2025年8月27日水曜日

小ネタ



 Delta Force | Toxik × Exusiai·Midnight Delivery Theme Song - POST GIRL (Delta Force × Arknights) - YouTube

 POSTERGIRL (Delta Force x Arknights) - YouTube

 英語チャンネルより日本語チャンネルのほうが公開が早い謎事象。6時間差ってことはUTC+3あたりだけど、どこだ? モスクワとかトルコとかのあたり? なんでェ…… DF側のこのキャラってキリル文字圏っぽいけど、だからといって。

 メロディどっかで聞いたことあるような気もするけど、おそらくオリ曲のはず。FPSゲームのくせして、他IPコラボも含めてキャラソンとかをコンスタントに作り続けててすごいな。

 日本語版は日本語歌詞字幕をつけて1080で再エンコードしてるので画質悪め。英語(歌唱言語)字幕版は4Kでめっちゃ綺麗。日本語化チームはオリジナルの素材をもらって加工してるわけじゃないんだろうか? トレーラーは日本語版も4Kだけど、やはり再エンコード分か、見比べると若干ディティールが失われている感がある(あからさまに目立つような悪化ではないけど)。

 ゲーム内のキャプチャでは撃つとき以外はちゃんと指伸ばしてるんだな。じゃあトレーラーで指掛けっぱなしなのは手付モーションの手抜きか…… よく見るとトレーラーも一番最後のシーンは指伸ばしてるんだな。イラストは指を伸ばしているから、それに合わせたのかな?



【ロケ】国立科学博物館を貸し切ってクイズ!【#にじクイ #60】 - YouTube

 月1で5年くらいやってほしい。で、5年後に第1回のコースを回ってみると展示物が更新されていてまた最初からやり直し。


 博物館をフォトグラメトリでデジタル化してVRで歩いたり、あるいは映像コンテンツのアセットとして使えるようになったら面白そうだけど、細かいディティールが拡大に耐えなきゃいけないから、部屋1個分作るだけでも大変そうだな。

 展示物のデジタル化はあちこち頑張ってるけど、展示状態のデジタル化、みたいなのってやってるところはあるんだろうか? 「この展示品はこういう並びで、こういう説明がついて展示していました」みたいな記録は、その時代の世相を反映していて面白そうな気がするけど。最近話題のスミソニアンだと「2024年時点ではこういうふうに展示していました。2025年にトランプが展示内容に口出しして、2026年にはこういうふうに変わりました」とか。政治家の横槍からどうやってデジタルデータを保護するか、というのはまた別の問題だけど。



 [4K]群馬県立自然史博物館フォトグラメトリ(Gunma Museum Of NaturalHistory Photogrammetry) - YouTube

 ぐぐったらそれっぽいのが出てきた。


 Dinosaur - Gunma Museum Of Natural History by STUDIO DUCKBILL

 Webブラウザで歩き回れるサイト。

 Vで一人称視点、Fで自由移動ができる。右クリックするとマウス移動が視点移動になる。カーソルでクリックするとその場所までまっすぐ歩く(すぐスタックする)。スペースキーでジャンプできるから、普通は入れないような場所にも入って見回せるのが面白い。一人称視点で見ると流石にディティールが荒いし、説明パネルとかは全く読めない。せめて説明文だけでも高解像度テクスチャを用意しておいてくれたら嬉しかったな。



 マイクロソフトが、PCゲーム初回起動時にやたら待たされる「シェーダーコンパイル」要らずの新技術を開発中。早く遊びたい焦れったさ、なくなるかも - AUTOMATON

 こんなシンプルな仕組みがなんで実用化されてないんだよ、とはずっと思ってる。

 プラットフォーマー側で対応しなくたって、ゲーム開発側でデバイスのハッシュ値から問い合わせてオンラインからキャッシュをダウンロードする、位の仕組みはあったっていいはずなのにな。あるいはNVIDIAとかAMDがドライバレベルでDBを作るとか。「ウチの製品を買えば、対応したゲームならシェーダコンパイルの待ち時間がほとんどありませんよ」とか、アピールポイントとしては地味ながら良さそうだけどな。あるいはゲームの運営がそのゲーム用のDBを用意して、クラウドでコンパイルしてキャッシュするとかもできるだろうに。



 理化学研究所 スーパーコンピューター「富岳」の後継機 米半導体大手エヌビディアと連携し開発へ | NHK | サイエンス

 ついに独自システムをやめるのか…… 海外のスパコンで作ったソフトウェアとかライブラリをそのまま流用できるのは利点だろうけども。


 富岳NEXTの開発は「Made with Japan」、NVIDIAが加わりアプリ性能100倍の達成へ:人工知能ニュース(1/2 ページ) - MONOist

 NVIDIAはあくまでもアクセラレータ周りであって、引き続きArmベースのプロセサも使うのかな。まあ、せっかく富岳でArm向けに最適化したライブラリは使い続けたいだろうしな。SVEからSMEへ変わって結局またライブラリ作り直しじゃねーか、みたいな恨み節はありそうだけど(SMEは検討段階とのことだけど)。



 宇宙空間に広がった史上最大級の衛星アンテナ | WIRED.jp

「今回展開されたアンテナの反射器は、直径12m、重量64kgというNASA史上最大級のものだ」

 20年くらい前に19x17mのアンテナを2個積んだ衛星を打上げた国があってね…… だから本文では単なる「史上最大級」ではなくて「NASA史上最大級」と書いてるんだろうけど。


 日本の柔軟大型展開アンテナはETS8で原型はできたけど、その次に高周波化したASTRO-Gがコケたことで潰えたんだろうな。小さいものだとQPSのアンテナが柔軟構造ではあるが、構造は全く違う。

 日本で大型の展開アンテナを使う衛星というとSAR衛星が多いけど、日本の解説記事だと「SAR衛星のアンテナは小さいほど解像度が高い」とか言われてるので、大面積化はあまり要求されていないのかも。/* ScanSAR StripSARに限れば、パッシブなら(ビームステアリングとかビームフォーミングとかをやらないなら)アンテナサイズが小さい(ビーム幅が広い)ほうがalong-trackの分解能は稼げるとしても、ALOS4みたいにアクティブにやるなら面積は関係ないというか、大面積化したほうがSNRが稼げていい気がするんだけども、どうなんだろうか */

 A-Gでは理学側から43GHzが要求されていたけど、アンテナの鏡面精度が安定せず22GHzまでしか使える見込みがなかった。それでも当初予算の超過が見込まれたのでプロジェクトを終了した。一応、開発成果としてKu帯まで使える大型アンテナを開発した、ということになっているけど、じゃあそれが通信衛星とかで応用されたかというと、使われていないはず。

 もうちょっと予算をガッツリ突っ込んで飛行用のモジュールを作ったりしていたら「せっかく作ったんだから使わないともったいないじゃん」でツケを払う的なミッションを作れた可能性もあるけど、「傷が浅いうちに手を引こう」みたいな感じで早い段階で中断しちゃったので、せっかく開発したものも捨てることになってしまった。

 最近の通信衛星だと、基本的にはフェアリングに収まる大きさのソリッドな開口を使うことが多い気がする。そういう意味ではETS8の展開アンテナは通信衛星用としては需要を見誤っていた、とも言えるのかな。将来的にはまたデカい静止衛星を打上げるみたいなコンセプトの提案はあるけど、実際はどうなるか。当面はLEOコンステが強そうだから、大型展開アンテナの需要はあんまりなさそうな気がする。月とか火星にデータ中継衛星を打上げるみたいな話になると、超大型アンテナが欲しいって話になるかもしれないけど、少なくとも日本単独では月や他の惑星にデータ中継衛星を打てるようなミッション規模はないだろうし、海外との共同ミッションにしても、日本がデータ中継衛星を担当することになる事態は考えづらいし。

 最近Blue Originが出した火星周回の中継衛星のイラストは、NISARの展開アンテナと似たような外観をしている。NISARのアンテナはAstro Aerospaceという会社が作ったものらしい。YouTubeチャンネルは10年くらい前の投稿が最後だけど、そのチャンネルによるとロッキード・マーティン系列の会社らしい(ただしLMドメインのURLは404)。Astro Aerospace(アストロエアロスペース)という社名を使っている会社は複数あって、日本にもあるらしい(大型光学素子の研磨が得意な会社だそうだ)。ぐぐるといろいろな企業の説明が出てくるので何が何やらよくわからないことになってる。直交性の高い会社名、だいじ。

 月位の距離だととりあえず電波で頑張って、そのうちレーザーで大容量通信を、みたいな流れになりそうだけど、火星くらいの距離だと電波もレーザーもちょっと厳しそうな気がする。それに火星には(当面は)人間がいないから、地球→火星リンクは探査機のコマンド程度で済むから、基本的には火星→地球リンクに最適化すればいい。ETS8は送信用と受信用で干渉しないように(大電力の送信が受信回路に回り込まないように)送受信でアンテナを分離していたけど、火星データ中継なら1枚で軽く作ったり、あるいは2枚でガッツリ絞り込んだり、いろいろ考えられる。

 LDRの開発を継続していれば、DS2000を改造して火星にデータ中継衛星を打上げるみたいなこともできただろうにな。せっかくETS8で世界最大級(少なくとも知られているものの中では世界最大)のアンテナを展開したのに、それを科学衛星の「予算超過」とか言う理由で全部捨ててしまったんだから。日本の予算規模で100億円の予算超過(+ミッションの縮小)は許容できる規模ではないだろうけど、JWSTなんて当初計画で2000億円、最終的に1.3兆円を突っ込んでるんだからな。日本と比べて3倍にも達しないような経済規模なのにアホみたいな予算の使い方をしてる。そのツケが他のサイエンスに回っているというのはあるけど、とはいえ宇宙望遠鏡の中で比類なき性能を発揮しているのは間違いないわけで。



https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsass/52/603/52_603_175/_pdf

 2004年。HAPSにシュードライト(PL; Pseudolite)を載せよう、みたいな提案。

 C/Aコードの数を1025個と書いている。おそらく、1023bitのm系列が2個に、それで作ったGold符号1023個をあわせて、1025個とカウントしているんだろうけども。

 送信出力は1.74mW(GPSは27W)。距離が近いのでGPSと同等以上の受信電力を得るための送信電力が少なくて済むから、送信機が小型化できる。C/Aコードで拡散するが、データは1000bpsで送る。

 1000bpsで送ってもFECを使えばSBASの250bpsと同程度の誤りになるらしい。ただ、その後のデータフォーマットの話では本当に1秒あたり1000bitの情報を送っている。どういうFECを使うつもりなんだろう? 畳み込み符号を使うなら2symbol/bitが必要だから、C/Aコードをそのまま使うなら500bpsが最大のはず。C/Aコードを前後で区切って1コード/bitで使う可能性もあるけど、さすがに既存のGPS受信機との差異が大きすぎるからありえないはず。

 メッセージの構造がかなり変わっていて、SBASとは互換性が無い。位置情報を4Hzで更新するから、空きスロットも無い。一応、最大で210bit/secの予備ビットがあるから、これでSBASと同様なメッセージを送れる、とは書いてあるが、SBASのプリアンブル・CRCを除いた218bitを1秒で送ることができない(文中ではさらにSBASのMessage Typeの6bitを捨てた212bitを実データ容量として扱っている。どうやってメッセージを識別するのかは謎)。

 あとは単独測位や相対測位での特性、特に対流圏遅延の見積もりとか、HAPS自身の位置決定や測位精度予測の話。

 HAPSの軌道決定にはキネマティックGPSとINSを使う想定。飛行機のように剛体で近似できるなら受信アンテナと送信アンテナの位置関係はINSから比較的容易に求められるが、飛行船のような柔軟構造は複雑なモデルが必要になる。

 別の軌道決定手法。逆PL法(inverted pseudolite)。PLから送信した測位信号を地上の複数地点で受信することで、送信アンテナの位置を精密に求める。PL側で測位する必要がないので、GPSのような外部システムに依存しないし、気球のような柔軟構造物のモデル化も不要(その代わり位置が既知な複数の地上局が必要になる)。各地上局から観測量を集約して軌道要素を作成し、何らかの手法(例えばHAPSでベントパイプ)でユーザーに配布する。一往復分増えるのでリアルタイム性が若干悪化し、測位性能に影響が出る可能性がある。

 まとめで、データレートを1kbpsにすることで成立することを示した、とのことだけど、そもそも1kbpsを通せる前提が間違ってる気がするんだが、どうなんだろうか。



 空港に設置するGPSのシュードライトで垂直確度が改善するのが謎だったんだけど、水平方向に1個増えるとTDOPが改善して、時刻にカップリングした高度の確度も改善する、みたいなことなのかな?



 最近またHAPSが復権してきたけど、PLを載せよう、みたいな話はあるんだろうか? 20年前に比べてコンステレーションが大幅に増えているから、わざわざPLを作る旨味は少なそうだ。

 とはいえ、昨今の(というか5年後10年後の)通信規格を考えると、時刻・時間共に測位衛星に近いような精度・安定性を持っているだろうから、測位用の信号を出すのは結構簡単そうな気がする。信号の帯域幅だってC/Aコードの2MHzより圧倒的に広い既知信号を放送しているわけだから、符号の時刻精度で言えばPコードより高いことも考えられるわけだし。その場合は複数のHAPSが見えないとだめだから使いづらそうではあるけど。

 昔のHAPSって軽航空機のイメージだけど、最近のHAPSって重航空機のイメージ。何が変わったんだろうか。太陽電池の性能(W/kgとか)が向上して軽量ガスの浮力で頑張らなくても浮かべるようになった、とか?



 別件の探し物をしていたら、IGS歴を17次で補間して使った、みたいな話が出てきた。

 IGS歴って、かなりスカスカなデータだから、他の軌道要素(特にケプラリアン)の補正値として使うものだと思ってたけど、そうではなくて、スカスカな3軸位置情報(カルテシアンですらない)だけを補間して使うものなんだな。まあ、言われてみれば、精密歴なんて数値計算で使うんだから点群の補間位はやってもいいか。


 国土地理院の速報歴

 上2個がGPS、下2個がQZSS。幅は1日、縦軸はkm単位。GPSは12時間/周なので1日2周くらいの動きが見られる。QZSSは24時間/周なので、1日周期。ただし左下のものは静止衛星なので時間軸でプロットすると直線になる。


 適当な1軸に対して計算で係数を求めて比較。とりあえず17次。

 青が読み込んだ速報歴、橙が係数から計算した値、緑がその差(右軸)。次数/2くらいの振動が見られて、振幅は数kmから最大10kmくらい。次数を増やせばある程度のところまでは誤差は減るけど、例えば21次の係数だと12時間後は4.32万秒^21で10^93位になるから、doubleで表現できる範囲を超えて急に発散する。

 計算方法の問題なのかもしれないけど、計算誤差がかなり大きい気がする。精密歴の精度がcmレベルなら補間でもその精度が欲しいわけだけど、今回の場合はその10万倍ほど悪い精度しか得られなかった。

 あるいは、スカラ(1軸単位)で計算しているのが問題なのであって、ベクトルの多項式で計算すればもっと綺麗にフィットするのかもしれないけど。しかし、慣性座標なら衛星の運動は綺麗な楕円に近づくけど、回転座標だから結構変な曲線になりそうだが。それでもスカラよりはマシなのかな? /* そもそもベクトルの多項式って結局スカラじゃね? */


 24点を9次で補間

 0.1mmくらいの精度にはなる(途中の精度は不明だけど)。ただし8次とか11次を選ぶと急に誤差が増えるので、次数のロバスト性が低い。両端部を捨てるなら15次とかにすると精度上がる感じはある。端のほうは係数で補間すると内挿というより外挿に近くなるはずだから、端部の精度が悪いのは納得できる気がする。

 1日みたいな長いアーク(アークっていうかサークルっていうかヘリックスっていうか)だと時間のn乗で桁が広すぎて精度が得られなくなるから、短い範囲だけ解析すれば、時間軸の桁数はある程度狭くて済むし、モデルの誤差も減るけど、かなり高い周期で係数を再計算しなきゃいけないのが面倒そう。

 国土地理院の歴は5分間隔で提供されるから、ある5分間の範囲を補間したい場合は、前後1時間の24点から係数を求めて、その係数から内挿して、5分毎に係数を求め直して、みたいな感じにすれば、それなりの精度は得られそう。ただ、計算コストが…… とはいっても、5分で24点から係数を求めて、それが衛星1機あたり3組、衛星数が50個として、3600点/5分程度だから、計算量としてはそれほどでもないか。


 このあたりの話はなぜかググってもほとんど見当たらない。既成のライブラリを使えば中身は気にしなくてもいいから楽だよね、みたいな話なんだろうか?



https://www2.nc-toyama.ac.jp/WEB_Profile/mkawai/study/celesmech/paper2006.pdf

 電子基準点の解析で、周期12時間(恒星時)、振幅数mの振動が検出された、プレートがこの周期で動いているのではないか(電子基準点の見かけ上の変動ではなく)、という話。

 自分の中の常識では短時間でプレートがそんなに大きく(1m/h位の速度で)動くなんてありえなくね?という気がするんだが。潮汐由来の地球の歪みが30cmとかそのくらいのはずなので、それより1桁大きい成分が見逃されていたってのは不自然な気がする。

 12時間周期を潮汐(月-地球-太陽の位置関係)でモデル化しようとしているけど、GPSの軌道周期って関係ないんだろうか? それぞれのGPSの時刻に一定のバイアスがあったりすれば、1周12時間周期で振幅が出そうだけど。解析に精密歴を使っているから軌道やクロックは十分に高い精度で得られている、という前提で除外しているっぽいけど。

 とはいえ、事の発端は別のソース(静止衛星に対する測距値のO-Cに対する12時間の振動)だから、GPS衛星(12時間周期)だけでなくて静止衛星(24時間周期)にも同じようなバイアスが出るとすると、GPS衛星側の問題とも言いづらいのよなぁ。GPS衛星と静止衛星は軌道周期が正確に12時間(恒星時)の整数倍だから、恒星時周期のバイアスが完全に除去できているかというと怪しい気もするけど。



 地球の潮汐による形状の変化、上下方向は光格子時計で重力ポテンシャルを計測して高さ変化を求めよう、みたいな話があるけど、水平方向の変動ってどうやって計測すればいいんだろうか。GPSやDORISみたいに衛星を使う方法だと、衛星に加えられた潮汐による軌道の歪みがあるから、精度としては悪そうな気がする。VLBIも視線方向の距離には感度がないはずだから、地球の広い面積が丸ごと動くような変動は見づらいはず。パルサーのタイミングの周期変動を探そうにも、1cmの精度が必要なら数十ピコ秒くらいの時間分解能が必要だから、パルサーの周波数帯域じゃ厳しそう。電離圏の影響も無視できないし。

 外惑星間空間に光格子時計を置いて超コヒーレント(数十cm/年とか?)な電波源を作って、それを使って地球や月の太陽系円盤上の位置を高精度に決定する、みたいなことはできそうだけど、それにしたって2次元しか計測できないし。基本的に公転面に垂直な方向の力は受けていないはずだから、2次元だけでも十分かもしれないけど。/* 適当にエイヤと書いた数十cm/年という数値、計算してみると-17乗くらいなので、光格子時計でちょうどいいくらいの目標だ(少なくとも地球上でメンテナンスした場合の精度に比べれば) */

 超コヒーレント光源に高性能なシンセサイザを積んで広い帯域をスイープできれば、運が良ければ太陽や内惑星の掩体観測もできるだろうけど、とはいえほとんど用途が無いから、緻密な時計を惑星間に飛ばすインセンティブは弱そう。かといって惑星探査ミッションに相乗りできるほど小型化するのは時間がかかるだろうしなぁ。探査機の軌道精度を考えると慣性飛行に近似できる短周期(数日前後?)の成分しか見えないだろうし。

 木星みたいな大質量天体に接近する軌道で光格子時計みたいな超高精度な時計を飛ばしたら理論物理側からすると面白そうな気はする。CsやRb、HM等の他のクロックもまとめて飛ばせればなお良し。けど、相乗りするには規模がデカすぎるし、単体で飛ばすには得られる物が……

 JUICEのバス機器(特に軌道決定用の無線機周り)ってどういう構成になってるんだろうか。最近の探査機ならVLBI用に広帯域化とか、高安定なクロックとか積んでそうだけど、とはいえ運用期間10年程度で木星まで行く探査機だから、なるべく冒険はしたくないし。


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