2011年11月24日木曜日

ベストエフォート のお話

さっきのエントリでは通信速度だけを考えました
この場合回線速度は早ければ早いほど性能がいいというものすごい単純な考え方です
ただし国内の場合更に重要になる概念が存在します
それが「ベストエフォート」というものです
元々の意味は
「最大限努力した場合にたとえ失敗しても責任問題にはならない」
という感じです
例えとしてはマズイかもしれませんが
AEDを使った場合 もしその人が死亡してもAEDの使用者に責任を求めない
というものがあります
また米国人等に適用される法律で 善きサマリア人の法 というものがあります
これは
「災難に遭ったり急病になったりした人など(窮地の人)を救うために無償で善意の行動をとった場合、良識的かつ誠実にその人ができることをしたのなら、たとえ失敗してもその結果につき責任を問われない」(Wikipediaより)
というものです

つまり「最大限努力したならそれ以上求めない」みたいな
それがベストエフォートです
曰く ベストエフォートのお陰でインターネットは普及した
ということらしいのですが
これを悪用(?)しているのが日本の通信各社です

例えば 携帯端末の速度を見た場合注釈にこんなことが書いてあります
「最大通信速度はベストエフォート(規格上の最大速度)であり、実効速度として保証するものではありません」(EMOBILEより)
これをユーザー側から解釈するとこんな感じになります
「最大通信速度は仕様上のものであり実際にはもっと低い速度での提供となります」

僕は7.2MbpsのPocket WiFiを契約していますが 平均1Mbps前後です
契約の7分の1です
でもそういう契約です 30kbpsになる時もありますが それでも契約です
たとえ圏外になったとしてもそういう契約です

こういう「目に見えない制限」というのがあり
これは使ってみないとわかりません
そして「使ってみないとわからない」というのがキャリアにとって都合がよく
2年縛りとかで安く提供されると解約するにも相当の違約金が必要になります
となると「解約するのめんどくさいし」とかで結局2年間通信料を払い続けることになります

ケータイを契約する場合はそういうことも注意が必要です


やっぱ大手を選ぶのが賢いんじゃないでしょうか
少なくとも変な噂があればすぐ聞こえてきますし

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