2016年7月28日木曜日

M61バルカンの弾数

M61の弾数が知りたくなったのでちょっと調べてみた。数字はwikipediaから拾ってきた。

F-4 639
F-14 675
F-15 940
F-15E 450-512or510
F-16 511
F-22 480
F/A-18 570
F/A-18E 400
ファランクスBlk0 989
ファランクスBlk1 1550

F-15Eの弾数は、ja.wikipediaでは450-512と書いてあり、en.wikipediaでは510と書かれていた。まぁどっちにしろ500発前後くらい。
オマケでファランクスも。個人的にC-RAMの弾数が知りたかったけど、これはざっと調べた限りでは見つからなかった。

CIWSを除くと、F-15の弾数が飛び抜けて多い。F/A-18Eの倍以上ある。
時代としては機銃を廃して苦戦したF-4にM61を追加した直後あたりからF-15の開発が始まったこともあり、機銃を重視した設計が行われたんだと思う。
もっとも、その数年後から開発が始まったF-16は半分程度しか搭載していないため、M61熱もすぐ覚めたんだと思う。LWFという特性も有るんだろうけど。
F-15の20年ほど後に開発されたF-22でも500発弱程度と、F-16と同程度に収まっている。コイツは先制攻撃を主眼においているので、M61の優先度はそれほど高くないはずだが。
F-22から遅れること約10年程のF-35ではご存知の通り、A,B,Cの内B,Cは機銃を固定では搭載せず、機内に搭載するA型でも180発と大幅に減らされている(F-35の機銃についてはM61ではなく、口径も違うため表には掲載していない)。



ロボットアニメで武器をもたせるなら、僕としてはファランクスを強く推奨する。
主武装としては5インチ砲クラスが欲しいかもしれないが、少なくとも常設の副武装としてはファランクスは理想的だと思う。牽制にも使えるし、軽装甲目標なら高価な大口径を使うまでもなく破壊できる。それに敵にミサイルを撃たれても迎撃することができる。

主武装として5インチクラスを使うならMk45の改造になるのかな。海軍と共通になるので、揚陸艦から強襲するなら便利だと思う(機体を海軍所属にしないとダメなのが欠点か)。それに今なら5インチサイズの誘導弾もあるから、プログラムを書き換えればロボット側のレーダーから指令誘導が可能だろう。
陸軍と行動をともにするなら、155mm砲を使うのもありかもしれない。
そういえば、某アニメでは120mmを搭載しているらしい。これは現代の戦車砲互換なのかな。粘着榴弾とか使われるとロボット的には辛いかも。高機動が可能な相手にはAPFSDSのような高速弾が有効かもしれない。


ロボット同士が戦う場合、物理で殴るとか刃物で斬りつけるとかを除くと、ある程度離れた距離になるはず。だがその距離がどれくらいになるかは僕には想像できない。

ランダムに動きまわる相手に砲弾を命中させるなら500mくらいが限界かもしれない。それでも弾着まで0.5秒くらいあるから、人間の反応速度以上の時間が掛かるし、高周波レーダーや赤外線で相手をトラッキングしていれば砲弾の発射を検出して自動で回避するくらいは可能だろう。最終的にはAPFSDSを100m前後で撃ちあうようになるのかもしれない。
逆に、もっと遠くになる可能性もある。127mmや155mmの砲であれば射程はかなりの距離になるし、ロケットアシストや誘導を行えば更に伸ばすことが可能。ここまで離れるとレーダーやIRで発射を検知するのは大変だろうから、稜線に隠れて山の向こうの相手に静かに撃ちこむことは可能かもしれない。もし可能だったとしても前述のCIWSを超えなければいけないから、相手1機に対して4機程度でMRSIを行う必要があるだろうが。

もしもロボットが出てきた場合、それに対抗できるのはB52のような大型航空機になる可能性もある。B52にファランクスを搭載し、対空ミサイルや砲弾を迎撃しつつ爆撃を行ったりという方法。もしも大国同士でなりふり構わず戦争になればこのような戦い方があるかも。そうなると航空優勢を確保したほうが有利になり、結局現代戦の拡大になってしまうのかもしれない。

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