2019年10月11日金曜日
メモ:DCS F-16でよく使うスイッチ
## スティック(操縦桿)
* ミサイルステップボタン(押しボタン)
頻繁に使うわけではないが、あると便利(無くても問題なさそう)。
地上ではノーズの操舵のON/OFFが切り替わる。
上空では使用する兵装(ハードポイント)を選択するのに使う。兵種(AIM-9とAIM-120、みたいな)切り替えはできない。
* トリムボタン(十字キー)
兵装を使ったり、最初からアンバランスだったりした場合に、左右のバランスを取るのに使う。前後方向はあまり使わないかな。
* 表示切替スイッチ(十字キー)
上を押すとHUDを選択する。押すごとにHMCSの表示のON/OFFが切り替わる。
下を押すとMFDを選択する。押すごとに左右が交互に選択される。
右を押すと右MFDのタブが切り替わる。左から右に順に選択され、右端の次は左端。
左を押すと左MFDのタブが切り替わる。右から左に順に選択される。
* 目標指示スイッチ(十字キー)
上を押すとレーダー/ターゲティングポッドで目標をロックする。
他の方向は、機能ごとに異なる。例えばレーダーの場合は下を押すとロックを外す。AAQの場合は上を押すごとに追尾モードが変わり、下を押すと正面を向き、左を押すと表示モードが変わる。表示モードは、TVで可視光、WHOTとBHOTで熱赤外線。追尾モードはAREAならその位置を追尾、POINTなら明るい点(IRなら高温の目標)、といった感じ。
* トリガー
2段階に動作し、1段目でレーザー照射、2段目で機銃発射を行う。
レーザーは左コンソールのレーザースイッチがARMになっている場合にのみ照射される。
機銃は、機銃を使えるモードに入った場合のみ(ドッグファイトモードやA-GでGUNを選択した場合など)。
1段目のみ設定した場合は機銃発射が行えず、2段目のみ設定した場合はレーザー照射が行えない。DCSデフォルトだと2段目はスペースキーに割り当てられており、機銃を使う機会はあまり多くないので、対地攻撃メインで遊ぶならレーザーを割り当て、対空近接戦メインで遊ぶなら機銃を割り当てる、みたいな感じか。
* 兵装発射・投下ボタン(押しボタン)
まぁ、読んで字のごとく。
機銃縛りのドッグファイトだけで遊ぶならともかく、普通は必要。
F-15Cだと長押しで発射されるけど、F-16Cは短押しで発射される。
## スロットル
* マニュアル測距(ダイヤル)
ターゲティングポッドのズームを調整する。
WIDE/ZOOMの2段階だとかなり使いづらい。ダイヤルでズームできたほうが便利。
* 赤外線ミサイルアンケージ(押しボタン)
実機だとマニュアル測距のダイヤルにボタンが付いている。
AIM-9XをBOREで照準する場合など、HMCSで目標を狙ってからアンケージを行ってロックする。
* ドッグファイト/ミサイルオーバーライド・スイッチ(3ポジションスライドスイッチ)
左にスライドするとWVR(視程内)戦闘、右にスライドするとBVR(視程外)戦闘、中央ではマスターモードに従う。
WVRではAIM-9Xが選択され、また機銃を使用できる。BVRではAIM-120が選択される。
* スピードブレーキ・スイッチ(3ポジションスライドスイッチ)
後方でエアブレーキを開き、前方でエアブレーキを閉じ、中央では開度を保持する。
実機では、後方は離すと中央にリターンし、前方は離すとスイッチ位置を保持する(指で中央に戻せばその位置で開度を固定できる)。これは、ゴーアラウンド等でエアブレーキを閉じる際に、一挙動でブレーキを閉じるため(前方からもリターンする場合、ブレーキが閉じきるまで他の操作が行いづらくなるので)。
DCSでもこのような挙動が再現されているが、FwdはSpecialにキーを割り当てれば押しているだけブレーキを閉じることができる(一挙動での閉じはできないが)。
* レーダー・カーソル操作スイッチ(十字キー)
レーダーのカーソルやターゲティングポッドの視界を操作する。操作する画面は表示切替スイッチで選択する。
## その他
* ICP
テンキーやマスターモードや、様々な機能の入力パネルとして使う。
LatLngを入力したり、ILSを設定したり、ちょっと真面目に機能を使おうとすると必須。
* MFD
MFD外周のスイッチで操作する機能が結構多いので、あったほうが便利。
基本的に飛行前に設定してしまえば大抵は済むが、兵装選択等、ないと困る機能も多い。
***
ここで紹介していないのは、スティックの自己防御装置スイッチ、視野角変更スイッチ、パドル・スイッチ、スロットルの通信選択スイッチ、アンテナ高さ調整、という感じか。
DCS F-16でフルに遊ぼうとすると、本物のF-16と同じ操作系が必要になる。
ICPやMFDはマウスでも操作できるが、基本的にマウスは右手で操作する人が多いだろうから、スティックから手を離さないと操作できないデメリットが有る。物理的にICPやMFDの入力があると、かなり便利。
***
確認のためにDCSで遊んでみて気がついたけど、オーバーライドでマスターモードを選択するとAAQは格納位置に入るけど、ドッグファイトやミサイルを選択すると、MFDにTGPを選択していなくてもAAQが出てくる。
***
おまけ
「F-16にAIM-9X載せておけば、飛んでなくてもHMCSで照準して基地防空できるぜ!」とのこと。
さすがに実機だと姿勢変更する前に地面に落ちてる気もするんだけど、TVCで無理やり姿勢変えれば浮けるのかなぁ。
サムネはAIM-9MとASRAAMっぽいし、拾い物画像かな? 画像検索すると「mitsubishi f-2」とサジェストするGoogleさんマジポンコツ。
でもF-16とASRAAMを両方運用してる国ってないよね。UAEは両方持ってるっぽいけど、英語版ウィキペのASRAAMのページだとUAEがオペレーターに含まれてないし、そもそもUAEのF-16はCFT装備だから違うし。
テールナンバー540は、A型が米国の1機、ベルギーの1機、C型がエジプトの1機、米国の2機、D型がギリシャの1機。
内、米軍の1機はサウスカロライナ州ショー空軍基地所属で、two-letter base codeはSWであり、画像のSW540と一致する。F-16C blk 50で、フルシリアルは#93-0540(会計年度1993年に発注された機体)。
この機体、撮影時期によってバードスライサー(キャノピー前部にある5枚のIFFアンテナ)の有無が異なるので、後から追加されたものと思われる。この機体は1995年頃に納入された機体だが、2006年頃の写真にはすでにバードスライサーがついているから、サムネイルの写真はそれ以前に撮影されているはず。
1995年前後数年間で、エグリン空軍基地所属のいくつかのF-16がASRAAMの試験に参加していたみたい。ショー空軍基地の機体が参加していたかは不明だけど。
95年前後に試験をしていたなら、バードスライサーがつく以前の機体なのは辻褄が合うけど、写真写りから考えるとちゃんとした撮影機材で撮ってるんだろうなぁ。その当時じゃ今ほど簡単に写真を撮れた時代じゃないだろうから、ちゃんとした写真を撮るのは大変なはずなんだが。
あるいは、そもそもASRAAMではなく、AAM-3改造ポッドみたいな、AIM-9の形状をした偵察ポッド、という可能性もあるけど。もっとも、形状を模したポッドは「空力特性が同じなら空力関係の試験はしなくていいよね」というのが利点なのであって、フィンを外すとその前提が崩れるから、形を模すならフィンもつけるはず。AIM-9はXにしろそれ以前にしろ前後に大きなフィンが付いてるから、あればちゃんと映るはず。
まぁ、AIM-120のイナートとか、フィンつけずに飛ばしてる動画とかもあるので、フィン無しでも問題ないのかもしれないけど。
// 米ウィキペディアさん、海軍機と海兵隊機のテールコードの一覧はあるのに、空軍機のテールコード一覧が無い件。
/* 今回はチャチャッとキーの紹介だけして終わるだけの予定だったのに、オマケでyoutube動画貼ったばっかりに書くのに異常に時間かかったなぁ。これ以上情報収集続けると泥沼っぽいので終了するけど、表面的な情報を探すだけでもこれだけ苦労するんだから、情報戦って大変。。。 */
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