思い出したように
電子部品の値段のこととかいろいろ書いてみます
まず
基板をコストダウンするにはどうすればいいか
まぁ手っ取り早いのは安い部品を使うということですね
電子部品の値段というのは
規格だけではなく
入手ルートによっても大きく変わります
例えばPIC16F88というマイコン
かなりポピュラーでPIC16F84Aの次の次くらいに入門向けなんじゃないかと思います
んで このマイコン
RSで買うと430円です
しかし秋月で買うと200円です
いやー 急に必要になってRSで買ったときに驚きましたよ
倍以上違うんですもん
(RSは秋月より1日くらい早く届くので値段よりも時間の場合は使う時がある ま 在庫しとけって話なんだけど)
次は規格です
例えば抵抗
リード部品を使ったとします
リードの抵抗は秋月で100本入り100円で売ってるので
1本1円とします
んで 同じく秋月でチップ抵抗を買ったとします
2500個入で500円なので
1個あたり0.2円です
5分の1の値段です
ただ抵抗1種類変えて0.8円値下がりしたって誰も気にしないんだよなぁ…
ものすごい大量にプルアップするっていうシチュエーションなんて思いつかないし
チップ抵抗なんて使えるところは限られてますしね
でも 部品選択や店選択でだいぶ値段が変わります
あとは考え方によっても変わります
僕が去年行った某高専祭
ロボコンの展示があったので見て見ました
セラロックを丸ピンソケット経由で基板に取り付けていました
「なんで?」って聞いたら
「安い部品じゃないので少しでもコストダウンを」
って答えが帰って来ました
どうやら外して他のロボットでも使えるようにということらしいです
秋月だと20MHzのセラロックが40円です
丸ピンソケットは40ピンで150円です
なので3ピン使うセラロックなら12円くらいです
30円の部品を使いまわすために12円の部品を使う
すっごい無駄だと思いません?
それに僕の場合クロック周りは配線を1mmでも短くしようみたいな感じで実装してるのに
これは不安要素以外の何でもありません
しかもその基盤にはマイコンが数個しか乗ってないのにAサイズみたいな大きいプリント基板です(さすがにエッジングですけど)
僕は自分で基板を作らないので
銅板の値段は把握していませんが
さすがにあれはコスト意識のある選択だとは思えません
(大きい板を大量に買っちゃって余ってるから とかなら別だけど さすがにねぇ…)
なんだかんだ言ってるぼくもマイコン1個に電解コンデンサを3個みたいなことを平気でやるんですけどね
(マイナス20℃に10時間くらい放置しても動く必要があるので本来ならセラミックコンデンサとか使うべきですけど)
それでも
いくら予算がないからって必要な部分はケチらないようにしようぜ と
あとは
もっとコストダウンできるのにしないのはなんで?
とか
1円単位でコストダウンしたいなら
LEDを減らすとか
コネクタを変更するとか
いろいろやり方はあります
趣味で電子工作するならあまりコストのことは考えなくてもいいかもしれませんが
それでもチップ抵抗とか使うとリード部品よりも面白いし
多少は値段について考えてもいいと思いますよ
必要なところをケチって失敗するというのもいい経験かもしれませんが
(やらかすなら 失敗してもあまり痛くない所で ね)
0 件のコメント:
コメントを投稿