2017年5月31日水曜日

妄想:作戦シミュレーションゲームとか


 今のところ使えそうな技術
 1) VR
 2) 音声認識サーバー
 3) 手のトラッキング

 1は導入コストの問題を除けば実現済み。2ももう少しすればAmazonやGoogleのが使いやすくなる? 3はKinectだったり、Webカメラでボーン検出だったり、いろいろ手段はある。

 軍の指揮センターで作戦の指示をする、というゲームを作るとして、VRを覗き込むと周辺に24インチくらいの液晶が4枚くらい並んでいる。手のジェスチャを使えば情報を切り替えることができて、ジェスチャに応じて実働部隊に音声認識経由で指示を出したり、部下に報告させることができる。もちろんジェスチャによる操作で液晶の表示情報を変更できる。
 ちょっとSFっぽい映画に出てくる軍の指揮センターってこんな感じだと思う。ヘッドセットで指示を出しながら、指のジェスチャで液晶の表示を変更する。
 そういうゲームは実際に作れちゃいそうだ。

 VRを使わなくても、PCゲームなら画面に情報を表示して、ジェスチャなりマウスなりで情報を切り替え、ヘッドセットで指示を出す、といったこともできる。
 だた、VRであれば壁に設置された大型のスクリーンに情報を写したり、といったことがし易いかな。


 べつに作戦指揮センターに限定せずに、船の艦長になってみたり、戦車の車長になってみたり、いろいろ応用はできそう。
 少なくとも、自分は周辺情報の入力と処理に専念して、出力は配下に任せる、というチームであればVRや音声認識でゲーム化できそうだ。
 逆に、歩兵の分隊とかだと指揮官が実際に歩いたり銃を撃ったりするから、椅子に座ってVR、というわけにはいかなくなる。どこまで厳密に再現したいか、にもよるだろうが。


 でも、フューリー(戦車映画)のようなゲームを作ってしまうと、「撃て!」とか大声で言うだろうから、住宅事情の問題はどうにかしないとねぇ。

***

 VRで遊ぶにはGeForceとか高性能なグラフィックボードが必要になるんだろうけど、将来の軍では歩兵がGeForceを背負って歩き回ったりするんだろうなぁ、とか妄想したり。
 ステルス機を探知するようなレーダーは情報量が多いから、並列処理で演算をやりたくて、それならGPUが活用されるはず。民生品がそこまで重要な部分で使われるかという疑問はあるが。車載型はFPGAの並列処理を複数個、歩兵数人で移動するタイプはGPUとラップトップ、みたいな使い分けになっていくのかな。
 対ステルスレーダーだと送信のアンテナと受信のアンテナは別に置いたりするから、受信側はある程度高感度の受信機と高速な演算装置があれば可搬型にできそう。
 受信したデータ(数十-数百MB/s程度?)をリアルタイムでデータセンターに送って、そっちで解析という手も可能だろうが、いろいろな問題が思いつくので、RAWデータを送って解析といったことにはならないはず。
 あとはGPUの膨大な消費電力をどこから取り出すか、という問題があるけど、小型の発電機があればそれで足りるだろうし。

 ゲーマーはVR用のグラボを背負って歩き回り、歩兵は情報処理用のグラボを背負って歩き回る、みたいな未来。

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