PC再起動したらドップラーキャンセラの周波数オフセットがかなり誤差出るようになった。PCの時計がズレたのが問題らしい。NICTのJST ClockでPC時計の誤差を確認できる。45秒弱ずれてた。そりゃドップラーシフトの補正もできないはずだよな。
SDR#のファイル名を使って受信開始時刻を決定しているので、時計誤差がモロに効いてくる。先にリファレンスと相関処理すれば時刻ズレを補正できるけど、ポイント数がアホみたいに多いので相関処理するだけでかなり時間がかかる。
PCベースの地上局でPCからレシーバーにドップラー補正値を送ってるようなところだと、時計の誤差は結構ハマりそうな気がするなぁ。最近のPCだとNTPが当たり前なので、低頻度で発症するとトラブルシュートに時間かかりそう。
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衛星のIQのCWをAFにシフトする機能を作ってみた。IFからドップラーシフトを補正してDCに移動し、LPFを通してからダウンサンプリングし、800HzシフトしてBPFに通す、という感じ。LPFは127タップだけど、250kSPSなので恐ろしく時間がかかる。実時間で処理できないあたり、処理方法に問題がありそうだ。
そもそもSNRがそれほど良くないので、音声にしてもあまり利点は無い。画像をペイントソフトで拡大してモールス読んだほうが楽。実時間でCWを聞いて文字起こしできる人なら音声化に意味はあるだろうけど、ドット・ダッシュを目で見てモールスツリーを探してる人間からすれば、音声化しても文字起こしが困難になるだけで利点がない。
音声化したものを聞いてみても、画像目視と認識性は大して変わらない気がする。画像ならゆっくり見れる分有利かな、とか、慣れれば音声のほうが低SNRでも認識しやすいかな、といった感じ。このあたりは音声化や画像化のパラメーター調整である程度変わってくるので、全体としてみればどっちもどっち、という感じか。
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今日、というか、もう日付変わって昨日だけど、本州の方は台風で、NEXUSの運用は行わずCWを出しっぱなしにしてたみたい。最近は画像のダウンリンクとかでFSKばっかりだったので、久しぶりにCWを取った気がする。LoS寸前の数秒だけFSKが終わってCW拾えた、みたいなのは時々あるけど。
本州以南だと台風の影響が大きそうだなー。北海道は台風はあんまりないけど、冬は雪がヤバそう。ひまわりの地上局のバックアップが北海道にあるけど、あれは静止衛星なのでディッシュを振り回さなくて良い分、雪とか凍結の影響は少なそう。とはいえ可動部がないだけマシという程度だろうし、雪対策とかどうやってるんだろうか。軸外しなら垂直に近いし家庭のパラボラと同じであんまり問題ないのかな?
衛星追尾の話でいうと、そういえばSLATSの追尾ってどうやってるのかなー、と思ったり。NECの資料読んでたら地上局は「高度400km以上の衛星を追尾できるよ」みたいな感じらしくて、400km未満は追尾できない、ということはないにしろ、高度が低い衛星は速度は早いし見かけ上の速さも早いし、首振り速度は結構必要な気がする。実際のところは計算したりしたわけじゃないのでわからないけど。
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衛星受信するのも飽きてきた。違う遊びを探さなきゃ……
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