2018年9月8日土曜日

生存報告

 まぁ報告が必要なほど揺れた地域でもないんですが、それはそれということで。

 無事、昨夜電気が復旧しました。
 地震の直接的な被害はなかったようです。正確に言うと、立て付けの悪い低い本棚から本が落ちたらしいという話を聞きましたが、まぁアレは風が吹いても落ちそうな感じなので、実質被害は皆無でしょう。
 この地域は上水は大丈夫でした。町中では下水のポンプが動かないので、排水が必要な事は自粛するように、と町のHPに書いてありました(ような気がします)。家は浄化槽なので、特に気にせずトイレとか使ってましたが。

 停電が復旧したのが昨夜10前後だと思いますが、停電になったのが前日の3時半頃とかだったと思いますが、およそ30時間位停電していたみたいです。冷凍庫の中身は全滅なので、間接的な被害と言えば被害かな。停電した日の朝からアイスとか食べまくってたのでお腹がフカ次郎ってました。
 少し前に超音波の実験で保冷剤をいくつか買い足していましたが、そのおかげか、比較的長く保冷できていたようです。少なくとも24時間程度は大丈夫だった気がします。冷凍庫に鉄の固まりとか、熱容量の大きなものを入れておくのは停電対策としては有効かもしれません。

 携帯電話やモバイルルータはUSBから充電できるので、携帯でワンセグを見つつ、モバイルルータとipadで簡単にfacebookで様子見したり、くらいはできました。ただ、いつ復旧するかわからず(特に「1週間程度はかかる」との話も有ったため)、できるだけ長持ちさせようと、能動的に情報を取りに行ったりはしませんでした。災害が有るとネットニュースサイトはこぞって豆知識みたいなのを書きますが、被災した方からすると全然役に立たないですね。あとちゃんとしたニュースサイトでも、毒にも薬にもならないような記事を置いてたりします。毒にならないならまぁほっときゃいいわけですが、薬にもならないので貴重な電源リソースが失われていきます。
 モバイルルータは月々の帯域制限が厳しいので細々と使っていましたが、9月中の帯域制限は行わないという方針になったそうです。ただそれも地域が明記されてないので、自分が対象なのかはわかりません。AC100Vが復旧してしまえばバッテリー非内蔵のWiMAX2端末で無制限に使えるので、しばらくは気にしなくても良さそうです。計画停電の話もありますが、数時間くらいならネットがなくてもどうにかなるでしょうし。
 普段、最近は音楽ストリーミングで音楽を聞いていたので、停電になるとネットが使えない+スマートスピーカーが使えない、あとipad等も温存するために使わない、で、かなり静かでした。PCの音や扇風機の音もないので、かなりひっそりとしてます。ま、周りの農家は停電とか気にせず農作業機械を使ってるので、そういう音はありますが。


 このあたり、というか、周辺市町村は街灯が多く、普段は星空の撮影には不適な地域です。が、あたり一面停電だったので、ちょろっと星空を撮ってみました。




 北から南西にかけて特に光害がひどく、普段は長時間露光は不可能です。せっかくなので、その方向の北斗七星とか。あと、地平線近くの天の川も停電でもしない限り撮れないですね。天の川の方向は雲がかかっていますが、これはこれで僕の好みです。

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 正月頃に"赤いオーロラの街で"という小説を読んでいました。
 小説の中ではGPSの影響が過大に書かれてた印象が有ったのですが、それ以外はかなりリアルです。今回の停電でニュースになった数々の話が結構そのまま出てきています。

 家の周りは地震の影響はなく「ただの停電」だったわけですが、ただの停電でもボイラーやストーブは使えなくなるわけで、水道や燃料が問題なくても、暖を取ったり風呂に入ったり、ということができません。これが冬だったらかなり恐ろしい事態になってるはずです。現代社会(に使われる機器)は電気に依存してるんだなぁと実感。ストーブのような石油を燃やすモノでも、セーフティーは電気で動いてるので、電気が止まると使えません。ほかにもいろいろ。


 あと、あまりにもやることがなくて、"CPUの創り方"を最初から読み直してしまいました。これ読むのいつ以来だろうか。最初に読んだときはほとんど理解できませんでしたが、今読み直すと、理解できたとは言えないものの、結構スルスルと読めます。かなり分厚いので躊躇していましたが、ある程度基礎がわかっていれば簡単に読めます。ロジックICってほとんど使ったこと無いんですが、こういうのも作ってみると面白そうです。


 ということで、生存報告というにはダラダラと書きすぎな感もありますが、生存報告でした。

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