ZEROPLUSのSDカードアダプタを買ってみた。今回買ったのはSDカード用とmicroSDカード用の2種類。
ZEROPLUS SDカードアダプタ - ネット販売
ZEROPLUS マイクロSDカードアダプタ - ネット販売
ZEROPLUSは言わずと知れたロジックアナライザのメーカー。
近年ではいくつかのロジックアナライザがホビー向けとして投入されているが、やはりZEROPLUSは一日の長があると思う。特に最近では各種プロトコルすべてが無料公開されており、デジタルバスを見るには必需品と化している。
話を戻して。
SDカードアダプタというのは商品画像を見ればわかると思うが、SDカードソケットとSDカードの間にピンヘッダを生やすための基板。
基板の途中にピンをはんだ付けしてもいいが、ちょっと気軽じゃない。あらかじめロジックアナライザ用のピンヘッダを用意しておくのも手だが、後からは使わないのは確実だし、何より面積取って邪魔。
その点、カードアダプタを使えば気軽にロジックアナライザを挿入することができる。
microSDカードアダプタの方は、商品説明に挿入しづらいと書いてあるが、僕が買ったものは基板がt0.7mmくらいと、microSDカードとほぼ同程度の厚さになっており、特に挿抜で引っかかるということは感じなかった。
SDカードアダプタは8bitアクセス対応で、ちゃんと等長配線されている。microSDカードアダプタの方は大きさが小さいせいか、パターンは直線で構成されていた。その代わりmicroSDの方はダンピング抵抗が実装されている。SDカードの方はパターンは有るが、抵抗は未実装。ソルダブリッジすらないので、ダンピング抵抗とは全く別の用途なのかも。あとSDカードの方はパスコンや電源ランプがついている。
カードアダプタのデメリットとして、単体ではCDやWPを監視できないという点が有る。WPは正直どうでもいいが、CDはカード挿入を検出して自動的に初期化するようなコードを作る場合に、タイミングを予想するのが難しいかも。
逆に、アダプタのVDDをロジアナで監視し、SDカードに給電されてからどれくらいの時間で初期化が始まるか、といったことは見れるかも。
それにしても、マイコンから15cmでSDカードソケット基板へ、そこからアダプタで延長し、さらに15cmのワイヤを通ってロジアナへ。ノイズ対策もへったくれもないな。まぁ現在のところSPIは328kbpsくらいの速度なので気にするまでもないという感じだけど。
気軽にSDカードのロジックを覗けるようになると、FATアクセス全体を見たくなってくる。でもメモリ128kモデルを持ってしても全くメモリが足りない。この上となると、最上位の32ch2Mモデルになるのか。お値段20万円。ZEROPLUSの計略恐るべし。
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