確かに、Flight II以前のStrikedownクレーン搭載艦では突起があるし、Flight IIA以降のStrikedownクレーン非搭載艦では突起が見られない。
フライトI相当の海上自衛隊護衛艦きりしまのVLS付近
フライトIIA相当の海上自衛隊護衛艦あたごのVLS付近
どういうときに使う部品かというと、水平状態に置いてあるセルを、クレーンで垂直に立ち上げる際に、支点となる部品らしい。これがあることにより、立ち上げ時の不安定なときにも不用意に動く危険が減らせる。
同様のモノは地上でVLSの装填を行う際にも使われる。

地上だと置くだけなので大きめの部品。セルを置いておく台も兼ねてそう。
一方、艦載型は固定して使えるので、もう少し小型になってる(wikimediaで画像が見つからなかった/下記リンク参照)。
Strikedown craneはこういうもの。


ミサイルは水平の状態で移動する。

装填するときは、もちろん垂直。

艦載のモジュールの写真は以下リンクで。
Technical Discussions On International Military Equipments Doctrines Tactics Etc - Foreign Affairs (192) - Nigeria
右下の茶色い服の人の肩の高さにある。
VLS8セルの中央付近に支点があるので、設置する側と位置を移動することにより、8セルのどの位置にでも挿入することができる。
画像右下にも別の部品があり、この2個1組で水平に置いたセルを支えて置くらしい。
Stikedown craneが入っているセルにも固定用の金具がついているので、クレーン周辺の5セルにも挿入可能。

蛇足だが、こういう釣り上げるときの支点を使う方法は、長物を扱うときは共通らしい。これは原子力巡航ミサイル潜水艦に搭載するトマホークミサイルの例。

旧来、潜水艦からトマホークミサイルを発射する場合は、魚雷発射管から水平に発射されていたが、巡航ミサイル潜水艦では垂直に発射することになる。そのため、装填も垂直に行うことになる。
大きさは違うが、シースパローミサイルだともうちょっと簡単な装填方法になる。

シースパローは重量230kg程度と、かなりの重さではあるが、軍人数人程度がいれば人力で移動することができる重量となる。航空母艦なら重量のある物を移動するためのドーリーもあるだろうから、複雑な機械等はなるべく使わずに装填できるように設計されている。
シースパローの発射機はそれなりの高さにあるので、人間が持ち上げるのはかなり大変。ということで、ランチャーの後ろにレールを追加し、ランチャーが仰角をとるとレールが俯角をとり、レール後端が下がって、甲板に置いたミサイルに近くなる、というわけ。
***
ちょっと気になって調べてただけだけど、かなり時間がかかってしまった。これでも文字列検索ができるオンラインだからこの時間で済んだわけで、20年くらい前の紙ベースの資料を漁ることになったら、いったいどれだけの時間がかかることか。でもまぁ誰か詳しい人に聞いたらこんなこと一瞬で教えてくれるんだろうなぁ。
そしてこの知識が役に立つときは来るのだろうか。「VLSのハッチの横にある突起って何なの?」とか聞かれるシチュエーションが想像できない。
ま、知識なんて自己満足なんだから、知りたいことを調べればそれで十分なのだ。
Wikimedia、意外と色々と画像があるけど、検索性が悪い。Wikiでタグ付けできるようになってたり、機械学習で関連するタグも検索してきたり、できれば便利なんだけど。
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