秋というか、もう冬だけど。
「ビデオ信号の基礎とその操作法―コンポジット信号からハイビジョン&ディジタル放送技術まで」という本、届いたのでペラペラ読んでる。理解しようと思わずに眺める程度ならサクサク読める(そりゃそーだ)。
前半にテレビの歴史やNTSCの話、続いてアナログハイビジョンとか。いまそのあたりを読んでる。デジタル化くらいの話題まではカバーしてるっぽい。
レビューにある通り、説明のない図がいきなり出てきたりする。
いくつかの回路図例とかも乗ってる。NTSC受信するのって大変なんだなぁ。
さすがに2000年代に入ってからの本なので、真空管とかは全く出てこない。ディスクリートを使おうという努力はあるけど、大部分はICでブラックボックス化されてる。
そーいえば、押し入れの奥底からJPEGカメラ(NTSC出力付き)が出てきた。が、変換コネクタが見当たらない。基板に直接はんだ付けすれば出せるけど、なんだかなぁ。
NTSCデコードはちょっと中断中。
3Dプリンタで小さい機構作って遊んでる。NTSCでやりたかったやつと完全に無関係ではないのだけどね。メインの構造は水ぶち撒けるので今の時期は実験できない。ので、サブシステム(NTSCレコーダや周辺の機構)で遊んでる、というわけ。
概念実証に造形した部品、単体ではソコソコ小規模にまとまってるけど、最終的には複数個必要になるし、場所の取り合いになるんだろうなぁ。電気はワイヤハーネス作り直せばある程度自由に配置できるけど、機械的な結合は簡単に変更できないから大変。概念実証用に設計して動いても、実際に使う用の部品は最初から作り直さなきゃいけない。そりゃByWire化進むよな、という感じ。
単体を指で動かすくらいならちゃんと動いてるけど、いくつか足りない部品があるので届くの待ち。「納期6ヶ月」とかよりはマシだけど、それにしたって1週間くらいはかかるから、あまり作業進まない。
似たような構造、キューブサットとか缶サットだとニクロム線でテグス焼き切る、みたいなやつがよく使われてる。キューブサットの場合、外部に露出した場所で使うならモーレツな紫外線が浴びせられるので、電気的に動作しなくてもしばらくすれば勝手に切れる、という狙いもある。
ただ、缶サットに使おうとすると、テスト時とミッション時では気温や気流の影響で動作が変わったりするので信頼性が微妙、らしい(缶サットは高校生が全力疾走するのに近い速度で落ちてくる。屋内で静止した状態で動いても実際には……)。
あと、テグスは毎回結び直す必要があるし、張力の変化やニクロム線との接触の変化といった部分で特に信頼性が低下しやすい気がする。本物の衛星でも火工品(ワンショット品)を使うと実物での試験ができないので大変、みたいな噂も。
「分離ボルトを起爆すれば確実に分離できる。なら試験をする意味はない? いやいや、ちゃんと点火できるか試験しないと。いやいや、試験したボルトは再使用できないよ? 別のボルトに試験結果反映していいの?」
ロット受入試験とかでガンガン起爆するからそいつらの値段が積み重なって……(ワンショットが高い理由はそれだけじゃないけど)
ただ、ニクロム線とかの「ワンショット品」は、構造がシンプルだし、寸法も非常に小さいから、場所の取り合いとかになると強いんだよなぁ。体積比で2-3桁小さくできるんじゃないだろうか。
とりあえず、今作ってるやつは、チャチャッと作った割にはちゃんと動いてるので、もうちょっと煮詰めてみよう。煮詰めても焦げるだけかもしれないけど。まぁ、極論すればグラファイトシートだって焦がして作ってるんだから、焦げたら焦げたでなにかに使えるはず。。。
あれ、読書の話あんまりしてないな……
ま、いつものことか。
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