2019年11月6日水曜日

YIQ/YUV

 YIQとYUVの画像を張り合わせてみた。角度だけ合わせて大きさは合わせてないので参考程度に。



 後ろにUV平面、手前にIQ平面。あとベクトルスコープのスクリーンも。
 この図でわかるように、+V軸方向でRが強くなり、+U方向で青が強くなる。輝度が同じならRGが増えるほどGが減るので、緑は右上ほど暗くなる。

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 いろいろやってみて、結局YIQでデコードする処理に戻ってる。









 なんとなくうまく動いてるけど、I軸の符号が逆な気がする。でも逆にするとうまく動かない。あと75%白が明るすぎる。

 IQを絞るとコンステレーションが小さくなる。ただ、そうすると元のカラーバー画像にかなり近くなる。コンステレーションは全体のゲインで大きさが決まるので、計器側の校正の問題なのかもしれない。







 あと、白レベルがIRE110くらい有るのが謎い。Xbox360側の調整で輝度上がってるのかな? ゲームを最初に起動したときに「左のアイコンが見えて右が見えないように明るさを調整してください」みたいなやつで調整してるのかも。
 Y100%だとIRE110がサチるので、Y90%くらいにすれば、白がサチらないギリギリくらいになる。ただ、そうすると白75%が66%くらいに落ちてしまう。たぶん白がサチって灰75%が正しい値になる、Y100%が正しい設定だと思う。

 調整箇所が多すぎて大変。特にパラメーターをハードコードしているので、出てきた画像を見ながらダイヤルで調整、みたいなことができない。
 いろいろ調整していると、前にうまく行ったときの設定が思い出せなくなる。これが「Never Twice Same Color」とか言われる所以かな、とか思ったり。デジタルデータをオールソフトで処理してるので設定が同じなら色も同じになるのが救いか。。。


 本棚を探してみても、NTSCに関係しそうな資料が一切見当たらない。amazonでテキトーな本1冊買ったほうがいいような気がする。

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追記
 ローカルでカラーバーっぽい映像信号を生成してみた。









 ベクトルスコープはWikipediaのスクリーンを重ねてる。自分で設定したやつと全然場所違った。ベクトルスコープの包絡域どうやって決めてるんだ……
 カラー画像は、特にシアンが非常に明るく出てる。Wの75%以外は大概高く出てる。コンステは大体いい感じなのであとはRGB化以降に問題があるんだろう。。。
 -4IREと0IREはシームレスで0IREと+4IREの間にはエッジがあるので、黒レベルの処理は正しそう。+75IREはちゃんと輝度75%なので、Y単体の処理は問題ないはず。


 ついでなので、同じようにXboxで表示したときの実測も。





 元画像では、黒は6%くらい、W75%は70%くらい、W100%は92%くらいに設定されている。-4IREが一番低いが、これが2%くらいに設定されてる。
 Xbox360は-10IREから+110IREくらいまでを使って表現しているのかも。
 コンステの星の位置はかなり正しいので、YC分離とIQ復調まではおおよそ正しく計算できていると思う。バーストサイクルは本来は100%にスターが出るはずだけど、ちょっと低い場所に出てる。とはいえ、これを100%に動かすとコンステ全体が下がってしまう。

 とりあえず、YIQ→RGBのあたりが要チェックという感じだなー。

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