものの買い直し。

『南極点のピアピア動画』の中で、音声処理に関連して「デジタルコンピュータが安く小さくなってからの装置だ。1970年代以降かな」というセリフがちょっとした驚き。小さいデジタル計算機って80年代以降の製品だと思ってたけど、70年代からあったんだな。例えばIntelの4004が'71年、8086が'78年だそうだから、このあたりからある程度の計算能力が普及してきたのか。とはいえ、作中ではわりと重めの音声処理をやっている印象。8086世代で処理できるような内容なのかな。結構厳しそうな気がするけど。


 衛星撮影に使っていたカメラ、昔に設定した項目を不意に変更してしまい、設定画面を漁ったり取扱説明書を読んでも設定項目が見当たらないのでサポートにメールしたところ、「そのカメラにその機能はない(後続機種にはそれに近い機能がある)」という回答をもらい困惑している。えーっと、では僕が使っていた機能は一体……

 この機能がないと衛星撮影にはかなり厳しいんだよなー。とはいえ、メーカーサポートで「その機能は無い」と言われてしまうともうどうしようもなく。さて、どうしたものか。だいぶ古い機種ではあるけど、かといって現行機(or型落ちでも)に買い替えるほど使用頻度高いわけじゃないからなぁ。何年か前は毎週のように何百枚とか下手したら何千枚も撮るような使い方をしていたけど、最近は思い出したように時々使う程度だから、最近のカメラの値段はコスパが。。。


 今週はちまちまFusionで作業。別に隠すような内容でもないけど、「もう少し形になってから」と思っていたら時期を逃すいつものパターン。

 今まで作ってきた中では結構大きくて、部品1個が100g以上、それらが数個、位の規模。前に使っていた3Dプリンタはスプール1個が200gだったし、材料単価もある程度高かったから、あまり大きいものは作らず、この大きさは未経験の領域。造形時間も材料使用量の割に長いので、夜間に走らせたりとか。今までは基本的に起きている時間帯にしか使っていなかったので、夜間運転もほとんどやったことがない。AnkerMakeは今まで造形不良が発生していないので、監視していなくても心配はあまり無い。

 と、油断していると、立て続けに造形トラブルが発生。1回目は造形途中でY軸に0.8mmくらいズレて、2回目は2層目の終盤以降が造形されていない。3回目は小さいオブジェクト(5g程度)を印刷中に、後半でパスタ状のよくある造形不良。

 Y軸ズレは、0.8mmというのが謎い。タイミングベルトが飛んだなら2mmくらいだろうし、ステッピングモータが滑ったなら0.25mmくらいだろうし。

 造形されていないのは、エクストルーダーが滑ってフィラメントが押せないみたいな症状だったのかな? フィラメントの先端を切り直して、ノズル清掃手順も実施。AnkerMake M5は液晶がついているので作業手順を表示できる。マグネットベッドだから外したネジとか部品を置けば転がっていかないのは便利。しかし清掃手順に関しては、一部誤訳?があったり、不要なはずの手順があったり、設計ミスみたいな部分を力で解決する必要があったり、結局カバー外して取り付け直しただけでノズル清掃に意味なさそうな手順だったり、効果の程はよくわからない。針金をノズルの中に突っ込んで、みたいな手順はなくて、単にノズルを加熱して数十mmくらい押しただけだった。

 2層目あたりで止まったやつは、実測0.4mmくらいのシート状の生成物が残った。このくらいの厚さならかなり柔軟で、コピー用紙に近いような感じ。構造用に穴が空いているので単純な比較はできないけど、0.2mmくらいの厚紙より柔らかい。それでいて強度も結構ある。意図的に力を一部分に集中させればPLAが伸びて塑性変形するけど、多少引っ張った程度では破れたりしない。3Dプリンタでペラペラの平面を作っても面白そう。カッティングマシンでビニールを切るのと似たようなものが作れそう。切断面があまり綺麗ではないのでプラモデルのマスキング用にとかは難しそうだけど、例えばステンシル文字みたいな、多少のにじみやカスレが許容できる用途には良さそう。

 AnkerMakeのPLA+では造形不良はゼロだったから、ELEGOOのPLA+でトラブルが何回か発生するのは、やはりメーカーの違いなのかな。


 Fusionで渦巻状の形状を作るの、コイルを経由するしかないと思うんだけど、コイルは最初に位置を決めたら以降は移動ができないのが不便。普通のスケッチは他のスケッチやボディで拘束できるけど、コイルはそれができない。

 Fusionで曲線や曲面を数式で指定したりできないものかなぁ。渦巻なり、放物線なり、放物面なり。


 Fusionである程度複雑な形状を作っているせいか、Fusionが操作不可能になるトラブルが頻発している。Fusion自体のCPU使用率は0%に張り付いていて、Fusionの画面をクリックするとWindowsのエラー音が聞こえる。不可視のウインドウが手前にあって、それにフォーカスがあるからメインの画面が操作できなくなる、みたいな症状(C#のForm.ShowDialog()で後ろのフォームにさわれない、みたいな感じ)。拘束の警告やエラーが多数出たときにこの症状が出やすい。タイムラインを戻って数値を変更して、そこからタイムラインを最新に移動すると一気に処理が走って、警告とかが出るとそのポップアップが居座る、みたいな感じ。

 一旦発症すると一切の操作が行えなくなるので、タスクマネージャーから殺すしかない。


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