
2015年3月に打ち上げられたABS-3とEutelsat 115 West Bのデュアルロンチが、商業衛星としては初の全電化衛星。このあたりまで遡れば、電化衛星の一覧としては十分。とはいえ、それ以前にも2液と電気の組み合わせでの静止化と思われるプロファイルはあるしなぁ。アメリカの衛星ならWikipediaとか解説サイトを機械翻訳すれば大抵の情報は出てくるけど、中国とかロシアはチャチャッとググった程度だとあんまり情報が出てこなくてつらみ。
離心率の変化がステップ的なら2液OME、連続的なら電気推進、という感じで認識してるけど、例えばOMEが不調でスラスタを使って軌道遷移、みたいな場合はどういう感じになるんだろうか。
基本的にOMEで静止化する想定の場合、遠地点3.6万kmのGTOに乗せるはずだから、遠地点が3.6万kmで安定して近地点だけ上げていくなら1液推進、遠地点を上げながら平均運動を1にして離心率を収束させるなら電気推進、みたいな感じ?
AEHF-1がOME系トラブルで、電気推進で静止化したらしいんだけど、初期のTLEが出てこないんだよな。15年以降しか無い。
アメリカのロケットの発射一覧はロケットごとにウィキペにあるから、その中からGTOのリストを探して、更にその中からOMEが不調だった衛星を探して、更にその中から初期のTLEが記録されているものを探す、とかやれば、出てくるか。地獄か。。。
以前に書いたEUTELSAT 7Cのデュアルロンチが、Apg3.6万kmからの電気推進での静止化の典型例だと思う。
AEHF-5がちょっと謎い。遠地点3.6万km、近地点はかなり低いところから、2.5万kmくらいまで持ち上げて、その後ゆっくりと近地点を上げながら、途中で遠地点を若干下げている。
あるいは、SaudiGeoSat-1/HellasSat-4も、遠地点3.6万kmで、近地点を少しずつ持ち上げる運用を行っている。
***
PDF資料を読んでると、衛星やロケットの細かい仕様が書いてあることがよくある。リンク集では資料ごとに内容を書いていたけど、衛星ごと、ロケットごとに数値等を箇条書きにしたほうが見やすい気がする。
衛星システム図のページは衛星ごと、ロケットごとに資料を分けてあるけど、細かい数字を拾ったりはしていない。
そういうのを一覧にして見やすくする、なにかいい方法ないかなー。
適当なGitホストにディレクトリ作って、衛星・ロケット毎にmdファイル作ってやろうか、とも思ったり。編集面倒になってすぐエタりそうだけど。
衛星の打上年月日、衛星バス、打上ビークル、みたいなののデータベースを作ろうとすると、JSONとかを使うはず。ただ、そうなると衛星ごとのmdとの連携が面倒くさそう。
0 件のコメント:
コメントを投稿