2017年12月10日日曜日

メモ:SketchUpで面が切断される




 SketchUpを使っていると、上の画像のように、物が切断されて表示されてしまうことがある(時空が乱れた感じ)。
 根本的な解決方法は見つけていないが、とりあえず、ツールバーのカメラ→視野を選択し、視野角を狭くすれば多少改善する。
 ただしこの方法では遠近感が変化してしまうので、イメージ図を作ったりといった場合は、適切な視野角に戻すこと。


 根本的な原因は、3Dグラフィックでは、"最短撮影距離"と"最遠撮影距離"というものがある(名前は間違えてるかも)。最短撮影距離はカメラのレンズにもあるが、それとは全く別の問題。
 コンピューターグラフィックスでは、あまりに遠い物体は「遠すぎて見えないはずだ」という仮定に基づいて、描画処理を省略する。見えないものの色や影を計算したところでリソースの無駄だからね。
 同時に、あまりに近すぎる物体も、画面に表示しきれないし、ポリゴンの粗さが目立ったり、いろいろな理由により、描画を省略する。

 SketchUpの場合、最短撮影距離が長すぎるので、視点で物体に近づくと、物体の描画が省略されてしまう。視野角を変更すると、同じ範囲を描画するのでも、カメラの位置が変わり、視野角を狭くすれば、カメラを遠くに配置する必要があるから、最短撮影距離を相対的に縮めることができる。

 あまりにも視野角を小さくすると、パースペクティブが無くなり、平行投影に近づいていく。とりあえず、18度とか15度くらいがいいかな、という感じ。
 裏技?として、視野角を170とかにすれば、魚眼レンズで撮影したような感じになる。もちろん、時空の乱れはより悪化するが。

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